ガミラスの太陽系侵攻から3年後の2202年、太陽系の人々はついに平和を取り戻した。 地球の生物圏は、宇宙戦艦ヤマト2199の最後にヤマトがもたらしたコスモリバースシステムによって復元されました。戦争の終結により、地球とガミラスの間で軍事的絆を強化し、真の平和を確保するための平和条約が結ばれました。 . 地球の再構築に加えて、統合軍は、新しい力の象徴となる新しい船アンドロメダとともに、新しい銀河間防衛艦隊を形成します。 スターシャ・イスカンダルの平和への願いと、スターシャとヤマトの乗組員との合意にもかかわらず、新しい形の波動砲を開発しているにもかかわらず、地球は軍事拡大の道を歩んでいます。
時に西暦2205年。ガミラス民族の移民先を探し求めたデスラーは、〈ガルマン〉という名の星へと辿り着いた。一方、地球では宇宙戦艦ヤマトが旗艦となる第65護衛隊が誕生。出航前の訓練に明け暮れる若きクルーのなかには、ヤマトへと険しい視線を向ける青年、土門竜介の姿があった。
土門は不正な手段を使ってヤマト配属を叶えていた。第65護衛隊、出航の日。新たなるクルーの手で、ヤマトが動き出す。機関室には、あの徳川機関長の息子、徳川太助。そして舵を握るのは、土門。ヤマト艦長となった古代進は、彼に艦を託すことでその覚悟を問う。
突如現れた無数の黒色の槍〈デザリアム・ハンマー〉がガミラス星へと刺さり、惑星のコア融解を加速させた。やがて惑星は崩壊を始め、大地は裂け、残された人々がマグマに呑まれてゆく。ひとりでも多くの民を救おうとするデスラーの決意も虚しく、いまガミラス星に最期の刻が──!?
デザリアム艦隊襲来!! イスカンダルの海に退避した難民を救うべく、デスラー艦隊は孤立しながらも戦闘を続けていた。しかし戦渦が及ぶことを危惧した地球政府は、ヤマトに介入を禁じ帰還を命令する。土門たち若者は、そんな大人たちの態度に納得できず反乱を企てるのだが……。
イスカンダルに達したヤマトと僚艦2隻は、デスラー艦隊と合流を果たした。デザリアムはイスカンダルをさらにワープさせるべく、エネルギー資源としてボルゾン太陽系の惑星ガルマリオを狙っている。その作戦を挫くべく古代は、波動砲によるガルマリオ破壊を決断するのだが……。
デザリアムの自動惑星ゴルバの前に為す術もない地球・ガミラス艦隊は、イスカンダルにいる全員の救助を優先する方針を決定する。しかし古代は、波動砲使用の後ろめたさからスターシャの説得を固辞。そんな古代にデスラーは、侮蔑の言葉を投げつけるのだった。
イスカンダルの地下に広がる聖所サンクテルに、スターシャは古代とデスラーを招き入れた。星のエレメントを保管する大記憶庫で、古代は亡き兄・古代守と再会を果たす。あまねく知的生命に平穏をもたらすイスカンダルの「救済」の真実、そしてガミラスの真実とは――!?
愛ゆえにデスラーは、ゴルバに一矢報いるべく古代に波動砲を撃てと叫んだ。その現実を受け入れようとしたとき、土門の若き熱意が古代の心を動かした。全員を救う。土門が立案した作戦を実行すべく、古代たちは試製次元潜航艇コスモハウンドでスターシャのもとへと急ぐ。
時に西暦2207年。突如太陽系に侵入した巨大物体〈グランドリバース〉が、幾重もの防衛網を突破し地球・新首都へと降下を果たした。未曾有の事態に、古代進を始めとする旧ヤマト艦隊クルーに密かに指令が下る。「ヤマトに集結せよ!!」果たしてその言葉の意味とは――!?
それは2年前にヤマトが遭遇した敵・デザリアムによる地球侵攻だった。彼らに内通する一派により、地球防衛軍司令部は無力化されてゆく。無数の降下兵により戦渦に包まれる新首都で、からくも再会を果たした古代と雪。しかし愛するふたりには悲劇が待ち構えていた……。
新都での戦闘は終結した。戦いの傷跡が残る都市を見下ろすようにそびえるグランドリバースで、デザリアムの聖総統スカルダートは、彼らの千年に及ぶ歴史を語り始める。彼らの正体とは!?
地球圏を脱したアスカは、イカルス天文台へ辿り着いた。そこには新生・宇宙戦艦ヤマト、そしてイスカンダル王族の忘れ形見――雪を失った古代進にとって唯一の家族サーシャが待っていた。
デザリアムに同調する者と反発する者、さまざまな思惑のなか彼らの地球入植が開始された。一方、第11護衛隊の捜索にあたるヤマトを戦艦グロデーズが急襲する。透明な敵を相手にどう戦うのか!?
雪を失い精彩を欠く古代は艦長職を解任。そんなおり再びグロデーズがヤマトに陽動を仕掛け、デザリアムの情報部将校アルフォンが乗り込んでくる。目的は[イスカンダルの欠片]だった――!!