不二子からの依頼、いつもと変わらないやり取りのはずだった。。。 銭形警部の大捜査網をくぐり抜け、永遠の命が与えられるという伝説の「賢者の石」をエジプトのピラミッドから盗み出したルパン三世。だが、不二子はルパンから賢者の石を騙し取り、ある依頼人のもとに去ってしまう。 依頼人の名前は“マモー”。 マモーは1万年もの間、「神の実験」と称してクローン技術を駆使し自身のクローンを作り続けてきた複製人間だった。 自らを「神」と名乗るマモーは、ルパンに不老不死の話を持ちかけるがルパンは相手にしなかった。 自分の崇高な理想を理解しないルパンに怒ったマモーは、再びルパンたちの前に現れ、人知を超えた能力で不二子を連れ去ってしまう。圧倒的な力の前に戦意を失くしてしまった次元の制止を振り切り、単身マモーの元へ向かうルパン。 すべての謎の答え、そして「賢者の石」を使って行おうとするマモーの野望が明らかになったとき、ルパンとマモーの決戦の火ぶたは切られるのだった。 ルパンVSマモー 世界史を塗り替えるのは、どっちだ!?
人口三千五百人、世界一小さなカリオストロ公国の田舎道をボロ車でドライブしていたルパンと次元はクラリスという美女を助けた。彼女はカリオストロ公国・大公家に残された最後の娘で、カリオストロ伯爵は彼女を強制的に妻に迎え、公国の権力をひとり占めにしようと狙っていた。ルパンに助けられたクラリスは再び捕えられてしまう。ルパンは、召使いとして城内に忍び込んでいた不二子の手引きで、彼女の閉じこめられている塔に潜入、彼女を連れて逃げ出そうとすると、床が開いて地下室へ落下。不二子が裏切ったのだ。排水口から脱走するが、辿りついたところは、地下の造幣工場。金を必要としている世界の権力者のためのニセ札の製造だ。これが四百年もの間、カリオストロ公国が大国から侵略も受けずに存続していた秘密だった。ルパンは火を放ち、城は火の海となった。しかし、一旦は奪還したクラリスがまたして、捕まってしまい、カリオストロと彼女の結婚式が行なわれようとしていた。伯爵の企みは成功するかに見えたが、大司教になりすましたルパンが登場、伯爵の謀略は失敗に終るのだった。
「ブレッソン・ダイアリーを戴きに参上します ルパン三世」 その謎を解き明かしたものは莫大な財宝を手にするとされ、かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗むことに失敗したといわれている秘宝・ブレッソン・ダイアリー。 そんな伝説のターゲットを狙うルパンは考古学を愛する少女レティシアと出会い、2人で協力して謎を解くことに。しかし、ブレッソン・ダイアリーを狙う秘密組織の研究者ランベールと、組織を操る謎の男ゲラルトが2人の前に立ちはだかる・・・。 ブレッソン・ダイアリーに隠された驚愕の真実とは一体!? 天下の大泥棒による史上最大のお宝争奪戦が幕を開ける!! ©モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会
寂れた町。虫歯が疼く次元はたまらず病院にかけこむ。医師リービアは診察するかわりに、次元が持っている銃を預けてほしいと頼み、次元は仕方なく銃を渡す。リービアの診察を待つ次元は、病院の一室で死んだように横たわっている無数の患者達を目撃する。彼らは「生きた屍」と呼ばれて、すべてエリクというギャングのボスの仕業だという。この町ではエリクの許可なしに銃も持つことはできない。そんなとき病院にエリクが現れる。
落ち目のサーカス団の中に峰不二子の姿があった。そのサーカス団は10年前、魔法使いと称されたトニー・ベルカストロという男が事故死した。亡きトニーのマジックの種が書かれた「トリックレシピ」。誰もがそのレシピを欲しがったが、それを受け継いだのはルカという若い団員だった。そのルカに近づく不二子の影。峰不二子の狙いは果たして何なのか?ルパンがその真相を追っていく。
亡き夫の隠し財産の在処を知る未亡人エレナ。隠し財産を狙うルパンからエレナを守るために銭形が現れる。エレナと銭形は、ルパンの手から逃れるためにエレナの山荘へと身を隠す。しばらく二人だけで過ごしているうちに、疑心暗鬼だったエレナは徐々に銭形に心を開いていった。だが、エレナはどうしても銭形を信じきる事ができず、山荘をひとり抜け出す。エレナを追っていく銭形が、その先に見たモノとは…?!
