All Seasons

Season 1993

  • S1993E01 ロシア・危機の構図

    • April 5, 1993
    • NHK

    危機をはらむロシアの最新情勢にクローズアップ。大統領と議会の間で激しい権力闘争が続くロシアを多角的に取材し、何が今の危機を生み出したのか、政治闘争の裏で何が起きているのかを伝えた。

  • S1993E02 偏差値は死なず

    • April 6, 1993
    • NHK

    中学校から無くなろうとしている偏差値。文部省は、この春から公立中学校での業者テストを事実上禁止した。偏差値とは、どのようなデータなのか、教育現場はどう受けとめているのか、高校入試はどう変わるのか、業者テスト禁止の波紋を伝える。 出演者 遠藤 豊吉(評論家) 伊藤 理(日興リサーチセンター)

  • S1993E03 核廃棄物投棄・これが実態だ

    • April 7, 1993
    • NHK

    ロシア海軍が、原子力潜水艦から出る核廃棄物を、旧ソビエト時代から30年以上にわたって、日本海などに大量に捨てていたことが、このほど明らかになった。ロシア太平洋艦隊の原子力潜水艦解体工場に潜入、ロシア海軍による核廃棄物の大量海洋投棄の実態に迫った。

  • S1993E04 政治改革・全衆議院議員アンケート

    • April 8, 1993
    • NHK

    「政治改革」法案が国会で審議されるのを前にNHKが全衆議院議員にアンケートを求めた。その結果322人(65%)の回答を得た。主な項目は「金丸脱税事件」「政治資金改革」「選挙制度改革」「政治改革実現の見通し」「政界再編成」など。これらのアンケート結果を集計して伝えスタジオで分析、コメントする。

  • S1993E05 (1)南ア・隠された原爆製造 (2)検証・自衛隊PKO部隊の6ヶ月

    • April 12, 1993
    • NHK

    南アフリカの原爆の製造現場に、NHKのテレビカメラが外国のテレビ局としては初めて入り、核開発に現状迫る。総選挙が始まり緊張しているカンボジアへ派遣されている自衛隊PKO部隊、初の海外派遣の6か月を伝える。

  • S1993E06 マイホームを手放す日

    • April 13, 1993
    • NHK

    不況の中での住宅ローン問題を検証する。

  • S1993E07 査定導入で生き残れ

    • April 14, 1993
    • NHK

    名古屋市の金型の町工場が、職人の世界に能力給を導入するという雇用改革に踏み切った。これまでの合理化、コストダウンでは、生き残れないという危機感がその背景にある。この町工場を密着取材、いま日本の製造業が直面している現実を伝える。

  • S1993E08 ロシア支援の舞台裏

    • April 15, 1993
    • NHK

    G7、先進7ヵ国の外相と蔵相による東京会議が今日終わり、ロシアに対する総額434億ドル、4兆9千億円におよぶ新たな支援策が決まった。年率2600%に達するインフレ、破綻した経済システムの中で、混迷を深めるロシア支援の実態とその政治的な思惑に迫る。

  • S1993E09 偽札大量発見・両替機をすりぬけた謎に迫る

    • April 19, 1993
    • NHK

    大阪を中心に大量に発見された偽1万円札事件について伝える。偽1万円札は今日までに504枚になった。なぜ偽札は機械をすり抜けたのか、その謎に迫る。

  • S1993E10 イタリア政界・構造汚職はこうして暴かれた

    • April 20, 1993
    • NHK

    汚職の大量摘発で揺れるイタリア政界の現状を見る。

  • S1993E11 人種対決・ロサンゼルス市長選挙

    • April 21, 1993
    • NHK

    去年、52人の死者を出した暴動からまもなく1年が過ぎようとしているロサンゼルスで、この20日、市長選挙が行なわれた。 白人、黒人、ヒスパニック、アジア系、24人の候補が乱立した市長選挙で、市民たちはどのような選択をしたのだろうか。 人種間の緊張が残るロサンゼルスの市長選挙をリポートする。

  • S1993E12 円高・どこまで進むのか

    • April 22, 1993
    • NHK

    急激に進む円高に焦点をあてて、各国のエコノミストに中継インタビュー。さらに今年2月からの円高を振り返る。また攻勢に転じようとしているアメリカ3大自動車メーカーの実情をニューヨークからリポートする。

  • S1993E13 誕生を決める薬・陣痛促進剤はどう使われているか

    • April 26, 1993
    • NHK

    日本では誕生日をあらかじめ決める計画分娩が広がっている。その一方計画分娩に使われる陣痛促進剤をめぐる出産事故が増加している。なぜ事故が起きるのかその原因や背景、どうすれば事故を防げるかなどを考える。

  • S1993E14 (1)ロシア国民投票・混迷の中の選択 (2)ワイルドスワンの著者が語る・わが人生の毛沢東

    • April 27, 1993
    • NHK

    国民投票で選ばれたエリツィン。なぜ、ロシア国民はエリツィンを支持したのか、その背景を探る。 パート2は、現代中国を描きベストセラーになった「ワイルド・スワン」の著者ユン・チャンさんにインタビュー。

  • S1993E15 外国人犯罪取り調べ室

    • April 28, 1993
    • NHK

    日本に住み、働く外国人の増加とともに犯罪も増えている。犯罪を犯した外国人は、日本の制度の中でどのように扱われているか。栃木県で行われた捜査と取り調べの現場を追って、警察官と容疑者の間の言葉の問題、通訳の体制の実態から、その対策を探ぐる。

  • S1993E16 カンボジア・危機の構図

    • May 6, 1993
    • NHK

    北京でのSNCはポル・ポト派欠席のまま終わりカンボジア総選挙はどうなるのか。ポル・ポト派はなぜ妨害を続けるのか。シアヌーク殿下は事態をどう考えているのか。衛星多元中継で東京・バンコク・パリ・北京を結んで現状分析と見通しにつての意見を聞く。

  • S1993E17 捕鯨・何が対立を生むのか

    • May 10, 1993
    • NHK

    商業捕鯨が全面的に禁止されてから8年になる。日本やノルウェーはその再開を主張し続けてきたが、アメリカやヨーロッパの多くの国々はクジラを環境保護のシンボルとして反対している。その厳しい対立に迫る。

  • S1993E18 危険・迷惑・なぜなくならない過積載ダンプカー

    • May 11, 1993
    • NHK

    ダンプカーの過積載をめぐる問題の背景を探る。

  • S1993E19 (1)不安の中の出発・カンボジア選挙監視員 (2)厳戒下の文民警察

    • May 12, 1993
    • NHK

    カンボジアの総選挙は、投票まで残すところ11日となった。ポル・ポト派と見られる選挙妨害の襲撃事件が相次ぐなか、今日選挙監視要員41人がカンボジアに向け日本を出発した。カンボジア情勢が悪化する中で、彼らがどのような思いで旅立ったのか、アンケート調査を交えリポートするほか、カンボジアからの最新報告として、日本人文民警察官死傷事件後、文民警察官たちが、どのような思いで任務に当たっているのか、現場の実態を伝える。

  • S1993E20 (1)上海女性の国際結婚熱 (2)インド子供救出作戦

    • May 13, 1993
    • NHK

    アジアの人々の現実を映しだす二つの話題を伝える。 中国・上海では、外国人との結婚を望む女性が急増している。なぜ国際結婚なのか、彼女たちの本音に迫る。 インドでは、農村にある粗末な工場で、強制的に働かされている子どもたちが大勢いる。この子どもたちの救出作戦をリポートする。

  • S1993E21 幻の外務省文書発見・ 中国人強制連行の全貌究明

    • May 17, 1993
    • NHK

    太平洋戦争中に日本へ連れてこられた中国人について、終戦直後外務省と企業が作成した報告書が発見された。この報告書をもとに中国人強制連行の実態に迫る。

  • S1993E22 C型肝炎200万人・どうする医療負担

    • May 18, 1993
    • NHK

    患者が200万人にも達するともいわれるC型慢性肝炎。特効薬インターフェロンの登場で高額の治療費にあえぐ患者たち、膨れ上がる医療費は誰が負担するのかを考える。

  • S1993E23 名画の行方を追え

    • May 19, 1993
    • NHK

    バブル経済の頃、絵画市場にも不動産や株と同じように巨額の資金が流れこみ、フランスの印象派を中心とする高価な絵画が数多く輸入された。しかし今その絵画の多くが、金融会社の倉庫に眠っている。これらの名画のその後と、絵画市場の現状をリポートする。

  • S1993E24 台湾・放射能汚染マンション

    • May 20, 1993
    • NHK

    台湾で放射能に汚染されているマンションがあることがわかった。核施設とは何も関係がない普通のマンションが、何故放射能に汚染されているのか、放射性物質の混入のルートを追う。

  • S1993E25 時速270キロの落とし穴

    • May 24, 1993
    • NHK

    最高時速270kmで走る新幹線”のぞみ”は、3月に東京・博多間を走るダイヤになってから故障が相次いでいる。事故の原因はなにかを検証する。

  • S1993E26 和平か内戦か・カンボジア総選挙後のシナリオ

    • May 25, 1993
    • NHK

    カンボジアの総選挙後の行方を探る。

  • S1993E27 服部君射殺事件 無罪評決はこうして下された

    • May 26, 1993
    • NHK

    自宅の敷地に入ってきた日本人高校生、服部剛丈君を銃で射殺したロドニー・ピアーズ被告に対する裁判がルイジアナ州バトンルージュで開かれ、評決がだされた。12人の陪審員が全員一致で下した結論は、無罪。いかにして無罪評決が導かれたのか、裁判記録をもとに分析した。

  • S1993E28 急増!空きビル・ オフィスビル建設ラッシュの後遺症

    • May 27, 1993
    • NHK

    東京ではこの5年の間、毎年、霞が関ビル20棟分のオフィスビルが新たに建設されてきた。しかし、新築ビルになかなかテナントが集まらず、今戦後最悪のオフィスビル不況といわれている。空きビル急増の背景に何があるのか探っていく。

