外の世界を“現世”と表現し、教団内でヘッドギアを着用、腐った物を食べさせられるなど劣悪な環境に置かれていたオウムの子どもたち。今回、番組が独自入手した児童相談所の記録や施設内部の写真からは、教祖を崇拝し、その教えに染まった子どもたちの姿が浮かび上がってきた。しかし、子どもへの支援を検討する国の研究は2年で終わるなど長期的なフォローは行われなかった。当事者たちの声から社会に何が必要だったのか考える。