認知症をめぐる社会のカタチが変わり始めた。認知症になると“何もできなくなる”という誤解もあるが、実際にはコンビニや飲食店で働き続けたり、認知症の経験をまちづくりや商品開発に生かしたり、様々な形で自分らしく生きられる選択肢が生まれつつある。現在、認知症は予備群を含めると約1000万人。誰もが当事者となりうる時代、本人もまわりの人も生きやすくなる社会をつくるヒントを、専門家と当事者をまじえて考える。