  • S1993E29 ハイテク機器に続出・誤動作・情報流出を防げ

    • May 31, 1993
    • NHK

    ハイテク機器の意外な落し穴にスポットをあて、誤動作や情報の流出はなぜ起こるのか、その謎に迫る。

  • S1993E30 失速するリサイクル ・崩壊寸前の古紙再生ルートを追う

    • June 1, 1993
    • NHK

    壁に突き当たった紙のリサイクルを取り上げる。

  • S1993E31 雲仙普賢岳・大火砕流から2年

    • June 2, 1993
    • NHK

    一瞬のうちに43人の死者、行方不明者をだした大火砕流から明日で2年になる雲仙・普賢岳、今もその活動は続いている。 2年前と今とで普賢岳はどう変わったのか、避難生活を強いられている被災住民の人たちはどのような思いで暮らしているのかを伝える。

  • S1993E32 天安門事件・空白の3時間に迫る

    • June 3, 1993
    • NHK

    4年前の北京・天安門事件のあった3時間は西側のメディアが天安門広場から遠ざけられていて未だに真相は明らかでない。しかしその時現場にいた台湾人とスペイン国営テレビの記者の証言と同テレビの映像によれば、軍の虐殺は長安街ではあったが天安門広場では起こらなかったといえる。その証言と映像を当時事件の取材にあたっていた記者がスタジオで分析し真相に迫る。

  • S1993E33 カンボジア・一夜で消えた新政権

    • June 7, 1993
    • NHK

    総選挙後、混迷を続けるカンボジア情勢について。新政府樹立宣言をおこなったシアヌーク殿下は、その15時間後に新政府樹立断念を発表した。カンボジアの新しい対立の構図に迫る。

  • S1993E34 攻防・大詰めの政治改革

    • June 8, 1993
    • NHK

    国会の会期末を控え政治改革関連法案の行方は大詰めを迎えた。中心となる選挙制度改革の中身をめぐって自民党内の混迷は深まる一方。この一週間の動きを中心に今後どう進んでいくかのか。塚田記者の解説で動きと見通しを追う。

  • S1993E35 教室の中の日米摩擦

    • June 10, 1993
    • NHK

    学校で子供たちが使うコンピューターを巡る日米摩擦について伝える。

  • S1993E36 地方工場・ゴールなき円高との闘い

    • June 14, 1993
    • NHK

    円高が進むなかで輸入価格には円高メリットが現われているが、輸出産業にとってはバブル崩壊後の不況と相俟って苦しい展開となっている。苦況に立たされている地方工場の状況を報告する。

  • S1993E37 疲労病があなたを襲う

    • June 15, 1993
    • NHK

    原因不明の疲労感に悩まされる慢性疲労症候群、疲労病を取り上げる。

  • S1993E38 追跡・タクシードライバーの長い一日

    • June 16, 1993
    • NHK

    不況で客不足に悩むタクシードライバーたちは、今、長時間労働に耐えながら少しでも売り上げを伸ばすための努力を続けている。自由化で運賃はどうなるのか、運賃競争はタクシードライバーや利用客に何をもたらすのか、運賃自由化に向けて動きだしたタクシー業界にスポットを当て検証していく。

  • S1993E39 日本の父親・笠智衆へのメッセージ

    • June 17, 1993
    • NHK

    3月に亡くなった俳優の笠智衆さんは、日本のさまざまな父親像を演じてきた。笠さんの死を悼んで寄せられた手紙から、若者たちがどのような父親像を求めているのかを、作家の城山三郎さんと考える。

  • S1993E40 検証・解散劇

    • June 21, 1993
    • NHK

    自民党内の分裂により内閣不信任案は可決され、衆議院は解散した。宮沢首相と党執行部にどのような誤算があったのか、今回の事態に至までの動きを証言によって検証する。

  • S1993E41 外国人犯罪の陰に暴力団 〜追跡・イラン人の犯罪グループ〜

    • June 22, 1993
    • NHK

    このところ、急増する外国人犯罪の背景を取り上げる。

  • S1993E42 新党結成・羽田代表の本音に迫る

    • June 23, 1993
    • NHK

    今日、いわゆる羽田新党、「新生党」結成の記者発表があった。 政治改革を旗印に自民党を飛び出し結成された新生党、一体自民党とはどこが違う政党なのか、野党との連立政権をつくることが本当に可能なのか、羽田党首のスタジオ・インタビューを通してその本音に迫る。

  • S1993E43 米を作れというけれど 〜復田農家の苦悩〜

    • June 24, 1993
    • NHK

    今、標準価格米や加工用などの価格の安い米が不足し米の緊急増産が始まっている。畑や休んでいた田を再び水田に戻す復田が全国で進められている。なぜ今、米が不足するようになったのか、そして農家は、復田に対してどのように反応しているのか検証していく。

  • S1993E44 検証・都議選

    • June 28, 1993
    • NHK

    きのう投票が行なわれた、東京都議会選挙の有権者の投票行動をさぐる。衆議院選挙の前哨戦と注目された今回の都議選、自民党、社会党など既成政党が伸び悩む一方で、日本新党が20議席を獲得し大躍進した。有権者はどのような判断をくだしたのか都議選の有権者行動を二つの地区に見る。

  • S1993E45 相続税が払えない

    • June 29, 1993
    • NHK

    地価が高騰した都心の住宅地の相続税問題を取り上げる。

  • S1993E46 (1)ゾーリンゲンの悲劇〜ドイツのトルコ人迫害〜 (2)フランス・謎の射殺事件〜闇に葬られたユダヤ人告発〜

    • June 30, 1993
    • NHK

    ヨーロッパのドイツとフランスを揺るがせている2っの事件を伝える。 1.先月末ドイツで起きたトルコ人一家放火殺人事件を通して、外国人排斥の標的になっているドイツに暮らすトルコ人の置かれている状況をリポートする。 2.フランスでは、第2次大戦中のユダヤ人迫害の中心人物として告発されていたルネ・ブスケ元警察長官が射殺された。ブスケ元警察長官を、20年かけて追い詰めたユダヤ人弁護士を追う。

  • S1993E47 93就職戦線・やっぱり一流企業に入りたい?

    • July 1, 1993
    • NHK

    7月1日解禁の今年の就職戦線、長引く不況のなかで大手企業の4割が去年より採用を減らしている。企業はかつての「一芸に秀でたユニークな学生」よりも「偏差値の高い学生」を求めている。かつてない厳しい就職戦線のなかで学生は自らをどう評価しどんな会社を目指すのか、専修大学のあるゼミの就職活動を追う。 出演者 長薗 安浩(就職ジャーナル編集長)

  • S1993E48 密着取材・サミットの仕掛人 〜宣言はこう作られる〜

    • July 5, 1993
    • NHK

    東京サミットは7日から始まるが、サミットの準備を密かに進める側近たちはシェルパと呼ばれる。最終日の経済宣言は彼らによって作られる。 宣言が作られるまでの攻防を追う。首脳会議に同席を許されているのがシェルパである。シェルパとは本来はネパールのヒマラヤ高地に住む山岳民族でヒマラヤ登山のガイドとして優れ登山を成功に導いていることから首脳たちをサミット(山頂)に導くということ意味で付けられている。

  • S1993E49 建設汚職・腐敗の構図

    • July 21, 1993
    • NHK

    大手建設会社からわいろを受け取った疑いで、仙台市長に続いて一昨日、茨城県三和町長も逮捕された。大手建設会社と地方自治体のトップとの癒着はどのようにして生まれたのか、その腐敗の構図に迫る。

  • S1993E50 検証・北海道南西沖地震 なぜ大津波が襲ったか

    • July 26, 1993
    • NHK

    北海道南西沖地震で起こった津波を取り上げる。被害を大きくしたのは地震の直後に起こった津波であるが、津波はどのように伝わり被害をもたらしたのかコンピューター・シミュレーションを使って検証する。

  • S1993E51 日本車の時代は終わったのか 〜アメリカからの報告〜

    • July 27, 1993
    • NHK

    アメリカで苦戦している日本車を取り上げる。

  • S1993E52 (1)非自民7党合意 (2)自民総裁候補でそろう

    • July 28, 1993
    • NHK

    日本新党と新党さきがけが、非自民の5党と連携することを明確にしたことから、非自民の7党連立政権が実現することが確実な情勢となった。その裏でどんな決断があったのだろうか。 一方、総裁選の候補者が出そろった自民党は、非自民7党にどう対抗していくのだろうか。非自民、自民それぞれのキーパーソンに話を聞く。

  • S1993E53 政権交代へ 〜7党党首に問う〜

    • July 29, 1993
    • NHK

    きょうの非自民7党と1会派の党首会談で細川護煕氏(日本新党代表)を連立政権の総理大臣候補として擁立することが決まった。政権交代で日本の政治はどうかわるのか、具体的な政策はどうなるのか7党の党首に聞く。

Season 2011

  • S2011E01 “ウーマノミクス(女性経済)”が日本を変える

    • January 11, 2011
    • NHK

    頼みの輸出では新興国のライバルとの激しいコスト競争にさらされ、人口の減少によって国内消費も冷え込む日本経済。この閉塞感を打ち破り、企業や社会を活気づける大きなカギになると熱い注目を集めているのが、働く女性たちの活躍=“ウーマノミクス”(女性経済)だ。他の先進国に比べて、結婚や出産を機に仕事を辞めてしまう女性が非常に多く、“埋もれた資源”とも言われる日本の女性たち。女性の就労が拡大すれば、生活者の視点から斬新で多様なサービスや商品を生み出して企業に活力を与え、さらに手にした収入で消費をけん引するという“ウーマノミクス旋風”を巻き起こすと期待されている。ヨーロッパでは、女性が働きやすい職場作りに真剣に取り組むことによって、男性もワークライフ・バランスが取れるようになり、さらに出生率も上昇するという好循環が生まれている。日本でも始まった“ウーマノミクス”の最前線に迫り、その可能性を探る。

  • S2011E02 アンドロイド“人間らしさ”の追求

    • January 12, 2011
    • NHK

  • S2011E03 どうなる 菅政権

    • January 13, 2011
    • NHK

  • S2011E04 “チャイナドリーム”追いかけて

    • January 17, 2011
    • NHK

  • S2011E05 “都市鉱山”を狙え

    • January 18, 2011
    • NHK

  • S2011E06 届かぬ支援 震災負傷者4万人

    • January 19, 2011
    • NHK

  • S2011E07 世代をつなぐ鉄道ブーム

    • January 20, 2011
    • NHK

  • S2011E08 飛び出せ!“異能”

