デルムリン島に住む少年・ダイは、勇者に憧れながらも育ての親の鬼面道士・ブラスのもとで魔法使いの修行をする日々を送っていた。そんなある日、デルムリン島に勇者とその仲間らしき一行を乗せた船がやってくる。
レオナがデルムリン島にやってきた目的は、賢者になるための儀式を受けること。ダイは儀式の舞台となる地の穴までレオナたちを案内することに。その道中、突然、巨大な魔のサソリが一行に襲いかかり...。
デルムリン島のモンスターが突然凶暴化しだした。危険を感じ取ったブラスはダイをデルムリン島から逃がそうとするが、ダイはそれを拒否。そこに勇者育成業を営む男と、その弟子の魔法使いが現れる。
火竜変化呪文(ドラゴラム)でドラゴン化したアバン。ダイはナイフで応戦するも、鉄よりも固いドラゴンの皮膚には歯が立たない。アバンが吐きだす炎を破るには、スピードの技・海波斬が必要だった。
弟子たちを、世界を守るため、アバンは最後の力を振り絞りハドラーに立ち向かっていく。ダイは、その姿をただ見守ることしかできなかった。そして、ついにアバンとハドラーの戦いは決着を迎え...。
亡きアバンの遺志を継いで大魔王・バーンを倒すため、ダイは島を出ることを決意する。ポップもダイと共に船に乗り込み、ロモス城を目指す。しかし、道中の魔の森で迷子になった2人は、モンスターに襲われて...。
マァムが突然ダイを攻撃したことに驚くポップ。だが実は、彼女が放った魔弾銃の弾丸には麻痺を治す呪文「キアリク」が詰まっていた。回復したダイから左目に一撃を食らったクロコダインはその場から撤退する。
旅の仲間にマァムを迎え3人となったダイたちは、ロモス城下町の宿で一晩を過ごすことに。翌朝、クロコダインがロモス城へ総攻撃を仕掛け、ダイは宿を飛び出す。マァムもポップを連れ、ダイを追おうとするが...。
クロコダインの獣王痛恨撃により大きなダメージを受けたダイ。マァムも妖魔司教・ザボエラが操るあくまのめだまによって縛りつけられてしまう。 一方、その様子を見たポップは恐怖心に打ち勝てず動けずにいた。
クロコダインとの戦いに勝利したダイたちは、レオナを救うためパプニカ王国を目指す。魔王軍から不死身の軍団が送り込まれ、最大の激戦区になっているパプニカに着いたダイたちは、想像を絶する光景を目にする。
ダイのアバンストラッシュはヒュンケルには通用しなかった。アバンとその弟子に対する強い憎しみに燃えるヒュンケルは、あらゆる攻撃呪文をはじく最強の鎧・鎧の魔剣をまとってダイたちにぶつかっていく。
クロコダインの加勢で、辛くも戦線から離脱したダイとポップ。ヒュンケルの過去に動揺し、紋章の力を発揮できなかったダイに対し、ポップは「ヒュンケルを倒さないと、マァムもレオナも救えない」と叱咤する。
ライデインを受けたヒュンケルだったが、その肉体はダメージを耐え抜いた。渾身の魔法を破られたダイは、ヒュンケルが放ったブラッディースクライドをくらい、意識を失う。その時、闘技場にマァムが現れ...。
不死騎団長・ヒュンケルに勝利した一行は、再びレオナを捜すことに。バダックの助言を受け、神殿の地下倉庫にあった信号弾を上げると、ダイたちの前にパプニカ三賢者の1人・エイミが気球に乗ってやってくる。
フレイザードに立ち向かうダイは魔法剣で戦闘を優勢に進めるが、フレイザードは自らを構成する岩石を放つ氷炎爆花散で反撃。それは攻撃技であると同時に、氷炎魔団・不敗の戦法、氷炎結界呪法を発動する合図だった。
一行を救ったマトリフの正体は、洞窟で隠遁生活を送る大魔道士だった。ダイたちへの助力を当初は頑なに拒否していたマトリフだったが、ダイがアバンの最後の弟子だと知ると態度を軟化させ、力を貸すことに同意する。
バルジの島に到着したダイたちは、二手に分かれて氷魔塔と炎魔塔を破壊に向かう。ダイとバダックが炎魔塔に到着すると、そこにはザボエラとミストバーン、そして彼らが率いるモンスターたちが待ち構えていた。
