下町で人気の定食屋「ゆきひら」。 店主の息子である中学3年生の幸平創真は、父を越える料理人になろうと店を手伝いながら修行に励んでいた。 ある日、「ゆきひら」の土地を狙う地上げ屋たちに、創真は「客が求める料理を出せなかったら店をたたむ」と宣言してしまう。 地上げ屋たちは卑劣な方法で冷蔵庫の肉をダメにし、その上で創真に「肉料理」をオーダーした……。
父・城一郎に言われて創真が向かった先は、日本屈指の料理学園「遠月茶寮料理學園」。編入試験の審査員・薙切えりなは、内部進学の学園生。彼女は人類最高の味覚「神の舌(ゴッドタン)」を持ち、幼い頃から日本中の有名店の味見役を務めていた。えりなに「才能なし」と言われたら、料理業界では生きていけない。編入希望者は恐れるあまり、試験から逃げ出すのだが…!?
なんとか遠月学園の編入試験に合格した創真。だが始業式の編入生挨拶でいきなり豪胆な宣言をし、生徒達から嵐のようなブーイングを受けてしまう。創真のような悪目立ちはしまいと決心する女生徒・田所恵。あと1回でも不可もしくはE評価を取ったら即退学なのだった。ところが最初の授業で創真とペアを組むことに。さらに運悪く、この授業の講師・シャペルは評価が厳しいことで有名な「笑わない料理人」だった……!
学生寮への入寮を希望していた創真は、期待に胸を膨らませて「極星寮」へ向かった。 たどり着いたそこは、荒れ果てた外観の不気味な洋館。そして怒号とともに、寮母である大御堂ふみ緒が現れる。料理を作り、ふみ緒にその味を認められた者のみ入寮が許される――。創真は入寮をかけ、極星名物「入寮腕試し」に挑む!!
極星寮に住む唯一の2年生・一色慧。彼は遠月十傑の1人だった。十傑入りを目指し、創真はさっそく料理勝負を挑むが、そこで初めて遠月学園伝統の料理対決「食戟」のルールを知る。一方その頃、えりなは自分専用の調理棟の建設のためちゃんこ鍋研究会の主将と「食戟」を繰り広げていた……。
学園内の料理研究会に興味を持った創真は、恵を連れて「丼物研究会」へ見学に行く。出迎えたのは意気消沈した主将・小西ただ1人。丼研はもうじき、えりなの手で潰される運命にあると言う。丼研を潰すのが惜しいと感じた創真は、小西に代わって初めての「食戟」に挑む!!
水戸郁魅VS幸平創真の「食戟」開戦!えりなを含め会場の誰もが、ミートマスターこと郁魅の勝利を確信していた。一方の創真は、登場しただけでブーイングの嵐……。「食戟」のテーマは丼、メイン食材は肉。果たして創真は丼研を守ることができるのか!?
遠月学園高等部、最初の地獄と言われる「宿泊研修」。この合宿では連日何十人もの生徒が強制送還・退学となり、生徒数が半分以下まで減るという噂もある。研修場所は、「遠月リゾート」が経営する豪華ホテル。創真たちはそれぞれの想いを胸に、生き残りをかけた地獄の合宿へ!!
遠月OG・乾日向子の課題は「ここにある食材で日本料理を作る」こと。調味料以外は建物の周囲で確保しなければならない。合鴨を見事に捌き、一発で合格したアルディーニ兄弟。創真をライバル視するタクミは、まだ調理に入らない創真たちを挑発する。創真は「ここにある食材」という言葉である秘策を思いつき、恵とともにフィールドへ駆け出す!!
なんとか合宿1日目を乗り切った極星寮メンバー。恵は創真のサポートをちゃんとできたことで手ごたえを感じ、少しだけ自信を持ち始めていた。迎えた合宿2日目。創真と恵は、昨日1日で30人以上を退学にしたと言われる、フランス料理の天才・四宮の課題に取り組む……。
恵の退学を取り消すため、無謀にも四宮へ「食戟」を申し出た創真。四宮は創真との「食戟」を拒むが、堂島の命令で半ば強制的にこの勝負を受ける。四宮に挑む創真&恵、しかもメイン調理は恵という条件付き!創真たちが勝てば恵の退学は取り消し。だが負ければ、恵だけでなく創真も退学することに。地下の厨房で、密かに「非公式の食戟」が始まる――!