    • January 24, 2011
    • NHK

  • S2011E09 問われる“夢の医療”

    • January 25, 2011
    • NHK

  • S2011E10 建築が人をつなぐ

    • January 26, 2011
    • NHK

  • S2011E11 秋葉原の一番長い日

    • January 27, 2011
    • NHK

  • S2011E12 小児がん 新たなリスク

    • January 31, 2011
    • NHK

  • S2011E13 エジプト 騒乱 ~中東はどこへ~

    • February 1, 2011
    • NHK

  • S2011E14 急増する国際離婚トラブル

    • February 2, 2011
    • NHK

  • S2011E15 働くのがこわい 新たな“ひきこもり”

    • February 3, 2011
    • NHK

  • S2011E16 うつは“心”から治せるか

    • February 7, 2011
    • NHK

  • S2011E17 中国 水ビジネスを狙え

    • February 8, 2011
    • NHK

  • S2011E18 漫画“ワンピース” メガヒットの秘密

    • February 9, 2011
    • NHK

  • S2011E19 ガソリンスタンドが消える

    • February 10, 2011
    • NHK

  • S2011E20 狙われたセーフティネット

    • February 14, 2011
    • NHK

  • S2011E21 学ぶことは、生きること

    • February 15, 2011
    • NHK

  • S2011E22 新燃岳噴火 どうなる“火山列島”

    • February 16, 2011
    • NHK

  • S2011E23 災害対応空白地帯

    • February 17, 2011
    • NHK

  • S2011E24 結婚したいのに… ~止まらない未婚化~

    • February 21, 2011
    • NHK

  • S2011E25 激動 中東 ~とまらぬ“民衆革命”~

    • February 23, 2011
    • NHK

  • S2011E26 遺族の声が司法を変えた

    • February 24, 2011
    • NHK

  • S2011E27 最新情報 ニュージーランド地震7日目

    • February 28, 2011
    • NHK

  • S2011E28 岐路に立つお寺

    • March 1, 2011
    • NHK

  • S2011E29 どこへ向かう検察改革

    • March 2, 2011
    • NHK

  • S2011E30 若い世代の自殺を防げ

    • March 3, 2011
    • NHK

  • S2011E31 攻防リビア カダフィ体制のゆくえ

    • March 7, 2011
    • NHK

  • S2011E32 シリーズ 変わる農業

    • March 8, 2011
    • NHK

  • S2011E33 シリーズ 変わる農業

    • March 9, 2011
    • NHK

  • S2011E34 テレビはいらない?!

    • March 10, 2011
    • NHK

  • S2011E35 “命の情報”がつかめない

    • March 21, 2011
    • NHK

  • S2011E36 被災者に届け 緊急支援物資

    • March 22, 2011
    • NHK

  • S2011E37 被災地の人々は今 岩手・釜石ドキュメント

    • March 23, 2011
    • NHK

  • S2011E38 発事故 広がる波紋

    • March 24, 2011
    • NHK

  • S2011E39 被災自治体を救え

    • March 28, 2011
    • NHK

    東日本大震災から2週間以上たった今も、現地には支援の手が十分に届かず、被災者は厳しい避難生活を強いられている。こうした状況の背景には、“超広域災害”の深刻な影響がある。今回の震災では、多くの自治体で役所が被災。道路や通信の寸断も加わって、総合調整役の県が市町村をバックアップする仕組みも機能不全に陥った。また、阪神淡路大震災以降、大きな力となってきたボランティアの活動も壁に直面した。従来フットワークの軽さが売りだったが、被災地があまりにも広く、交通手段や現地の情報も不足し、活動が困難になっている。私たちは超広域災害にどう向き合っていけばよいのか、自治体とボランティアへの密着取材から探る。

  • S2011E40 いま、私たちにできること

    • March 29, 2011
    • NHK

    被災地の外で暮らす多くの人たちが「自分も何かの役に立ちたい!」と思いながら、「被災地に行っても邪魔になるだけではないか」と無力感を募らせる。そんな中、注目されているのが、ツイッターやフェイスブックなどの「ソーシャルメディア」を使った、これまでにない新たな支援だ。ツイッターでの安否情報、聴覚障害者へのインターネットでの手話放送、被災地への救援物資の運搬プロジェクト、節電の大規模な呼びかけ運動など、様々な取り組みが被災地の外にいる人たちによって自主的に生み出され、輪を広げている。国や行政・大手企業を批判したり任せっきりにしたりするのではなく、自らの発想で自分たちにできることをやろうというのだ。番組では、被災地の外側ではじまったソーシャル支援の最前線を追う。

  • S2011E41 連鎖する震災ダメージ どうする日本経済

    • March 30, 2011
    • NHK

    史上最大規模の震災からおよそ3週間。浮き彫りになってきたのが被災地の企業活動の壊滅的打撃だ。電気・自動車など、大手メーカーの工場の多くが、電力や水に恵まれた東北地方に集中していたが、宮城県や福島県などでは、操業再開をめざしてメーカーが作業を進めている。一方、東北・関東以外の企業にも深刻な陰を落とし始めているのが計画停電だ。連続運転を基本とする工場が多い日本の物作りの現場では、停電準備や立ち上げにそれぞれ時間がかかるため、数時間の停電でも操業に大きな支障をきたしてしまうのだ。まだ本格的に報じられていない企業活動のダメージについて、現状を伝えるとともに、今後を展望する。

  • S2011E42 “心の危機” 被災者を救え

    • March 31, 2011
    • NHK

    長引く避難生活のストレスと親族を亡くした悲しみ。そして、離れない大津波への恐怖心…。東日本大震災をかろうじて生き延びた人々が今、新たな危機に直面している。阪神大震災以降、研究が進んできた「災害時の心のケア」。専門家は、地震から半月が過ぎた今こそ、対策が必要だと訴えている。災害当時の興奮状態から現実に帰った被災者は、被災時の恐怖や将来への不安に襲われるという。避難の時間のほとんどない地震とは違い、今回の大津波では、避難行動によって生死が分かれた。「助けられたのに…」「一人で逃げたことを後悔している」。今回の災害、生き残った人たちに特徴的なのが、自責の言葉だ。番組では、動き出した専門家のカウンセリングに同行。被災者の心の傷の手当てにはどのような取り組みが必要なのか考える。

  • S2011E43 どう支える 被災地の子どもたち

    • April 4, 2011
    • NHK

  • S2011E44 町を失いたくない

    • April 7, 2011
    • NHK

  • S2011E45 避難者15万人 くらしをどう再建するか

    • April 11, 2011
    • NHK

  • S2011E46 被災者の健康をどう守るか

    • April 13, 2011
    • NHK

  • S2011E47 広がる漁業被害 食卓への影響は

    • April 18, 2011
    • NHK

  • S2011E48 多発する余震 どう備えるか

    • April 21, 2011
    • NHK

  • S2011E49 復興への道筋は 日銀・白川総裁に問う

    • April 25, 2011
    • NHK

  • S2011E50 被害者が問う事故調査

    • April 26, 2011
    • NHK

  • S2011E51 安住の地を失った高齢者たち

    • April 27, 2011
    • NHK

  • S2011E52 雇用は守れるか

    • April 28, 2011
    • NHK

  • S2011E53 住宅は大丈夫か 見落とされた液状化対策

    • May 9, 2011
    • NHK

  • S2011E54 学校再開 子どもたちは今

    • May 10, 2011
    • NHK

  • S2011E55 故郷(ふるさと)はどうなるのか

    • May 11, 2011
    • NHK

  • S2011E56 どう守る“地域の宝”文化財

    • May 12, 2011
    • NHK

  • S2011E57 私を叱らないで

    • May 16, 2011
    • NHK

  • S2011E58 検証 ユッケ食中毒

    • May 17, 2011
    • NHK

  • S2011E59 迷エジプト 民主化の行方は

    • May 18, 2011
    • NHK

  • S2011E60 職業訓練で雇用を生み出せ

    • May 19, 2011
    • NHK

  • S2011E61 教壇に立つのはだれ?

    • May 23, 2011
    • NHK

  • S2011E62 町工場 アジアの“先生”になる

    • May 24, 2011
    • NHK

  • S2011E63 “ツーキニスト”が世界を変える

    • May 25, 2011
    • NHK

  • S2011E64 乗り越えられるか“電力危機”

    • May 26, 2011
    • NHK

  • S2011E65 “帰宅できない”

    • May 30, 2011
    • NHK

  • S2011E66 中国天才少女あらわる

    • May 31, 2011
    • NHK

  • S2011E67 漁業の町はよみがえるのか

    • June 1, 2011
    • NHK

  • S2011E68 幸せのモノサシ

    • June 2, 2011
    • NHK

  • S2011E69 菅首相退陣へ 迷走する政治はどこへ

    • June 6, 2011
    • NHK

  • S2011E70 原発停止 広がる波紋

    • June 7, 2011
    • NHK

  • S2011E71 “高齢化先進国”の強みを生かせ

    • June 8, 2011
    • NHK

  • S2011E72 ガレキがなくならない

    • June 9, 2011
    • NHK

  • S2011E73 “みんなで町に戻る”

    • June 13, 2011
    • NHK

  • S2011E74 原発事故と日米同盟

    • June 14, 2011
    • NHK

  • S2011E75 到来!パーソナルゲノム時代

    • June 15, 2011
    • NHK

  • S2011E76 災害に威力 GPSの可能性

    • June 16, 2011
    • NHK

  • S2011E77 “アジアの舌”を攻略せよ

    • June 20, 2011
    • NHK

  • S2011E78 “医療費のムダ”を減らせ

    • June 21, 2011
    • NHK

  • S2011E79 ライフスタイルを見つめなおす

    • June 22, 2011
    • NHK

  • S2011E80 子どもたちが綴(つづ)った大震災

    • June 23, 2011
    • NHK

  • S2011E81 震災遺児をどう支えるか

    • June 27, 2011
    • NHK

  • S2011E82 “シェア” ~誰かと何かを共有したい~

    • June 28, 2011
    • NHK

  • S2011E83 我が愛する日本へ

    • June 29, 2011
    • NHK

  • S2011E84 瀬戸際の中東和平

    • June 30, 2011
    • NHK

  • S2011E85 どう防ぐ“節電熱中症”