地底魔城と共に消えたヒュンケルの登場に驚くポップとマァム。ダイたちに力を貸すべく戦地に駆けつけたヒュンケルは、ポップとマァムをバルジの塔へ向かわせ、父の仇・ハドラーとの一騎打ちを買って出る。
ようやくバルジの塔にたどり着いたダイ、ポップ、マァムは塔の前でフレイザードに行く手を阻まれる。しかし、クロコダインとヒュンケルの登場に劣勢を悟ったフレイザードは、決死の秘技・弾岩爆花散を放つ。
ダイの空裂斬で核(コア)を破壊されたフレイザードの体は、真っ二つに分裂し、決着がついたかに思われた。だが、突如現れたミストバーンから魔影軍団最強の鎧を与えられ、フレイザードは再び強力なパワーを得る。
フレイザードを倒したダイたちは、少しずつ復興するパプニカで次なる戦いの準備をしていた。そんななか、魔弾銃を失って気落ちしていたマァムは、マトリフの言葉をきっかけにある決意を固める。
度重なる激戦で傷んだ武器を新調するために、ダイ、ポップ、レオナはベンガーナ王国のデパートに行くことに。久しぶりに姫としての職務から解放されたレオナは、ダイとポップを振り回しながら買い物を満喫する。
ベンガーナを急襲したドラゴンの群れを迎え撃つダイ。ヒドラに打ち下ろした彼の剣は硬い皮膚の前に砕け散ってしまった。そこに、ポップが倒し損ねたドラゴンも合流。最悪の状況に誰もが敗北を覚悟するが...。
バランがダイに明かした竜(ドラゴン)の騎士の使命。それは人間を滅ぼすことだった。そんなバランの言葉を否定し、抵抗するダイ。業を煮やしたバランは、力ずくでダイを連れ帰るべく、すさまじい攻撃を繰りだす。
竜闘気(ドラゴニックオーラ)を全開にしたバランには、クロコダインの攻撃は通用しなかった。クロコダインはぼろぼろになりながらも何度も立ち上がり、ダイと力を合わせてバランを攻撃するが...。
陸戦騎・ラーハルト、海戦騎・ボラホーン、空戦騎・ガルダンディーの3人からなる最強の竜使い(ドラゴンライダー)集団・竜騎衆を呼び集めたバランは、彼らと共にダイ奪還を目指して再びテラン王国へと出陣する。
1人で竜騎衆に立ち向かい、窮地に陥っていたポップ。そこに駆けつけたのはヒュンケルだった。戦況は一気に逆転し、ポップとヒュンケルはガルダンディーとボラホーンを相手に、優位に闘いを繰り広げていく。
ダイがいるテラン城へと着実に接近していくバラン。ダイはクロコダインと共にバランを迎え撃つために出陣する。一方、竜騎衆と戦うヒュンケルは、ラーハルトの攻撃に打ちのめされてもなお、立ち上がろうとしていた。
ポップを人質にして、ヒュンケルに迫るボラホーン。アバンの使徒の危機に、深いダメージを負ったラーハルトが意外な行動に出る。そして、ラーハルトは自らの過去を、バランへの思いを語り始める。
竜魔人と化したバランの強さは想像を絶していた。バランはポップたちを次々に打ちのめすと、竜の騎士の秘呪文・ドルオーラで止めを刺そうとする。全員が死を覚悟したその時、地下牢を抜けだしてきたダイが現れ...。
竜の紋章の力を一点に集中させることで、バランをも上回るパワーを得たダイは、怒りを燃やして父と戦う。バランもまた竜闘気をまとって反撃。2人の竜の騎士がぶつかりあい、地上最大の戦いが始まろうとしていた。
武器を失い、バランの猛攻に防戦一方のダイ。しかし、バランもギガブレイクを放てないほどに魔法力が底をつきかけていた。ヒュンケルから鎧の魔剣を託されたダイは、仲間たちの思いをひとつにして最後の戦いに挑む。
バーンから最後のチャンスを与えられたハドラーは、ザボエラと共に自らダイ討伐に乗りだすことに。一方ダイたちは、次なる敵の襲来に備え、メルルの小屋でバランとの戦いで負った傷を癒やしていた。
ハドラーとザボエラの奸計を退け、パプニカに帰還したダイたちは、次なる戦いに備えていた。そんななか、彼らはロモスで開かれる武術大会で優勝すると、伝説の武具・覇者の剣が手に入るという情報を耳にする。
