ゴンとキルア、クラピカ、レオリオは、戦いの祭典「バトルオリンピア」が開催される天空闘技場を訪れていた。多くのハンター。要人たちが詰め掛ける会場を、武装集団が襲撃!要人警護のSPたちを次々と倒す男たちの正体は、数十年前に葬られたはずの《影》!! 《影》の目的は、ネテロに葬られた仲間たちの復讐、そして《影》を切り捨てたハンター協会への復讐だった……。「全てのハンターに死を!」宣戦布告をしたのは、かつてネテロと共にハンター協会を支えていた、《影》の隊長“ジェド”。ジェドは、“怨”能力でネテロを拘束。天空闘技場は《影》によって完全封鎖された。ゴンは“怨”能力者・ジェドに打ち勝ち、ネテロを救う事が出来るのか?“ハンター協会の闇”が、本作で明らかになる!!
王の下(もと)へ急ぐシャウアプフとモントゥトゥユピー。その頃、宮殿2階の部屋では、座って待つゴンの前で、ネフェルピトーがドクターブライスでコムギの治療を続けていた。また、後方でそれを見るプフの背後には、メレオロンの制止を振り切ってプフとの直接対決に臨もうとしているナックルの姿があった。しかしプフは、ここにいるのは分身であり、本体は王の元に向かっているとナックルに告げる。プフは何故その事実を先にナックルに伝えたのか。…緊迫した心理戦が行われる。しかしそのような中でも、ゴンの視線はピトーにだけ向けられていた。 一方、兵器実験場の岩山では王・メルエムは王自身の名を知るというネテロに驚く。そしてネテロは「負けを認めさすことができれば」それを教えるというが・・
ネテロ会長の後継者を決める第13代会長総選挙の投票が遂に開始された。ハンター協会本部ビルには投票にきたハンター協会会員達の長蛇の列が出来ていた。その選挙のルールは、協会員661名全員が候補者かつ投票者であり、95%以上の投票率を確保しないと再選挙になるというもの。選挙は混迷を極め、1回目の選挙は不成立、そして2回目も条件不成立により再選挙が決定。2度の選挙にわたり圧倒的得票数を獲得しているのは副会長パリストンであり次期会長の可能性が濃厚だが、十二支んのメンバー達はこのまま彼に次期会長を任せるのが不満であった。その頃キルアはゾルディック家の屋敷に向かい、ゴンを救うべく、父・シルバの前にいた。果たしてキルアの父との交渉は、そして総選挙の結果はいかに…