    • July 4, 2011
    • NHK

  • S2011E86 密着 女川災害FMの3か月

    • July 5, 2011
    • NHK

  • S2011E87 独立・南スーダン 問われる国づくり

    • July 6, 2011
    • NHK

  • S2011E88 地盤沈下が復興を阻む

    • July 7, 2011
    • NHK

  • S2011E89 携帯がつながらない

    • July 11, 2011
    • NHK

  • S2011E90 「みんなのうた」が見つめた50年

    • July 12, 2011
    • NHK

  • S2011E91 検証 自衛隊

    • July 13, 2011
    • NHK

  • S2011E92 “原発被害者”進まぬ救済

    • July 14, 2011
    • NHK

  • S2011E93 迫る“食料高騰”時代

    • July 20, 2011
    • NHK

  • S2011E94 “市民ファンド”が被災地を支える

    • July 21, 2011
    • NHK

  • S2011E95 牛肉になぜ ~広がる放射能汚染~

    • July 25, 2011
    • NHK

  • S2011E96 変わる「がん医療」の現場

    • July 26, 2011
    • NHK

  • S2011E97 大人がハマる“数学ブーム”の謎

    • July 27, 2011
    • NHK

  • S2011E98 炭坑(ヤマ)が“世界の記憶”になった

    • July 28, 2011
    • NHK

  • S2011E99 福島を生きる

    • August 1, 2011
    • NHK

  • S2011E100 被災者を“絆”で支える

    • August 2, 2011
    • NHK

  • S2011E101 全県民被ばく調査

    • August 3, 2011
    • NHK

  • S2011E102 “ネット反乱”の衝撃

    • August 4, 2011
    • NHK

  • S2011E103 野田新代表選出 どうなる民主党

    • August 29, 2011
    • NHK

  • S2011E104 “カダフィ後” 新生リビアの行方

    • August 30, 2011
    • NHK

  • S2011E105 ふるさとで産みたい

    • August 31, 2011
    • NHK

  • S2011E106 夜空の花に希望をつなぐ

    • September 1, 2011
    • NHK

  • S2011E107 超円高に立ち向かえ

    • September 5, 2011
    • NHK

  • S2011E108 止まない雨

    • September 6, 2011
    • NHK

  • S2011E109 町をどう存続させるか

    • September 7, 2011
    • NHK

  • S2011E110 世界を変えた9.11

    • September 8, 2011
    • NHK

  • S2011E111 釜石復興 ~再生への格闘~

    • September 12, 2011
    • NHK

  • S2011E112 混迷 欧州経済

    • September 13, 2011
    • NHK

  • S2011E113 巨大津波が小学校を襲った

    • September 14, 2011
    • NHK

  • S2011E114 3.11 世界の映画監督からのメッセージ

    • September 15, 2011
    • NHK

  • S2011E115 “もう一旗揚げたい” 増えるシニア起業

    • September 19, 2011
    • NHK

  • S2011E116 放射能から子どもを守りたい

    • September 26, 2011
    • NHK

  • S2011E117 “コーチ”をつける社長たち

    • September 27, 2011
    • NHK

  • S2011E118 どう決別する暴力団

    • September 28, 2011
    • NHK

  • S2011E119 安全を守れるか 食品の放射能検査

    • October 3, 2011
    • NHK

  • S2011E120 欧州信用不安の行方

    • October 4, 2011
    • NHK

  • S2011E121 弁護士を目指したけれど…

    • October 5, 2011
    • NHK

  • S2011E122 “ケータイ事故” 駅のホームでいま何が

    • October 6, 2011
    • NHK

  • S2011E123 どう教える”放射線”

    • October 11, 2011
    • NHK

  • S2011E124 世界を変えた男 スティーブ・ジョブズの素顔

    • October 12, 2011
    • NHK

  • S2011E125 避難の情報が伝わらない

    • October 13, 2011
    • NHK

  • S2011E126 “自給力”

    • October 17, 2011
    • NHK

  • S2011E127 地方を変える“コミュニティデザイン”

    • October 18, 2011
    • NHK

  • S2011E128 宇宙と生命の謎に迫れ 巨大望遠鏡の挑戦

    • October 19, 2011
    • NHK

  • S2011E129 マータイさん最後のメッセージ

    • October 20, 2011
    • NHK

  • S2011E130 タイ大洪水 苦悩する日系企業

    • October 24, 2011
    • NHK

  • S2011E131 どうなる福島のコメ

    • October 31, 2011
    • NHK

  • S2011E132 攻防・復興増税

    • November 2, 2011
    • NHK

    自らをどじょうにたとえ泥臭く政治を動かすと宣言した野田総理大臣。最初の試金石となっているのが震災復興を柱とした今年度の第3次補正予算案と復興増税を含めた関連法案。民主党は自民・公明両党との協議を進めているが、意見の隔たりがあり、先行きは見えない。政治の停滞に厳しい目が向けられる中、与野党協力の足がかりは築けるのか。番組では復興増税をめぐる駆け引きの最前線を追うとともに、スタジオでは民主・自民両党のキーマンにインタビュー。野田政権の発足から2か月、政治の先行きを展望する。

  • S2011E133 黒毛和牛オーナー 7万人の悲鳴

    • November 7, 2011
    • NHK

    黒毛和牛のオーナーを募り、高利の配当をアピールして7万人を超える市民から出資金を集めたまま倒産した『安愚楽牧場』(栃木・那須塩原)。負債額は4300億円にのぼり、出資金が戻ってくる目処もたっていない。今、全国12カ所で被害対策弁護団が結成。弁護団は、徹底的に返済を求めていく構えだ。被害は消費者だけでなく、畜産農家にも広がっている。14万頭の黒毛和牛を保有するという安愚楽牧場。牛を預かって育ててきた300軒余りの畜産農家が「廃業せざるを得ない」と窮状を訴える。7万人の消費者に被害が及んでいる「黒毛和牛オーナー制度」はなぜ成り立ってきたのか、日本の黒毛和牛のシェア20%を占めるとされる「安愚楽牧場」の破たんの深層に迫る。

  • S2011E134 放射性物質を減らせ  ~福島・限界に挑む農家たち~

    • November 8, 2011
    • NHK

    福島県内の農家たちが、国や自治体に頼らず、自ら放射能汚染の測定と農地の除染に取り組み、農業再生を図ろうと立ち上がった。カリウムやゼオライト、ホタテ貝の粉末など「除染」に効果があるとされる五種類の試験資材を土に散布し、綿密にデータを取り続ける須賀川市の農業生産法人。研究者チームと組んで、土の成分の構成による汚染の実態を明らかにし、水の浄化や土壌改良で、安全な作物が作れる農地にしようとする二本松市の農家たち。国は、飯舘村など高濃度汚染地域で表土を削り取るなどの除染の研究を行っている。しかしこうした農家たちは、汚染元年である今、指示を待つのではなく、自分たちで自分たちの土地に適した「除染」法を見出さなければ手遅れになるのではないかという強い危機感を持っているのだ。何十年もかけて丹精こめて作り上げてきた土を手放さずに、いかに放射能の汚染を取り除き、安全な農作物を消費者に届けることができるのか。日本人は放射能汚染にどう立ち向かっていくべきなのか。動き出した農家たちの格闘を通して探る。

  • S2011E135 どう避難をうながすか 変わる大津波警報

    • November 9, 2011
    • NHK

    わずか3分程で津波の高さを予測する気象庁の警報システムが、東日本大震災では、実際よりも遙かに小さな予測値を伝え、多くの人々を危機にさらした。検証からは、巨大地震の際には、迅速さと正確さを両立させようとする事が、かえって危険につながるという限界が見えてきた。気象庁では、今、M8以上の地震では、科学的な根拠が薄くても、「巨大」などの表現を使い、警報を出す事を検討している。「警報の信用性が失われる」という慎重論もある中での、大きな方針の転換である。また、気象庁の警報をもとに、防災無線で住民に避難を呼びかけてきた自治体でも、“逃げる気になる”呼びかけ方とは何かを模索し始めている。新たな警報や呼びかけは、人々の命を救えるのか。一人でも多くの命を救う『情報』とは何かを考える。

  • S2011E136 TPP交渉参加の行方

    • November 10, 2011
    • NHK

    TPP(=環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加はどうなるのか。国論を二分したこの問題にまもなく政治決断が下される。関税原則撤廃で「地域の存続」や「食の安全保障」に広がる懸念。一方で、野田総理大臣の背中を押す「経済界」そして、「アメリカ政府」。TPPは日本再生の礎になるのか?それともアメリカの国家戦略に巻き込まれることなのか?TPP問題と日本のあるべき未来像を考える。

  • S2011E137 世界金融危機を防げ IMFラガルド専務理事に聞く

    • November 14, 2011
    • NHK

    ギリシャからイタリアへ拡大の様相を見せるヨーロッパの信用不安。危機をなんとか制御し、出口を模索しているのがIMF・国際通貨基金のラガルド専務理事だ。フランス出身のラガルドさんは独仏のリーダーと交渉を重ねるなど重要な役割を果たしている。11月12日には、中国訪問の後、APECが開かれるハワイへと移動する合間を縫って来日。国谷キャスターが、重大な局面を迎えている欧州信用不安の実態や収束へ向けての処方箋について徹底インタビューする。

  • S2011E138 オリンパス損失隠し 問われる日本企業

    • November 15, 2011
    • NHK

    日本を代表する光学機器メーカーである「オリンパス」。有価証券の投資など、財テクの失敗で生じた損失を長年に渡り隠し続けていたことが明らかになった。その穴埋めに企業買収の偽装工作で生み出した巨額の資金を充てていたと見られている。コーポレイトガバナンス(企業統治)が厳しく問われるようになって既に久しいにも関わらず、なぜ、20年近くもバブルの傷は隠蔽されたのか。海外からは「日本の企業風土を問う」厳しい視線が注がれている。番組では、関係者の取材から、巨額の損失を代々引き継ぎながら先送りしつつけてきた企業体質を浮き彫りにするとともに、海外の反応なども伝えていく。