ダイとポップは武闘家になったマァムと久しぶりの再会を果たした。マァムはロモスの武術大会で優勝し覇者の剣を手に入れることを2人に約束する。マァムは順調に予選を勝ち抜き、決勝へと駒を進めていくが...。
驚くべき巨体と驚異的なスピード、これまでとは段違いのパワー、外傷をすぐさま治癒する再生力...。超魔生物と化したザムザは強敵だった。ダイは竜の紋章の力を全開にして立ち向かうが、力尽きてしまい...。
武神流最大の秘奥義・閃華裂光拳は、無敵とも思われた超魔生物に対しても有効だった。マァムは軽い身のこなしと閃華裂光拳でザムザを翻弄すると、腹の口に飲み込まれていたダイの救出に成功する。
剣術、魔法、武闘…アクション満載冒険ストーリーからバトルシーンを厳選。勇者ダイたちの成長の軌跡を振り返る。次の決戦に備えるダイたちの苦悩や魔王軍の企みもあり。
魔王軍との決戦に備えて、レオナが世界中の指導者を集めたサミットを開くという。その話を聞いたダイは、覇者の剣に代わる伝説の武器の情報が手に入るかもしれないと考え、会場となるパプニカへと向かうことにする。
ダイのために地上最強の剣を作ることを約束した魔界最高の名工、ロン・ベルク。じっくりとダイの手を観察したのち、彼はようやく剣を打ち始める。一方パプニカでは、世界各国の王によるサミットが開幕していた。
ミストバーンの宣戦布告を合図に、魔影軍団のモンスターとポップたちとの戦闘が始まった。ポップやマァム、クロコダイン、チウやバダックも加わり、それぞれが全力で立ち向かうが、彼らは少しずつ追い詰められて...。
マァムの言葉に心を動かされたヒュンケルは、正義の闘気で強烈な一撃を放つ。それに激高したミストバーンは、ヒュンケルの闘気をしのぐほどのすさまじい暗黒闘気を放ち、ポップたちを八つ裂きにしようとする。
ダイの剣によって一刀両断にされた鬼岩城。ミストバーンは自らの失策に激高し、これまで隠していた真の力を露わにしてポップたちを一掃しようとする。だがその時、どこからともなくキルバーンが現れ...。
ダイたちの前に現れたハドラーは、これまでとは比べものにならない強さを有していた。ダイは竜の紋章の力を全開にして立ち向かうが、心身共に成長を遂げたハドラーを相手に、苦戦を強いられてしまう。
すさまじい激闘の末に、相打ちとなったダイとハドラー。ダイは衝撃で氷山が浮かぶ海へと弾き飛ばされ、姿を消してしまった。絶望するポップに襲いかかるキルバーン。ポップは撤退を決意するが...。
行方不明のダイを懸命に捜すポップ、クロコダイン、チウ。魔王軍に居場所をなくして焦るザボエラもまた、配下と共にダイの捜索を行っていた。ダイが放った光の柱を発見した両者は、氷河の上空で激突する。
バーンとの決戦が5日後に決まった。作戦は廃墟となったカール王国に前線基地を作り、そこを拠点に敵の総本山・死の大地へ侵攻するというもの。ダイたちはそれぞれ城を飛び出し、特訓を開始する。
パプニカ出発の日。出陣の準備をするレオナたちのもとに、特訓を終えた仲間たちが続々と集結する。亡き師が残したアバンの書も携えて、ダイたちはアバンの故郷であり、今回の作戦の要所ともなるカール王国を目指す。
北の勇者ノヴァはリンガイア王国のバウスン将軍の息子。我こそが真の勇者であると豪語する彼はダイたちとの共闘を拒否し、1人でサババの救助へ向かう。ダイとポップはトベルーラで急ぎ彼の後を追いかけるが...。
絶体絶命のノヴァを救ったのはヒュンケルだった。マァムとクロコダインも加わり、ダイたちとハドラー親衛騎団、5対5のパーティバトルが幕を開ける。ダイたちはチームワークとそれぞれの長所を活かして奮闘するが...。
ポップがハドラー親衛騎団に向けて放ったメドローアは、大地を抉り取るほどの威力だった。勝利を確信し、安堵の笑みをこぼすダイたち。時を同じくして、チウは獣王遊撃隊を結成し、死の大地に潜入していた。