イギリス諜報機関MI6の二クスは、家族で食卓を囲んでいた。二クスは妻や娘達を何よりも大切にしており、自分がMI6である事を内緒にしている。そんな二クスの娘の一人ブリジットが謎の男達に誘拐される。男達は二クスが追っていた犯罪組織の連中であり、それを知った二クスは怒りの中、娘を誘拐した連中を追跡する。一方ルパンはいつものように銭形に追われ、逃走用に車を拝借する。その車には何故かブリジットが乗っていた!
カップル限定のワインのオークションパーティ。ルパンは不二子とレベッカに同時にそのパーティに誘われる。不二子とレベッカには共通するある目的があった。そのオークションに出品される幻のワイン「恋煩いのブタ」が狙いである。そのワインを飲んだカップルは愛し合い必ず幸せになるという。ワインをめぐる不二子とレベッカの敵対心むき出しの女同士の争奪戦が始まり、さすがのルパンもお手上げ状態!?
レベッカがイギリス諜報機関MI6によって誘拐された。レベッカ救出にルパンが動き出す!誘拐される前レベッカは、ある天才科学者が遺した書物の解読を試みており、MI6の口からは「イタリアの夢」という謎の言葉が…。レベッカが監禁されているMI6の隠れアジトに向かうルパン。だが、そこには厳重な警備体制とMI6のエイジェントの精鋭達が待ち構えていた。
逮捕され監獄の中に閉じ込められたルパン。あらゆる手を使い脱獄を試みるが、銭形にことごとく動きを読まれて阻止されてしまう。銭形は念には念をということで、更に完璧な牢獄へルパンを移送する。ついに観念したルパンは、銭形が差し出した食事にも手をつけず、やがて体は衰弱していく。そして、ついにルパン三世の最期の日がやってきた。
お金に困り明日の飯も食べられないルパンは、一稼ぎしようと名画モナリザを盗む計画を思いつく。モナリザといえば世界最高峰の美術品であり、そう簡単には盗めないはず。銭形が指揮する警備網をくぐり抜けようとするルパンだが、あと一歩のところで盗めず逃げていく。ルパンが指一本触れることができなかったモナリザを見ながら銭形はある違和感を感じていた。一方ルパンは何故か本物のモナリザを手にしていたのだった!?
まるで悪女のように持ち主が転々と変わっていくダイヤ「クレオパトラの心」。ダイヤの行方を求めてルパンが向かった先は、一見何の変哲もない学校だった。だが、そこに居たのは爆弾を自作して何かを企む怪しげな教師たち。ルパンは教師に変装してダイヤの在処を探そうとするが、ダイヤは爆弾を作っていた教師たちの手元にあり、事態はとんでもない急展開を迎える!!
今日は仕事の話はやめにして、おいしい寿司を食べにいこう!ルパン、次元、五ェ門は車に乗りこみ寿司屋へ向かうが、なぜか車の中には一匹の犬。ルパンは寿司を食べに行くついでに犬を不二子に届ける約束をしていた。せっかくの休日のはずが、相変わらず銭形に追われたり、犬をめぐる大騒動に巻き込まれてしまう三人。ルパン達の休日は一体どうなってしまうのだろうか?