  • S2011E139 女性パワーがスポーツを変える

    • November 16, 2011
    • NHK

    国としての戦略がなく企業の撤退も相次ぐ中低迷してきた日本のトップスポーツ。今年6月、国はスポーツ基本法を制定。抜本的なトップアスリート強化に乗り出した。キーワードは「女子力」。世界の水準を分析した結果、それまで男性に比べ支援が手薄だった女性選手に資金やマンパワーを投入し強化を図る戦略を採用したのだ。トライアスロン、サッカー、カヌーなど、来年のロンドン五輪でのメダル量産を目指し、国から派遣されたスタッフや研究機関が女子トレーニングの一大改革を開始している。一方、企業のスポーツ支援でも新たな動きが登場。2016年から五輪正式種目に決定している女子ラグビーに新興企業が続々サポーターとして名乗りを挙げるなど、従来の広告スポンサーや地域クラブ制度に囚われないビジネスモデルで「なでしこブーム」の再来を狙う。新たにはじまった女性アスリート育成の最前線を追う。

  • S2011E140 暴走するサイバー攻撃  密着・謎のハッカー集団

    • November 17, 2011
    • NHK

    各国政府や大手企業などを次々と標的にし、日本でも脅威が高まっている「サイバー攻撃」。その数は、世界で年間30億件を超えると見られているが、攻撃を行うハッカーの実態は、ほとんど明らかになっていない。こうした中、注目を集めているのが、国際ハッカー集団の「アノニマス」だ。ネット上の「自由」を守るために立ち上がったが、その活動は過激さを増し、軍事機密を盗み出したり、個人情報を流出したりして、社会を脅かしている。NHKでは、アメリカに住む中心メンバーを独自に取材。仲間たちと標的を決め、大規模攻撃を行う手口を明かした。暴走するサイバー攻撃の実態と、対策の最前線を伝える。

  • S2011E141 岐路に立つ保育の現場  ~加速する民間参入~

    • November 21, 2011
    • NHK

    今月、多くの自治体で本格化した来年度の保育所の入所申請。保育所に入れない待機児童は25000人を超え、不況で共働きの人が増える中、対策はまったなしだ。国は25年度の導入を目指す育児支援策「子ども・子育て新システム」の中間案で、株式会社など多様な事業主体の参入促進を図るとの方針を掲げた。不動産のデベロッパーと組んで用地確保を進める企業や、国の方針を追い風に大幅な新設を目指す企業。一方、自治体は企業をどうチェックするか模索を始めている。保育システムの大きな転換点に立つ中、量の確保と質の維持をどう両立させるのか?子どもを産んだ後も働きたい女性を支える新たな仕組みについて考える。

  • S2011E142 “現代型うつ”にどう向きあうか

    • November 22, 2011
    • NHK

    今、これまでの概念では捉えきれない「うつ病」が増加している。不眠に悩む、職場で激しく落ち込むといった「うつ」の症状を示す一方で、自分を責めるのではなく上司のせいにする、休職中にも関わらず旅行には出かける…。いわゆる”現代型うつ”だ。20~30代の若者を中心に増え続けているとされ、従来の治療法が効きにくいことから医療現場は混乱している。さらに企業では休職者が増え、経営を圧迫。中には「怠け」と判断し、解雇したところ裁判で訴えられるケースも出ている。現代型うつに翻弄される医療現場と企業の実態に加え、最新の治療法も取材、対応策を考える。

  • S2011E143 想像力が未来を拓く  ~小松左京からのメッセージ~

    • November 24, 2011
    • NHK

    「日本沈没」で知られるSF作家小松左京さんが7月に亡くなった。星新一や筒井康隆とともにSF御三家といわれ、膨大な知識と教養から未来を描く「未来学者」でもあった小松さん。戦後、高度成長期のなかで「バラ色の未来」を期待する風潮を批判し、常に科学と人間のあり方に警鐘を鳴らしてきた。死後、見つかった原稿や構想メモから浮かび上がってきたのは、世間に受け入れられず精神を病みながらも、研究分野や立場を越えて、未来を「想像」して築いていこうと格闘する姿だった。震災後のいま、日本社会が進むべき未来予想図をどう描くか、研究者や作家のなかで、小松さんたちSF作家の未来を描く「姿勢」が見直されはじめている。「人間は未来を見ることができる唯一の動物である」。小松さんが最後まで信じた“SFの力”=未来を描く「想像力」の意味を考える。

  • S2011E144 大阪ダブル選挙 “民意”は何を求めたのか

    • November 28, 2011
    • NHK

    27日に行われる大阪のダブル選挙。大阪維新の会を率いる、橋下徹氏が、大阪府の「知事」を任期途中で辞め「市長」の座を狙うという異例の展開となり大きな注目を集めている。平成20年、知事に就任すると、財政再建のための徹底したコスト削減、国に対する地方分権の要求など、その大胆な行政手腕が、注目を集めた。今回、橋下氏は、府と市などの再編をめざす『大阪都構想』を打ち出し、現職の平松邦夫市長に戦いを挑む。他にも学校間の競争を促すことで学力向上につなげる事を目指す教育基本条例案を打ち出した大阪維新の会。その手法を、大阪の市民はどう受け止めたのかを見ていく。

  • S2011E145 証拠は誰のものか

    • November 30, 2011
    • NHK

    今日、25年前の殺人事件で犯人とされ服役した男性の再審=裁判のやり直しが認められた。検察の手元にあった“男性の無実を示す証拠”が裁判所の勧告で開示されたことがきっかけとなった。足利事件、布川事件など相次ぐ再審・無罪判決。背景にあるのが被告に有利な証拠は開示しない“検察の証拠隠し”だ。日本では検察が証拠を独占し弁護側にはどんな証拠があるのか分からない不平等な実態がある。一方、アメリカでは、90年代に相次いで冤罪が発覚したことを受け、検察に全ての証拠の開示を義務付けるなど改革を進めている州もある。証拠は誰のものか…きょう再審が認められた事件の検証とアメリカの取り組みを通して、日本の刑事裁判の課題を考える。

  • S2011E146 救えたはずの命 ~“寝たきり避難”の課題~

    • December 1, 2011
    • NHK

    10月中旬に撮影された福島第一原発から5キロにある病院の映像。病院の外に大量のベッドが放置されている様子が映し出されている。運びだされたのは、自力で動くことのできない高齢者たち。この病院では、200人の寝たきりの高齢者がマイクロバスでの長距離移動を余儀なくされ、50人が亡くなった。事態を重く見た全国老人福祉施設協議会は、東北の被災三県を対象に、寝たきりの高齢者の避難に関する実態調査に乗り出している。これまで明らかになっただけでも200人以上が避難の際に犠牲になっていた。番組では、“寝たきりの高齢者”を救うために何が必要なのか検証していく。

  • S2011E147 激動 中東はどこへ(1) エジプト 岐路に立つ大国

    • December 5, 2011
    • NHK

    独裁政権が次々と崩壊に追い込まれた“アラブの春”。激動の中東はどこへ向かうのか――3夜連続のシリーズで展望する。第一回は、民主化を求めて集結した民衆デモによってムバラク政権が崩壊に追い込まれたエジプト。11月に始まった初の民主的な選挙で、人々は自らの意思で国を率いるリーダーを選出することになる。旧政権下で蔓延してきた汚職や腐敗を取り除き、国民が主導する政治体制を築くことはできるのか。そして、イスラム勢力が急速に台頭しつつあるこの国で、民主主義は本当に実現するのか。中東全体にも大きな影響を与えかねないエジプトの国づくりの行方を探る。

  • S2011E148 激動 中東はどこへ(2) 孤立深めるイスラエル

    • December 6, 2011
    • NHK

    シリーズ第2夜は、近隣諸国で地殻変動が起きる中、安全保障上の重大な危機に直面しているイスラエルに焦点を当てる。平和条約を結ぶ隣国エジプトでは、イスラエルに対して敵対してきたムスリム同胞団系の政党が躍進する勢いを見せ、パレスチナ側も国連で事実上の国家承認を求めるなど、対イスラエル圧力が急速に高まっている。一方、イスラエル国民の中には、かつてあった和平への機運・関心がしだいに薄れていっているのが現状だ。長年、パレスチナとの和平を推進し、ノーベル平和賞も受賞したペレス大統領に国谷キャスターがロングインタビュー。中東和平の行方を探る。

  • S2011E149 激動 中東はどこへ(3) トルコ モダンイスラムの挑戦

    • December 7, 2011
    • NHK

    シリーズ3夜目は、中東に新たな影響力を及ぼし始めたトルコを取り上げる。2002年、トルコはイスラム系政党AKPが政権を獲得、欧米中心だった政策を中東寄りの路線に転換した。イスラム化への内外の懸念をよそに、次々と経済の規制改革や社会制度改革を実施。この10年、経済成長は年8%と国内政治の安定を実現している。イスラム色と民主国家としての近代性をどうバランスさせるか。トルコの好調は、民主革命を経た中東諸国から「先行モデル」として注目が高まっている。また高い支持を背景に積極的な多元外交にも乗り出し、EUと中東、アメリカ、アジアなどとのバランスをとりながら、独自の発言力を増している。トルコが目指す新たな中東の未来、そして世界像を明らかにする。

  • S2011E150 海底で発見!幻の軍船  ~730年前 元寇の謎~

    • December 8, 2011
    • NHK

    今年10月、長崎県鷹島沖の海底から日本の水中考古学史上、最大の発見があった。鎌倉時代、2度にわたって日本を襲ったモンゴル帝国軍の船、“元寇船”が、原型をとどめた状態で初めて発掘されたのだ。歴史の授業でもおなじみの元寇。しかしその実態は謎に包まれ、強大な元軍になぜ勝てたのか?実はよく分かっていない。その解明に繋がる今回の成果は、琉球大学の池田栄史教授が率いる研究チームが、5年の歳月と試行錯誤の末、厚さ1メートル近い砂泥の中から見つけ出した。“元寇船”はどのように発見され、何が明らかになるのか?730年前の元寇の謎に迫る。

