ウクライナへの軍事侵攻から3年。欧米から“史上最大”の制裁を科される中でも、ロシアの去年のGDPの伸び率は3.8%と“好調”を維持。政府の厳しい統制が続く中、その内部を取材すると、侵攻前と変わらぬ暮らしを送る市民の日常が見えてきた。背景には、官民一体の巧みな制裁逃れ、軍事への巨額投資が社会を潤す“死の繁栄”の実態が。ロシア社会の今を独占取材で伝え、今後の停戦の行方を考える。