悪党たちを次々に葬り、救世主と謳われるグレコという男。この男に指名された者は皆、24時間以内に仲間同士で殺し合い死んでしまう。そしてグレコが次に指名したのはルパン三世だった。グレコの挑発にのったルパン達は、グレコが待つ教会へ向かう。グレコはルパンファミリーの中の一人をマリオネットのように操り、皆殺しにしようと計画していた。皆が疑心暗鬼になる中、果たしてマリオネットは一体誰なのか?
ミラノのファッションショーの会場内に、何者かによってルパンの肖像画が描かれる事件が起こる。ルパンだけでなく、次元、五ェ門の絵まであり、何者かの挑戦状であると考えたルパン達はミラノへ。会場には銭形や不二子の姿もあり、彼らの肖像画も描かれていた。鑑定の結果、肖像画を描いたのは、レオナルド・ダ・ヴィンチだという事が判明する。何かに気づいたルパンは、名画「最後の晩餐」がある教会へ急ぐ。するとそこには…!?
二クスは、家族とショッピング中に何者かに狙撃され意識を失う。目が覚めると二クスは縛られており、目の前にはMI6時代の上司パーシバルの姿があった。パーシバルは二クスに「ドラゴンズテイル」を奪い返してほしいという。「ドラゴンズテイル」が何者かによって盗まれたというのだ。一方ルパン三世もまた「ドラゴンズテイル」を狙っており…。皆が狙う「ドラゴンズテイル」とは一体?
有名な歌手ノラ・アニタが半世紀近く愛用した車をルパンが盗み出す。銭形ら警察達に追われるルパン。しかし警察達は、あまりにも貴重な車なので、車の破損を恐れて手出しできない。ルパンが運転する車が向かった先は……!?一方、年老いたノラ・アニタを、夫マーティンが看病していて、マーティンは若き日のノラとの想い出を懐かしんでいた。
イタリアにいるルパン三世のもとに、不二子を誘拐したという犯人から連絡が入る。日本・東京のとある屋敷に保管されている平賀源内のカラクリ人形を盗み出せという脅迫に、ルパンは日本へ向かう。すんなりお宝を盗み出し、不二子の元へ持っていくと案の定、不二子の狂言誘拐だった。そして不二子の裏には、数々の難事件を解決してきた名探偵、明智・ホームズ・耕助がおり、ルパンは逮捕されてしまう!
町中にばらまかれた予告状。そこには「今宵、ルパン三世、頂きに参ります」の文字。文字の下には女性のキスマークがある。予告状をばらまいたのはレベッカだった。銀行に侵入して逃走中のルパンを見つけたレベッカは、なんとかしてルパンを捕まえようとするが…。ところでレベッカは、一体何のためにルパンを盗もうとしているのか?
レオナルド・ダ・ヴィンチがサンマリノ共和国で新作を発表するという。題名は「世界の調和」。その発表後、イタリア半島中のすべての人々は、なぜか昏睡状態に陥ってしまう。ルパン達も例外なく…。そして、ルパンは目覚めるとサンマリノ共和国にいた。ルパンの前にダ・ヴィンチが姿を現す。ダ・ヴィンチを追っていく中、ルパンは「世界の調和」の正体に気づく!