  • S2011E151 知られざる“都市濃縮”

    • December 12, 2011
    • NHK

    東日本大震災から9か月。いま首都圏各地で、高い放射線量が計測される「新たなホットスポット」が次々に見つかっている。茨城県では、避難の目安、毎時3.8マイクロシーベルトに匹敵する場所が見つかり、住民の間に不安が広がっている。原因は都市そのものにあった。道をアスファルトで覆い、人工河川で排水性を高めたことで、都市特有の、放射性物質の「濃縮」が起きたと考えられている。首都圏の家庭から毎日出されるゴミに含まれる放射性物質も「都市濃縮」されている。千葉県柏市では、ごみを100分の1に減らせる最新の焼却施設で、焼却灰から高濃度の放射性物質が検出された。こうした焼却灰の一部は、すでに全国各地の埋め立て処分場に運ばれていた。事態の深刻さに気付いた秋田県の自治体では、これまで運ばれてきた200トンを超える焼却灰の返却を指示した。国は、焼却灰をコンクリートで固めて埋め立てるよう方針を示したが、首都圏でこうした施設や技術を持つ自治体はない。行き場のない焼却灰がたまり続けると、ゴミ処理そのものが止まる恐れも出ている。効率を追い求めてきた都市。その結果、新たな放射能の脅威と向き合うことになっている。番組では、「都市特有の放射能濃縮」をリポート。解決策を探っていく。

  • S2011E152 盗聴する英国メディア ~揺れる報道の自由~

    • December 13, 2011
    • NHK

    過激な取材手法とスクープ合戦で知られるイギリスのメディア。そのあり方を根本から問い直す異例の公聴会が、先月末から始まった。証言台に立っているのは、有名俳優のヒュー・グラントや「ハリー・ポッター」の作者のJK・ローリング、そして、事件報道で注目された犯罪の被害者などだ。特ダネ記者が、電話を密かに盗聴し、数々の違法行為を通してスクープ記事を書き立ててきたと訴え、「メディアの規制が必要だ」と立ち上がった。一方、メディア側は、「権力の不正を暴くためには違法な取材も必要だ」と反論し、国を2分する論争になっている。報道の自由をめぐって大きく揺れる英国メディアの実態を追う。

  • S2011E153 やさしい虐待 ~良い子の異変の陰で~

    • December 14, 2011
    • NHK

    勉強が出来て、しつけも行き届いた自慢の子が、突然、学校に通わなくなったり、自室に閉じこもってしまう、いわゆる“よい子の破綻”。原因が分からずに苦しむ親が多い中、研究者がその多くに共通する問題として注目しているのが、親による「やさしい虐待」だ。一般的な児童虐待は、暴力や暴言などで直接子どもを傷つけるものだが、一見こどもにはプラスに思える教育やしつけも過度に押しつけるとこどもをがんじがらめにし、虐待と同様に心を蝕んでいくという。「やさしい虐待」によって損なわれたこどもの心や親子関係をどうすれば修復できるか?その模索を見つめる。

  • S2011E154 人生は落語だ ~立川談志が残したもの~

    • December 15, 2011
    • NHK

    「天才」、「鬼才」、「反逆児」。様々な異名をとり、毒舌や破天荒な行動で注目された落語家・立川談志さん(享年75歳)。その真骨頂は、生涯をかけて究めようとした古典落語にある。「落語とは人間の業の肯定である」という持論のもと、登場人物の心理に独自の解釈を加え、晩年まで新たな境地を目指した。得意とした人情噺「芝浜」は、何度もストーリーや主人公の性格を違えて表現し、人間の本質を描こうと模索を続けていた。最後まで独自の芸を追及した談志さんの“生き様としての落語”から、現代人へのメッセージを読み解く。

Season 2025

  • S2025E01 昭和歌謡がつなぐ日韓“文化交流”新時代 テレビで日本語の曲が

    • January 6, 2025
    • NHK

    今、韓国で日本の歌謡曲が人気を集めている。きっかけは去年4月に放送された歌番組。長年テレビでタブー視されてきた“日本語の歌”を放送し、平均の2倍以上の高視聴率を得た。なぜ今テレビでの放送が可能になったのか?クロ現は、韓国の歌番組に出演する近藤真彦さんに密着。さらに非常戒厳に揺れる韓国で、日本歌謡を愛する人々や、両国の架け橋となってきた歌手キム・ヨンジャさんを取材。日韓をつなぐ“歌のチカラ”に迫る。

  • S2025E02 助かった命がなぜ... 能登半島地震 災害関連死270人超

    • January 7, 2025
    • NHK

    元気だった母がなぜ…?避難所の劣悪な環境などが引き起こす「災害関連死」。能登半島地震で認定された人は270人を超え、地震や津波で亡くなった「直接死」を上回った。なぜ災害の度に同じ悲劇が繰り返されるのか。取材班は200人を超える人が亡くなるまでの経緯を独自に取材・分析。浮かび上がったのは誰にも起きうるリスクの連鎖だった。助かった命を守るために必要なこととは…。私たちが気を付けるべきシグナルとは…。

  • S2025E03 アマゾンで10年ぶり出現 未知の人々“イゾラド”

    • January 8, 2025
    • NHK

    “隔絶された人々”という意味を持ち、文明社会と接触せず、アマゾンの森の果てに暮らす先住民「イゾラド」。NHKが20年前から記録し続け、10年前を最後に私たちの前からその姿を消した彼らが、去年、突如現れた。しかも100人を超える大集団で。アマゾンでいま一体何がおきているのか?彼らの再びの出現は果たして何を意味するのか?アマゾンの奥地に分け入った取材班が見た衝撃の実態。緊迫の現地ルポで伝える。

  • S2025E04 ふるさと納税 1兆円の巨額マネー 拡大する自治体の“格差”

    • January 14, 2025
    • NHK

    昨年度、初めて寄付総額1兆円を超えたふるさと納税。全国の自治体の間では競争が過熱し、住民税の30倍超の寄付金を集める“勝ち組”がいる一方、東京世田谷区では他の自治体への寄付で100億円超の減収となる見通しだ。さらに、毎年の寄付額が乱高下した結果、想定外のリスクに直面する自治体も。ふるさと納税をめぐる自治体間の格差に迫り、「地方創生」のあるべき姿を考える。

  • S2025E05 「震災の教訓」って何? 阪神・淡路30年後の問いかけ

    • January 15, 2025
    • NHK

    「震災の映像は怖い、つらい」「教訓が分からない」。阪神・淡路大震災の被災地から聞こえてくる声。今回、30年前に被災した街に暮らす2038人にアンケート調査を実施。7割を超える人が「震災の教訓は継承されるべき」としながら、経験者はどう伝えるか、経験していない人はどう受け止めるか戸惑いを抱えていることが明らかに。震災の記憶から教訓、防災へとつなげるためのカギとは?学校や自治体、ある遺族の思いから探る。

  • S2025E06 令和のいま“名字”を考える どうなる?選択的夫婦別姓

    • January 20, 2025
    • NHK

    「選択的夫婦別姓制度」の議論が高まっている。経団連は夫婦が同じ姓を名乗らなければならない現行制度がビジネス上のリスクになると、政府に「選択的夫婦別姓制度」の早期実現を求めた。一方、家族の絆がゆらぐなどとして制度導入に慎重な意見もある。国はパスポートや国家資格などで旧姓の通称使用ができるよう対応を拡充している。30年にわたって続く議論の現在地を多角的にとらえ、令和の時代の夫婦の名字について考える。

  • S2025E07 トランプ政権再始動 “偉大なアメリカ”へ 転換のゆくえ

    • January 21, 2025
    • NHK

    急速な政策転換を推し進めるトランプ新政権。目標に掲げる“偉大なアメリカ”とは何なのか?経済面では、環境規制を緩和し、天然ガスや石油などの豊富な資源を国力につなぐ戦略が進む。不法移民に対しては、“強い国境”を掲げ、強制送還も辞さない意向を示唆。外交では、ウクライナでの戦争終結を掲げる一方、同盟国への揺さぶりを続けている。変動の最前線を現地取材し、専門家とともに、その行方と日本・世界への影響を探る。

  • S2025E08 独占密着・佐々木朗希 MLB移籍舞台裏▼初めて語る決断の背景

    • January 22, 2025
    • NHK

    160キロの剛速球と鋭く落ちるフォークを武器に、史上最年少で完全試合を達成した佐々木朗希投手。昨シーズン終了後、大リーグ移籍を表明したが、23歳での挑戦には一部で時期尚早との声も上がった。なぜ挑戦を急いだのか。佐々木投手はNHKの独占インタビューに応じ、これまで明かさなかった決断の背景を初めて語った。さらに移籍交渉の舞台裏にも密着。各球団の現地視察や代理人とのミーティングの様子などを伝える。

  • S2025E09 「検察なめんなよ」〜なぜ不適切な取り調べが〜

    • January 27, 2025
    • NHK

    大阪地検特捜部が捜査した横領事件を巡り異例の事態が起きている。事件の取り調べを記録した映像には、検事が大声で容疑者を一方的に問い詰める様子が映っていた。最高検察庁はこの取り調べを“不適正だ”と認定。検事は違法な取り調べをしたとして、刑事裁判で罪に問われることに。検察の中でもエリート集団と言われる特捜部。その取り調べで何が起きていたのか。公開された映像や取り調べを受けた関係者の証言などから検証する。

  • S2025E10 感染症に異変!? インフルエンザ“過去最多”の裏で何が

    • January 28, 2025
    • NHK

    インフルエンザの感染者数が過去最多となったこの冬。医療現場では、肺炎で人工呼吸器が必要な患者や脳症になる子どもに加え、新型コロナやマイコプラズマなどとの同時感染や近年は夏に広がるRSウイルスに感染する患者も相次ぎ悩まされている。一方、アメリカでは今月、鳥インフルエンザの感染者の死亡が国内で初めて確認され、警戒感が高まる。コロナ禍を経て見えてきた“いつもと違う冬”。どう備えればいいのか掘り下げる。

  • S2025E11 「私が社会を変える」Z世代を魅了する歌手“ちゃんみな”の闘い

    • January 29, 2025
    • NHK

    Z世代に人気のアーティスト、ちゃんみな。その歌の多くは実体験。「帰れ国へ」「醜いブスが歌ってんじゃないよ」。自身のルーツや容姿への心ない言葉も歌詞に織り込み、悲しみや怒り、心の叫びを歌にしてきた。痛みを乗り越え社会の理不尽に立ち向かう姿が、自分を肯定できず苦しむ人たちを励ましている。今の時代と彼女はどう向き合っているのか?大切にしてきた思いを本人に聞き、素顔に迫るインタビュー。

  • S2025E12 人体からプラスチック粒子が・・・懸念される健康リスク

    • February 3, 2025
    • NHK

    河川や海洋で劣化するなどして粒子状となったプラスチック。いま人体に取り込むことによる健康リスクが世界の研究者から指摘されている。イタリアの研究者は去年3月、プラスチックを体内に取り込んだ動脈硬化症の患者の死亡率が4.5倍にも高まっていた可能性を報告。さらに去年初めて日本国内でも人の血液中からプラスチック粒子が発見された。便利さの一方で様々なリスクを突きつけるプラスチックとどう向き合うのか考える。

  • S2025E13 大学も学生も限界!?授業料値上げの先にあるものは...?