チウを捜して死の大地を訪れたポップ、ヒュンケル、クロコダイン。チウを発見したヒュンケルは、フェンブレンと交戦したチウがバランに救われたことを察知すると、岩陰に姿を隠すバランに声をかける。
ダイとの共闘を名乗り出たのは、父・バランだった。突如として現れた竜騎将に驚きつつも、レオナは彼の力を借りることを決断する。ダイは複雑な思いを抱えながら、父と共に敵の本拠地へ向けて出陣するが...。
死の大地でハドラー親衛騎団とにらみあうポップたち。一方、魔宮の門の前でフェンブレンと激闘を繰り広げるダイとバラン。そして、魔宮の門の奥には、2人の竜の騎士との戦いを切望するハドラーが待ち構えていた。
ハドラーに埋め込まれた黒の核晶(コア)は、いつ爆発してもおかしくない代物だった。そんな超強力兵器を前に、ダイとバランはまともに攻撃を仕掛けることができない。状況を打破すべく、バランは決死の賭けに出る。
ダイを催眠呪文・ラリホーマで眠らせたのち、竜(ドラゴン)の騎士の最強戦闘形態・竜魔人へと化したバラン。父として我が子を守るべく、かつて息子と死闘を演じたその姿でハドラーとの最後の戦いに臨む。
死の大地を吹き飛ばすほどの衝撃だった、黒の核晶(コア)の大爆発。爆発がダイたちとハドラーの戦いのなかで起こったものだと理解したポップたちは、ダイとバランのもとへ急行し、驚くべき光景を目の当たりにする。
敵からの思わぬ提案により、ついにバーンと直接対決をすることになったダイたち。しかし、大魔王の強さは次元が違っていた。たった1人で5人を相手にするという状況にも関わらず、怒涛の攻撃でダイたちを追い詰める。
絶望的な状況でダイが放ったアバンストラッシュは、見事にバーンに直撃した。だが、その渾身の一撃ですらも大魔王を倒すには至らなかった。再び立ち上がったバーンは、ダイの強さを認め、自らの武器を呼び寄せる。
大魔王バーンに大敗を喫したダイたち。ダイは聖母竜マザードラゴンに連れ去られ、ヒュンケルとクロコダインは行方不明に。そして、大海原へと投げ出されたポップとマァムは、カール王国の浜辺に流れ着いていた。
魔王軍からの通告により、消息のわからなかったヒュンケルとクロコダインが魔王軍に捕らわれていたことを知った一行。一方、深い眠りからようやく目を覚ましたダイは、勇者の重圧に耐えかねて砦を飛び出してしまう。
これは、ハドラーが魔王として世界を侵略しようとしていた頃の話。王女・フローラ率いるカール騎士団が魔王軍に毅然と立ち向かっていた。若きアバンは王国の護衛に就いてたが、変わり者の一騎士と思われていた。
大破邪呪文ミナカトールを習得すべく、レオナは破邪の洞窟へと潜ることに。一方、出発の準備中、フローラはマァムたちに、ミナカトールとアバンのしるしの秘密を語り聞かせる。それを偶然聞いてしまったポップは...。
ヒュンケルたちの救出とバーンとの再戦に向け、ノヴァと共に特訓に励んでいたダイ。アロータイプとブレイクタイプ、二つの異なるアバンストラッシュをマスターしたダイは、新たな必殺技への手応えを掴む。
ロン・ベルクは蘇ったダイの剣だけでなく、仲間たちの分の武器も携えていた。新たな力を得て、一同はヒュンケルとクロコダイン救出への気持ちを新たにする。だが、決戦を前に、みんなの足並みは乱れかけていた...。
魔王軍が予告した処刑日当日。ヒュンケルとクロコダインはロロイの谷の処刑場に磔にされていた。処刑を待つヒュンケルに、ミストバーンは再び暗黒闘気の受け入れ、自分の配下になれば命を助けると取引を持ちかける。
ついに5人のアバンの使徒が集結した。ミナカトールを阻止するために向かいくるミストバーンにはロン・ベルクが立ちはだかる。クロコダインたちもミナカトールの成功を信じ、大量のモンスター相手に立ち向かう。