ダ・ヴィンチに人格を支配されてしまったレベッカ。ルパンはレベッカを救い出すために、レベッカの脳内に入りこむ。脳内ではダ・ヴィンチが作りだした罠の数々に悪戦苦闘するルパン。なんとか囚われていたレベッカの人格に会うことができたが、生気を失ったレベッカはすべての記憶がダ・ヴィンチにより塗り替えられてしまっていた。そして、ルパンの事も忘れてしまい…。
フランスの怪盗アルセーヌ・ルパンの三世が日本を舞台に大活躍する実写アクション映画。原作はモンキー・パンチの劇画「ルパン三世」。脚本は「にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻」の長野洋、監督は「だまされて貰います」の坪島孝、撮影は「夕日くん サラリーマン仁義」の市原康至がそれぞれ担当。 フランス生まれの怪盗ルパンの血をひく泥棒貴族、ルパン三世。二世が築き上げたルパン帝国をマカ・ローニ一家に潰されて、日本人を母に持つルパン三世だけが生きていた。この男、爺さんゆずりの盗みの天才だが、女に弱いのが玉にキズ。ある日、護送車で連行中の女囚・峰不二子を見染め、刑務所から助け出した。おかげでルパンは、銭形平次の子孫・銭形警部、大岡越前守の子孫・大岡、遠山金四郎の子孫・遠山らに追いかけられるはめになった。ところがもう一団、ルパンを追いかける者がいた。マカ・ローニ一家で、三世が生きていると知って捜し始めたのだ。一方、ルパンに思いがけない味方がついた。ルパン帝国配下の生き残りで、三世を守ることが天職と心得ている次元大介という、体中に銃を隠し持っているけったいな男である。さてルパンは、世界宝石展開催中の会場から大量の宝石を奪うが、不二子に横取りされてしまった。不二子にふられ、マカ・ローニ一家系列の暗黒街のボスの命を受けた殺し屋に狙われて、いささか疲れたルパンは、自ら警察に出向いて刑務所で休息することにした。銭形以下警察トリオは狂ったように大喜び。ルパン逮捕を知った暗黒街のボスは、邪魔者がいなくなったと安心し、宇宙人をモデルにしたという古代の土偶を盗み、大資本家に売りつける念力作戦にとりかかった。ルパンを警察に売り、脱獄の罪を張消しして釈放された不二子は、土偶を横取りしようとするが、逆に捕われてしまった。刑務所で不二子危機の情報を得たルパンは、早速脱獄して不二子救出に、海辺のホテルに駆けつけた。不二子は崖っぷちの小屋にいる。そこにルパンを追いかけて来た警察トリオ、殺し屋、三者入り乱れての大乱戦。その時、次元の運転するヘリコプターが……。
秋、紅葉の美しい神社の境内で石川五右エ門の結婚式が行われようとしていた。花嫁は飛騨に住む墨縄家の孫娘・紫。ルパン、次元、不二子の三人も参列している。古来の儀式にのっとり、墨縄家伝来の家宝の壷が取り出されようとしたとき、何者かに壷を奪われた。慌てて取り返したものの、今度は紫を連れ去られてしまった。そして「娘を返してほしければ、壷を持ってこい」という。ルパンたちはそれほどまでに狙らわれる壷に興味をもったが、墨縄老人がその秘密を話してくれた。墨縄一族は400年も前の昔からからくり仕掛けで知られた名門で、一族の莫大な財宝もまたからくりによって地下深く隠してあるという。そして当時から盗賊集団・風魔一族が、その財宝を狙っているのだ。墨縄老人は「財宝を渡すわけにはいかないので、紫のことはあきらめてくれ」といい、五右エ門は苦悩する。しかし、ルパンは早々と行動を開始した。その頃、ルパンを死んだものと思い込み頭を丸めて山寺にこもっていた銭形警部は、日々読経に明け暮れていた。しかし、本庁の新任刑事・風見から「ルパンは生きている」と報告を聞き、再びルパンを逮捕するため飛騨へ向かった。深夜、SLの操車場ではルパンたちが風魔一族と対決していた。しかし、紫を取り返したところで銭形警部の邪魔が入り、また壷は風魔の手に渡ってしまった。おまけに風魔のアジトを内偵していた不二子まで捕まってしまった。ルパンたちは財宝を風魔に渡してはなるものかと、決着をつけるべく山へと向かった。洞窟には墨縄一族が仕掛けたからくり城があり、そこで財宝は長い間守り続けられてきた。風魔一族、ルパンたち、そして銭形警部ら警察の三つ巴の争いがからくり城を舞台に繰りひろげられた。
映画作品の予告映像やTVシリーズのオープニング&エンディングをまとめた映像集である。
A special thirty minutes long documentary on the making of the series titled "Lupin III – Speciale L'Avventura Italiana" aired in Italy on November 30, 2015, after the broadcast of the season finale. An extended 95 minutes long version of the documentary titled "Lupin III – Tutta la storia" was released online by the director in October 2018.