    • February 4, 2025
    • NHK

    今、大学の授業料に値上げの波が押し寄せている。東京大学が、今年4月から年間10万円引き上げると表明するなど、近年、大学授業料の値上げが相次いでいる。背景の1つには、物価高騰で人件費や設備維持費などのコストが膨らむ一方で、国からの交付金や助成金が年々減少している現実がある。限られた予算のなかで教育はどのようにあるべきか?若者が減少する縮小社会で、必要とされる大学の価値を考える。

  • S2025E14 制裁下のロシア “死の経済”の実態に迫る

    • February 5, 2025
    • NHK

    ウクライナへの軍事侵攻から3年。欧米から“史上最大”の制裁を科される中でも、ロシアの去年のGDPの伸び率は3.8%と“好調”を維持。政府の厳しい統制が続く中、その内部を取材すると、侵攻前と変わらぬ暮らしを送る市民の日常が見えてきた。背景には、官民一体の巧みな制裁逃れ、軍事への巨額投資が社会を潤す“死の繁栄”の実態が。ロシア社会の今を独占取材で伝え、今後の停戦の行方を考える。

  • S2025E15 あの一杯が消える!? どう守る“日本のラーメン文化”

    • February 10, 2025
    • NHK

    国民食とも言われ外国人観光客にも大人気のラーメン。一方、去年のラーメン店の倒産は過去最多を更新。急激な物価高や人手不足のなか「1000円の壁」に阻まれ、値上げが容易にできないまま、経営難に陥る店が相次いでいる。そこで、東京、福岡、札幌、福島、栃木、山梨など全国各地を徹底取材。生き残りを模索するラーメン店や地域の現状を見つめ、多様で豊かな「日本のラーメン文化」をどう守っていくのか熱く議論する。

  • S2025E16 精神疾患600万人 “閉じる家族”をどう支える?

    • February 12, 2025
    • NHK

    うつ病や統合失調症など、近年増加傾向にある精神疾患。国が精神科病院での長期入院から地域移行を進める中、受け皿となる家族が負担を抱え込み、追いつめられる実態が見えてきた。「病気の身内がいることを隠している」「看護で仕事を制限せざるを得ず経済的に不安」「いつまで支えられるか、年齢的に限界」。身近な人が心の病になったらどうすればよいのか?看護する家族を支えるために必要なことは?解決のヒントを探る。

  • S2025E17 トランプとウクライナ〜侵攻3年‘停戦’めぐる葛藤

    • February 17, 2025
    • NHK

    ロシアのウクライナ侵攻から3年。トランプ大統領の就任で現実味を帯びてきたのが停戦実現の可能性だ。大国の思惑が錯綜する中、ウクライナの人たちはいまどんな思いでいるのか。番組では、“停戦”は「故郷がロシアのものになる」ことを意味するのではと、喪失感を募らせるウクライナ東部からの避難者が暮らす仮設住宅を取材。それぞれの葛藤を見つめる。また、どうすれば停戦は実現するのか・・・ウクライナ高官や専門家に問う

  • S2025E18 “スキマで稼ぐ”が急拡大 働き方はどう変わる?

    • February 18, 2025
    • NHK

    履歴書も面接も不要、スマホひとつで始められるスポットワークが急拡大。アプリから申し込むだけという「手軽さ」が魅力となり、利用者は5年で6倍に増え、のべ2千万人を超える。一方で、新たな働き方にトラブルも。「求人内容と実際の仕事が違った」「仕事が直前にキャンセルされた」などの声が相次いでいる。働く現場の急速なデジタル化が、私たちの働き方をどう変えるのか?利用する際の注意点と共に伝える。

  • S2025E19 電動キックボード事故急増 「利用」と「安全」どうはかる?

    • February 19, 2025
    • NHK

    首都高への進入、2人乗りや信号無視、さらには死亡事故まで…。今、電動キックボードの事故や交通違反が急増。その一方で国は環境負荷が低減できることなどから、利用拡大を目的とした政策を推進。2023年の道路交通法改正では大幅な規制緩和も行われた。利便性の上昇と、安全性の確保というジレンマを抱える電動キックボード。「100年に1度のモビリティ革命」と言われる今、社会で活用していくために何が必要か考える。

  • S2025E20 モバイル機器が突然発火!?多発する“リチウムイオン電池火災”

    • February 25, 2025
    • NHK

    スマホ、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン…。いま、身近な製品に使われているリチウムイオン電池が発火する事故が相次いでいる。充電中に突然火が出るなど、リチウムイオン電池が使われた製品の事故件数は10年で5倍に増加。深刻なのがごみ処理施設での事故で、先月、埼玉県の施設が火災で稼働停止に追い込まれる事態に。番組では正しい使い方・捨て方を紹介し、事故を未然に防ぐための解決策を提示する。

  • S2025E21 “分べん空白”列島 赤ちゃんに危機が...

    • February 26, 2025
    • NHK

    全国の半数以上にあたるおよそ1000の市町村で、病院や診療所などの出産施設が0になり、分べんのできない「空白地帯」が広がっていることが明らかになった。片道1時間以上かかる産科への通院や車内での出産…。そのしわ寄せは妊婦に押し寄せ、不安が広がる。国は出産費用の軽減など新たな支援策に乗り出そうとしているが、課題も指摘されている。安心して子どもを産める仕組みとはどうあるべきなのか、考えていく。

  • S2025E22 わが社の製品が戦争に? 追跡 軍事“闇ルート”

    • March 3, 2025
    • NHK

    大阪のメーカーが輸出した民生品が、知らぬ間にロシア兵器の製造工場で使われていた。背景にあるのは、国際的な経済制裁をかいくぐって製品をロシア・ベラルーシに送り込む闇のサプライチェーン。戦場で回収されたロシア軍兵器から日米欧の部品が次々見つかり、ウクライナ政府が規制と監視の強化を要請する事態となっている。入手した製造工場の取引記録をもとに闇ルートを追い、戦争継続を阻止する輸出管理のあり方を考える。

  • S2025E23 日本人がなぜ? ミャンマー“国際特殊詐欺”の闇

    • March 5, 2025
    • NHK

    ミャンマー東部の“詐欺村”から、日本の高校生を含む数千人が解放された。その証言から、世界中の市民を狙う国際犯罪組織の拠点の実態が明らかになりつつある。“詐欺村”では成功すると酒や食事などの“報酬”が出る一方、指示に従わなければ電気ショックなどの暴行も。中国当局は「10万人以上が雇用されている」と公表、独自取材からは日本人を送り出す組織による関与も見えてきた。国際特殊詐欺の深い闇に迫る。

  • S2025E24 どうする?仕事中の災害 遺族の声から考える企業防災

    • March 10, 2025
    • NHK

    仕事中、災害にあったら…。東日本大震災は、多くの人が仕事をしている日中に起き、働く人の命をどう守るかを問いかけた災害でもあった。しかし、あの日から14年たった今も、企業の防災は思うように進んでいない。こうした中、命を最優先に考える対策を考えてほしいと企業に粘り強く訴え続けている遺族たちがいる。その声に耳を傾け、地震や豪雨など、さまざまな災害で1人でも多くの命を救うためのヒントを考える。

  • S2025E25 コメ価格高騰 備蓄米放出でどうなる?

    • March 12, 2025
    • NHK

    コメの値上がりが止まらない。スーパーでのコメの平均価格は1年前の1.9倍に。その影響はコンビニや外食など広い範囲に及んでいる。政府はコメの流通経路の目詰まりが高騰を引き起こしている一因だとして、流通の円滑化を目的に備蓄米を放出することを決めた。これによってコメの価格は下がるのか。番組では、備蓄米の入札に参加する集荷業者などを取材。私たちの食卓に欠かせないコメをめぐっていま何が起きているのかを追う。

  • S2025E26 世界一連覇へ 大谷翔平 “ラストチャンス”の二刀流

    • March 17, 2025
    • NHK

    二刀流として「最後のチャンス」と語った覚悟の表れか-投手の復帰計画を変更し、調整をスローダウンさせたドジャース・大谷翔平選手。攻撃面でも左肩故障の再発防止に向けて新たな走塁を試みるなど慎重な模索を続けている。球界最高の二刀流スターをどのように復活させるのか?21世紀初となるワールドシリーズ連覇に向けた戦略は?チーム編成のカギを握る最高幹部ら関係者を独自取材!日本での開幕戦直前、今季の展望に迫る!