ミナカトールを発動すべく、1人ずつアバンのしるしを光らせていくダイたち。しかし、ポップのアバンのしるしだけはなぜか一向に光る気配を見せない。マァムはポップを必死に励まそうとするが...。
メルルの命を懸けた告白のおかげで、魂の力を目覚めさせたポップ。気持ちを新たにしたポップを迎え、ダイたちはミナカトールの儀式を再開させると、バーンの結界を解除し、大魔宮バーンパレスへ乗り込む。
親衛騎団に共感し、休戦を促すマァムの言葉が届かない。アルビナスは本来の姿を露わにし、マァムに容赦ない猛攻を仕掛ける。全てはハドラーのため、その想いの強さが猛攻となり、マァムは次第に追い詰められていく。
マァムとアルビナスの死闘は、想いの強さが勝ったマァムによって悲しい終止符が打たれ、ヒュンケルとヒムの戦いはパワーアップしたヒュンケルが圧倒した。だが、シグマと対峙するポップは、苦戦を強いられていた。
ハドラー親衛騎団との戦いを制し、ダイのもとに戻ってきたポップたち。彼らが目にしたのは、ダイとハドラーの想像を絶するほどに激しい衝突だった。その苛烈さは、まさに魔界の伝承にある真竜の戦いの再来だった。
ダイの新技・アバンストラッシュX(クロス)を受けながらも執念で再び立ち上がったハドラー。自らの生命を燃やし、正真正銘最後の勝負を挑んでくる。受けて立つダイは、次なる攻撃手段として魔法剣を選択するが...。
キルバーンの卑劣なわなにより、魔界の炎に閉じ込められてしまったダイ、ポップ、ハドラー。強烈な炎は少しずつ彼らの心身を追い詰めていく。呪文で炎をせき止めていたポップも徐々に消耗し...。
ポップとハドラーを魔界の炎から救ったのは、死の淵から帰還したアバンだった。師との再会に歓喜するアバンの使徒たち。アバンもまた愛弟子たちの成長を心から称賛する。一行は気持ちも新たにバーンの居城を目指す。
アバンが戦いの役に立たないと言い放ったヒュンケルは、アバンと先へ進むことを拒否し、背を向けてしまう。ダイたちは兄弟子の思いも寄らない発言に戸惑いつつも彼を残して前進し、バーンパレスの城門に到着する。
アバンの破邪の秘法によって、ついにバーンパレスの門は開かれた。しんがりを務めるヒュンケルに背中を預け、ダイたちは城内へと突入する。探索を進めるなか、アバンはレオナにだけとある願いを打ち明ける。
窮地に追い込まれたザボエラが出した切り札・超魔ゾンビ。衝撃を吸収するそのボディは、ロン・ベルクの剣でも切断不可能だった。クロコダインや人間たちは攻め手を欠き、次第にザボエラに追い詰められていく。
ロン・ベルクが超魔ゾンビを切り裂いて、決着をみたロロイの谷の戦い。だが、ザボエラは命からがら逃げ延びていた。クロコダインは、這いずりながらロロイの谷を脱出しようとするザボエラを発見し...。
地獄から蘇ったヒムは、これまで以上に強敵だった。ヒュンケルはヒムの一瞬の隙を突いてグランドクルスを放とうとするが、最強クラスの戦士へと進化を遂げていたヒムは、それすらも回避してしまう。
死闘を終えたばかりのヒュンケルとヒムの前に、チェス駒の頂点に君臨する王(キング)・マキシマムと、彼が率いるオリハルコンの軍団が現れる。ヒュンケルは傷だらけの体を奮い立たせて敵に立ち向かう。
ピンチのヒュンケルとヒムの前に現れたのは、かつてヒュンケルが死闘を繰り広げた竜騎衆・陸戦騎ラーハルトだった。ラーハルトはヒュンケルから鎧の魔槍を受け取ると、満身創痍の彼に代わってダイのもとへ急行する。
怒りに燃えるキルバーンに復讐の空間へと引きずり込まれ、決闘を申し込まれたアバン。そこでは、勝者のみが元の世界に戻ることができ、敗者には死が待ち受けている。2人の命を懸けた激闘が今、幕を開ける。
六大軍団長の最後の1人にして最大最強の難関・ミストバーン。自在に伸びる爪によって動きを封じられ、絶体絶命の状況に陥るポップとマァム。だが、そんな彼らの前に陸戦騎・ラーハルトが現れる。