本作は「ルパン三世原作誕生50周年プロジェクト」の締めくくりである記念作品として制作され、2018年7月25日発売の『ルパン三世 PART5』のBD&DVD第1巻におけるプレミアム先着購入特典として同梱されたDVDに収録されている[1]。そのため、現時点で単体かつBDでの発売は行われていない。 総監督を原作者であるモンキー・パンチ自らが務めた[1]。キャラクターデザインには、長年テレビスペシャルの作画・キャラクターデザインに携わった平山智と、近年の『PART4』や『PART5』でキャラクターデザインを担当した横堀久雄が起用されている[1]。 監督の川越淳が「懐かしいキャラが総登場のお祭り企画」と発言する[1]ように、本作は過去のアニメシリーズのゲストキャラクター(主に敵)が数多く登場し、再度ルパンに戦いを挑む形となっている[2]。ただし、声優は故人が多いためか全員交代となっている。 2019年4月11日にモンキー・パンチが死去したため、本作は原作者存命中に制作された最後のOVA作品となった。
1981年、東京。昼は喫茶店を営み、夜は怪盗キャッツアイとして世間を騒がす美人三姉妹、瞳・泪・愛は、美術展から一枚の絵画を盗み出す。同じ頃東京に現れた、神出鬼没の大泥棒・ルパン三世。彼もまたとある武装組織を出し抜き、絵画を盗むことに成功した。両者が盗んだ絵はどちらも、画家ミケール・ハインツの描いた作品――三連作「花束と少女」の一枚。キャッツ三姉妹にとっては、父であるハインツの消息を掴むための重要な手がかり。伝説的な泥棒の“獲物”が自分たちと同じであると知った彼女たちは、その眼差しに美しい闘志を宿す――
フロイライン・オイレ島。その孤島には、あるカルト教団が住みつく。ルパン三世は教祖フラフラ様が隠し持つ秘宝「フラフラの灰」を狙い、島に侵入していた。そこでルパンは美しくも危険な女と出会う。その女の名は峰不二子…。フラフラ様の花嫁として近づき、同じく秘宝を狙っている謎多き女怪盗だ。お宝を巡り峰不二子とルパン三世の危なすぎる戦いが今、幕を開ける!
高級カジノ。不二子は未亡人チッチョリーナとの賭けに負けてしまう。チッチョリーナは賭けに勝利した見返りとして不二子に「ある男の銃を盗み出し、その最後を見届ける」という依頼をする。ある男とは裏社会で怖れられている早撃ち0.3秒の天才ガンマン。かつてチッチョリーナの夫も殺害したというその男の名前は、次元大介。不二子は銃を狙い次元に近づくが…。
貴重な美術品がたくさん積まれている列車には、アストリア公国の国王と孫達が乗車していた。孫達の家庭教師マリアとして同乗する不二子の姿もあり、また何故か侍姿の東洋人もいる。国王の孫達と仲良くしているその侍の名は、石川五ェ門といい、実はアストリア公国の国王暗殺を依頼されていたのだった。そんな中、五ェ門も不二子も知らないある計画が裏で実行されようとしていた…。
銭形に逮捕される不二子。銭形は釈放の交換条件として、ルパン逮捕の協力を不二子にさせようとする。事前に届いていたルパンの予告状によると、次にルパンが狙っているのは「オペラ歌手アイヤーンの仮面」。不二子と銭形は、アイヤーンが公演を行う劇場へ向かう。その劇場には幽霊が住みつき仮面を狙う者に死をもたらす、という噂がある。そして上演の最中ついにルパンが姿をあらわす…。
ルパンはピラミッドに潜むと云われる紅い羽の孔雀「紅羽の笑孔雀(くれはのえみくじゃく)」を不二子にプレゼントする約束をする。一方次元は、これからの人生の先が見えず途方にくれていた。なんとなくエジプトへやってきた次元は、持ち金をすべて盗まれしかたなく「紅羽の笑孔雀」を探す仕事をすることに。ピラミッドに侵入した次元はルパンと遭遇。そして二人は自ずと銃を向けあい…。
牧歌的な雰囲気の女学園。教師の峰不二子先生は、女生徒すべての憧れと尊敬の的だった。女生徒の中のひとり イゾルテもまた、同じく不二子に夢中だった。不二子はそのイゾルテが持つ亡父の形見のペンダントを狙っていた。そのペンダントは未発表の幻の論文を読むアイテムとなる。不二子は大人の魅力で、イゾルテを翻弄していった…かに見えたが!?