  • S2025E27 オウム真理教の子どもたち 知られざる30年

    • March 18, 2025
    • NHK

    外の世界を“現世”と表現し、教団内でヘッドギアを着用、腐った物を食べさせられるなど劣悪な環境に置かれていたオウムの子どもたち。今回、番組が独自入手した児童相談所の記録や施設内部の写真からは、教祖を崇拝し、その教えに染まった子どもたちの姿が浮かび上がってきた。しかし、子どもへの支援を検討する国の研究は2年で終わるなど長期的なフォローは行われなかった。当事者たちの声から社会に何が必要だったのか考える。

  • S2025E28 放送100年SP テレビが伝えた“あの日”と未来

    • March 24, 2025
    • NHK

    貴重な映像で振り返る放送100年。全国のお茶の間を釘付けにした「あさま山荘事件」。近隣住民を犯人視する報道があった「松本サリン事件」。生中継の映像から世界が変わった「9.11同時多発テロ」。激動の時代の舞台裏で制作者たちは何を考えていたのか?当事者への独自取材からつむぎ出されるいくつものメッセージ・・・「視聴者にどう伝えるのか」模索してきたテレビ報道の伝え手たちとともに、これからの時代を展望する。

  • S2025E29 #私が退職した本当の理由 セクハラ対応 問われる企業・組織

    • March 31, 2025
    • NHK

    「セクハラ対応」への意識が企業の間で高まるなか最前線で何が起きているのか?被害の訴えに対し「証拠がない」「同意があったのでは」として不認定とされた事例や企業の相談窓口で起きる二次被害の事例などから見えるのは組織が抱える様々な課題。そしてそれが退職へと向かわせてしまう実態だった。社会をアップデートしていけるのか。模索する企業の取り組みも紹介しながら私たちの足下から変えるためのヒントを探っていく。

  • S2025E47 あなたの口座が乗っ取られる!? パスワード流出の実態

    • May 20, 2025
    • NHK

    私たちの資産や個人情報を守るパスワード。いま、その信頼が大きく揺らいでいる。1月から証券口座が乗っ取られる被害が相次ぎ、不正な取引額は3000億円を超えた。パスワードを巡って一体、何が起きているのか?番組が追跡すると、世界から日本が狙われている実態や、進化を続けるAIが悪用されている可能性が見えてきた。私たちの資産をどう守るのか、海外での国と連携した対策や、個人で今すぐ実践できる防衛策を紹介する。

  • S2025E48 ネクスト・パンデミック 新たな感染症にどう備える

    • May 21, 2025
    • NHK

    コロナ禍の始まりから5年。今、専門家は未知のウイルスによる新たな感染爆発=ネクスト・パンデミックがいつ起きてもおかしくないと警鐘を鳴らす。宿主となり得るコウモリをベトナム奥地で調査。見えてきたものとは。一方、世界の感染対策を主導するWHOはアメリカの脱退表明で危機に。資金や情報共有の不足に悩む現場に密着。そして日本ではコロナ禍の経験が生かし切れていないという指摘も。新たな感染症への備えを考える。

  • S2025E49 最新報告“トランプ関税” 産業・暮らしへの影響は?

    • May 26, 2025
    • NHK

    トランプ政権の関税措置をめぐる日米交渉。双方の溝は埋まっておらず、不透明感が高まっている。自動車大手は相次いで厳しい業績見通しを発表。各メーカーの工場周辺は“企業城下町”となっていて、地域経済に打撃をもたらす恐れも出ている。さらに、関税の影響は農水産物の分野にも。輸出に占めるアメリカ向けの割合が大きいホタテやブリの業者は、逆境をどう乗り越えようとしているのか。日米交渉の最新情勢とともに伝える。

  • S2025E50 文化か虐待か 動物行事で刑事告発相次ぐ

    • May 27, 2025
    • NHK

    農耕の労働力や家畜として、動物は人間の生活や経済と深く関わり、動物にまつわる神事や祭りが、各地で受け継がれてきた。だが近年の動物愛護運動への関心の高まりにより、動物の扱いや接し方に問題提起がされはじめたのだ。その動きは世界的にも闘牛の中止など大きなうねりに。人間と動物はいかに関わっていくべきか。東北で馬を扱う行事を主催する自治体と異議を唱える団体を取材。守るべきものと変わるべきものを考える。

  • S2025E51 生活習慣病の改善にも!?“ノンアル飲料”で変わる日本社会

    • May 28, 2025
    • NHK

    市場規模が15年前の約6倍に拡大している“ノンアルコール飲料”。いま暮らしの様々な場所に浸透し始めている。医療分野では「減酒治療」での活用が進み、飲酒量が30%減少したという研究結果も。さらに、料理とのペアリングを提案するレストランも増加。スポーツメーカーがノンアルビール開発に参入する動きも。去年厚労省が示した「飲酒ガイドライン」も追い風となり、アルコールとのつきあい方が変わる日本社会を読み解く。

  • S2025E52 まさか都市部で...相次ぐ病院閉鎖・休止 医療の未来は

    • June 2, 2025
    • NHK

    「大きな病院がたくさんある都会なら、医療は安心」そんなイメージが崩れはじめている。患者は多くとも深刻な赤字を抱え、そこに医師不足、建物の老朽化など、複合的な要因が重なり、都市部の病院が相次いで閉院や休止に追い込まれている。「必要な医療に力を入れるほど経営が傾いてしまう」と、ジレンマを語る医師たち。番組では、病院の経営リスクとその背景を多角的に検証。命を守るために何が必要か、医療の未来を考える。

  • S2025E53 韓国大統領選 非常戒厳が浮き彫りにした“分断”

    • June 3, 2025
    • NHK

    「非常戒厳」に端を発して行われる韓国大統領選挙。与党は一時党内の混乱が露呈し、最大野党イ・ジェミョン候補が支持率でリードしている。しかしイ候補には政治手腕への評価がある一方で刑事事件で在宅起訴されており、カギを握る中間層は選択に苦慮している。また今回の選挙戦では、ユン前大統領に同調し「極右的」とも指摘される主張を繰り返す人々の存在感も増している。韓国が直面する分断を見つめ、政治的な選択を展望する。

  • S2025E54 長嶋茂雄と松井秀喜 ふたりでかなえた夢

    • June 4, 2025
    • NHK

    プロ野球・巨人の終身名誉監督で選手、そして監督として輝かしい実績を残し国民的人気を博した長嶋茂雄さんが亡くなった。松井秀喜さんとの一千日構想や2人だけの特訓。「ファンのためのプロ野球」を貫き、2人は「10・8決戦」や「メークドラマ」など数々の熱狂を届けた。長嶋茂雄と松井秀喜が2人でかなえた「夢」に、秘蔵映像と独占インタビューで迫る。

  • S2025E55 最新報告どうなるコメ価格 備蓄米の影響は? 政策のゆくえは?

    • June 9, 2025
    • NHK

    “5キロ2000円”で店頭に。随意契約で売り渡された政府の備蓄米。そのインパクトを徹底分析。高騰続くコメ全体の値下がりにつながるのか。販売開始から1週間、卸売や小売の現場で今何が。農家のもとでは新米の獲得競争も激化。今後のコメ価格に影響も?農林水産省が掲げたコメの増産は実現できるのか。“10年後の農業”を見据えた農地の集約化や担い手確保の動きとは。今後のコメ価格の動向と日本農業の課題を深掘りする。

  • S2025E56 人生の最後 だれと一緒に? 熟年世代のパートナー探し

    • June 10, 2025
    • NHK

    今、人生後半に新たなパートナーとの出会いを求める熟年世代の婚活が活況だ。40代以上限定のマッチングアプリは登録者数が10倍に。婚活バスツアーもキャンセル待ちが出るほど。熟年の独身者が増える中、人生の後半を誰かと共に過ごしたいという人も増えている。一方、熟年ならではの“困難”も。健康や介護、財産や家族の問題など。人生100年時代、誰とつながり、どう生きるのか。熟年世代の出会いの現場から考える。

  • S2025E57 密着・東京“赤ちゃんポスト”〜母子への支援どうすれば?〜

    • June 11, 2025
    • NHK

    東京・墨田区にある賛育会病院がことし3月末、親が育てられない子どもを匿名で受け入れる“赤ちゃんポスト”と、病院の一部スタッフ以外には身元を開示せず出産する“内密出産”を開始した。熊本の慈恵病院に次ぎ国内2例目となる。今回、NHKは現場への密着取材が許された。開始から2か月、既に複数の女性たちが、さまざまな事情を抱え、わが子を預けたいと訪れている。その声に耳を傾け、支援の課題を探る。

  • S2025E58 変容するアメリカ 混乱の裏で何が

    • June 16, 2025
    • NHK

    「自国第一」を貫くトランプ政権のアメリカ。内外で反発や戸惑いの声も上がる中、通商政策などで強硬な姿勢を貫くのはなぜか?背景にあるのが世論の変化だ。グローバル化の影響に苦しむ現役世代を中心に、内向きな傾向が強まり、他国や国際秩序のために「血税」を使うことへの反感が広がっている。さらに政権中枢で従来の同盟関係などに重きを置かない世代が台頭しているとの指摘も。アメリカの変容の実態と、世界への影響を探る。

  • S2025E59 「わが町に来てほしい!」 過熱する外国人労働者“争奪戦”

    • June 17, 2025
    • NHK

    わが町に外国人労働者に来てほしいと、自治体間の“争奪戦”が過熱している。地域の人手不足を補うために、公営の日本語学校の開設や、方言の指導、外国と直接協定を結ぶなど、独自の受け入れ策を打ち出す自治体が増加。しかし、住民の間には波紋も。「税金の使いみちとして納得できない」などの意見が。人手不足に直面する日本で、外国人労働者と共生する社会をどう築くか。国や自治体、私たち一人ひとりの視点から考える。

  • S2025E60 イスラエル・イラン 攻撃の応酬どこまで

    • June 18, 2025
    • NHK

    イスラエルとイランによる攻撃の応酬はどこまで続くのか。13日に実行されたイスラエル軍による攻撃で、軍指導者や核科学者が死亡する損害を受けたイラン。しかし衛星画像を分析した専門家は、被害は限定的で今後さらに大規模な攻撃を行われる可能性を示唆している。また先制攻撃の背景として、国際的な枠組みではイランの核開発を止められないというイスラエルの危機感を指摘する専門家も。最新情報を元に中東危機を読み解く。