天魔の塔を上るなかで、謎の触手に捕らえられたレオナ。追いかけた先にダイがたどりついたのは、バーンパレスの心臓ともいえる“生きた動力炉(エンジン)”魔力炉だった。ダイはレオナを助けようとするが...。
ダイが放ったドルオーラは魔力炉を粉砕し、天魔の塔の天井を貫くほどの威力だった。ダイとレオナは再び前進を開始し、ついに天魔の塔最上部へと到達する。そこには殺気に満ちた大魔王バーンが待ち構えていた。
竜の騎士の遺伝子を開花させ始めたダイ。その実力はバーンと互角かそれ以上だった。ダイの強さを認めたバーンは自分の部下になるよう誘いかける。一方、異空間では、なおもアバンとキルバーンが交戦を続けていた。
光の闘気をまとったヒムはミストバーンの天敵ともいえる存在だった。闘魔滅砕陣を打ち破り、誰もダメージを与えられなかったミストバーンを追い詰める。一方ダイも、バーンを相手に優位な戦いを展開していたが...。
ダイが放ったドルオーラ二連発は天魔の塔の壁や床ごと大魔王バーンを飲み込んだ。その衝撃はホワイトガーデンにも届き、ポップたちは一刻も早く彼と合流しようと決断する。しかし、ミストバーンが再び起き上がり...。
ミストバーンの秘密が、凍れる時間の秘法であると見抜いたビーストくんは、相手を翻弄してポップがメドローアを放つチャンスを作ろうとする。しかし、ポップはプレッシャーですっかり体が固くなっており...。
ポップとブロキーナがメドローアの光の中に消えた。そのショックは大きく、残されたマァムたちは戦意を喪失する。唯一ヒュンケルだけはミストバーンの秘密にたどりつく糸口を掴むが、そこにキルバーンが現れ...。
決闘を制し、キルバーンに扮してホワイトガーデンに戻ってきたアバン。彼は一同の前でミストバーンの正体、そして大魔王バーンの最大の秘密を明らかにしていく。それはにわかには信じがたい、驚くべき内容だった...。
ミストの本当の狙いは弟子のヒュンケルだった。ヒュンケルの意識に入り込んだミストは、その体を完全にわがものにしようとする。一方、天魔の塔では、ダイと真・大魔王バーンが今にもぶつかろうとしていた。
攻・防・魔が一体となった天地魔闘の構えは、ダイ渾身のギガストラッシュをも打ち破った。最強の技を破られショックを受けるダイへ追い打ちをかけるように、バーンはレオナを我がものにしようとする。
アバンを失い、窮地に追い詰められたダイたち。しかし、ぼろぼろになりながらも諦めずに立ち上がるポップの姿は、ヒムとラーハルトも奮い立たせる。やがて彼らは、天地魔闘の構えを破る決死の作戦に打って出る。
ポップの切り札はシグマから託されたシャハルの鏡だった。どんな呪文も跳ね返すその鏡で、ポップはバーンへの反撃を成功させる。爆炎に包まれ、ひるむ大魔王。その千載一遇のチャンスを、ダイは決して逃さなかった。
バーンが世界中に落下させていた巨大な柱、ピラァ・オブ・バーン。その最後の1本が落とされ、地上消滅のカウントダウンを開始。一同を絶望が包み込もうとしたその時、ポップの耳にある人物の声が飛び込んでくる。
地上の人々の奮闘に勇気をもらったポップ。そして、ポップの魂の叫びに突き動かされたダイ。何度でも立ち上がる2人の姿に動揺した大魔王は、タイムリミットを待たずに黒の核晶を爆破し、地上を消し去ろうとする。
ゴメちゃんがもたらした奇蹟によって、世界中の人々の心が一つになった。ダイの想いを受け取った人間たちをはじめ、ノヴァやアポロたちも、それぞれの最善を尽くす。だが、バーンは容赦なく起爆を図り...。
二つの竜の紋章が、ついにダイの額で一つになった。竜魔人と化したダイはバーンを打ちのめしていく。一方、ポップとレオナ、そして瞳の宝玉に閉じ込められた人々は、バーンパレスの心臓部に突き落とされていた。
竜魔人と化したダイと鬼眼王に姿を変えたバーン。その衝突はすさまじいものだった。ダイは父・バランの真魔剛竜剣を手に取り、両親の思いも感じながら勝負の一撃へ。一方、バーンは光線と強固な体でそれを迎え撃つ。