中米の小国カリーブ。フィラデル・ケスト率いる革命組織が、新政権を樹立。国連演説へ向かうフィラデルに、ジャーナリストとして不二子も同行する。しかし、フィラデルの乗るプロペラ機が、旧政権の残党によりハイジャックされる。この事件がきっかけで、長年緊張状態が続いていた2つの超大国が大きく揺れ動き、ついには第三次世界大戦勃発の危機となる! そんな中、不二子は…。
人が死ぬ日=「命日」を言い当てる占い師シトト。次元はシトトが持つ石版を破壊してほしいと依頼される。そして、その依頼人はシトトに告げられた「命日」どおりに死んでいった…。次元は依頼を果たすためシトトの屋敷に近づく。だが、そこにはオスカー警部補が待ち構えていた。シトトに命日を告げられ死んでいった人間は皆、実はルパンにお宝を盗まれた被害者達でもあった。そのためオスカーはルパンが現れるはず、と見張っていたのだ。
賑わいをみせる温泉街。そこにはルパンと次元の姿があった。街には全身に絵が描かれた女がいるという。その絵は、天才画家が女の身体をキャンバスとして描いたモノ。ルパン、次元は女を盗み出だそうとするが、そこに不二子が現れる。そして、ルパンたちと不二子の激しい争奪戦がはじまる! ルパンは不二子の様子がいつもと違う事に気づいていた。不二子に一体何が…?
寝ていたルパンのもとに、梟の顔をした謎の人物が現れる。その人物は、以前ルパンに「峰不二子を盗んでほしい」と依頼してきた老伯爵の従者である。何故彼らは不二子を欲しているのか? そして、彼らが狙う「峰不二子」という女は一体何者なのか…? ルパンはそれを知るために、老伯爵のもとへ向かう。だが、そこには銭形警部の姿もあった。老伯爵がルパンと接触した目的を探るためにやってきたのだ。
厳重な警備体制の中、貴重なお宝が次々に盗まれる事件が発生。その全ては峰不二子による犯行とみられる。再び不二子を名乗る犯行予告が届き、銭形とオスカーが警備にあたる。何百もの警官を配置した完璧な警備にもかかわらず、再びお宝は盗まれてしまうのだった…。その頃、五ェ門は雪山のログハウスにいた。何故か錯乱している不二子とともに…。
巷を騒がす少女誘拐事件。身代金目的の誘拐であるとみて捜査が進む中、不二子だけは気づいていた。世界各地で多発している少女誘拐事件は、場所も状況も違うが、一連の事件をつなげるある法則性がある、と。そして、その事件に関わる人物の名前が浮き彫りになる…。その人物とは、峰不二子の過去を知る者。不二子は自分の過去に決着をつけるため、ある場所へと向かうのだった…。
峰不二子という女とは何者なのか…その真実が今、明らかになる。そして、数奇な運命に導かれるかのように、ルパン三世、次元大介、石川五ェ門、銭形警部が集結する。やがて、全てを操っていた黒幕がついに姿を現す…。どの物語にも始まりがあり、必ず終わりがある。そして、例外なく峰不二子という女の物語も終焉を迎える時がやってきた…。