四宮VS恵・創真の「非公式の食戟」開戦!懸けるのは、恵と創真の退学――。四宮の料理に続き、恵の料理の審査が始まる。初めて恵がメインシェフとなって作った料理。それは、四宮の課題「9種の野菜のテリーヌ」を意識した、7種の野菜の層による「虹のテリーヌ」だった!
合宿3日目の夜。創真たち極星寮のメンバーは、過酷な課題をクリアして、何とか全員生き残っていた。研修のしおりには、今日の就寝時間が書かれていない。極星寮メンバーが不思議に思っていると、召集のアナウンスが入る。堂島が疲労でボロボロの生徒たちに与えた新しい課題、それは明日の朝までに「卵を使った朝食メニュー」を考えること――!
課題合格の条件は、「卵を使った朝食メニュー」をビュッフェ形式で2時間以内に200食以上食してもらうこと。創真の「スフレオムレツ」はお客さんが手に取る前にしぼんでしまい、残り30分でまだ10食以下と絶望的な状況。創真は城一郎の言葉を思い出し、起死回生の一手に懸ける……!!
宿泊研修が終了し、生き残った生徒たちは遠月学園に戻る。そんな中、創真は帰りのバスに乗りそこねて呆然と立ち尽くしていた。一方、えりなも部屋に忘れ物をして別の車で帰ることに。運良くえりなと出会えた創真は、同じ車に乗り……。気まずい車中でえりなが語る「秋の選抜」とは!?そして極星寮では意外な人物が待っていた――。
極星寮にふらりと現れたのは、創真の父・城一郎。城一郎は遠月学園、そして極星寮のOBだった!「お前がどれだけ成長したか見せてほしい」城一郎は創真に料理勝負を持ちかける――。審査員はふみ緒・一色・恵の3人。創真VS城一郎、久しぶりの「親子対決」が始まる!!
創真は連休を利用して、編入以来初めて実家へ帰る。店の風通しをするだけのつもりだったが、「お食事処ゆきひら」の復活を待っていた人が押しかけ、少しだけ再オープンすることに。店内は大盛況。だが、その片隅で「すみれ商店街」の若旦那衆が俯いている。どうやら商店街の客を『駅ナカ』に取られてしまい……!?
「お食事処ゆきひら」がある「すみれ通り商店街」は、駅ナカに出来た唐揚げの専門店「もず屋」に客を奪われていた。流れてしまったお客さんを取り戻すべく、創真は倉瀬や助っ人の肉魅らと一緒に対抗策を考える。創真たちが辿り着いたキーワードは、「食べ歩きの唐揚げ」!すみれ通り商店街……唐揚げ夏の陣、開戦!!
遠月学園、1学期の終業式。学園内の掲示板には、『秋の選抜』に出場する生徒の名前が張り出されていた。創真をはじめ、極星寮のメンバーやタクミ、肉魅など、実力のある1年生たちが名を連ねる。予選のお題は『カレー料理』。創真はカレーについて話を聞くために、城一郎から教えてもらったある“先輩”のもとへ向かう。
スパイスを知り尽くす葉山と出会い、カレー料理の奥深さを知った創真と恵。『秋の選抜』に出場する1年生たちは夏休みの期間を使い、それぞれ自らのカレー料理と向き合っていた。そして迎えた試合当日。『秋の選抜』本選出場をかけた予選が幕を上げる――!!
ついに始まった『秋の選抜』の予選!生徒たちはA・Bの2ブロックに振り分けられ、調理を開始する。本選に出場できるのは各ブロック4名のみ。Aブロックの創真は、優勝候補の葉山らが注目を集める中、マイペースで自分の調理を進める。一方、Bブロックでは恵が地味に作業をしていた。それまで目立たなかった恵は、ある特殊な食材を取り出し……。
『秋の選抜』予選、各ブロックの審査が始まる!Bブロックではすでに緋沙子らが高得点を出し、会場を沸かせていた。続いて北条やタクミ・イサミ兄弟、アリスも次々とオリジナルのカレー料理を披露していく。そして最後に、観客も審査員も期待していない恵のカレー料理。創真から勇気をもらって作り上げた、恵の料理とは――?
激闘が続く『秋の選抜』予選大会。Bブロックからは、アリス、緋沙子、タクミ、そして恵が本選に出場!一方、Aブロックでは審査員の千俵なつめが0点を出し続け、いまだ高得点の選手が現れない。次に登場するのは、アリスの側近である黒木場リョウ。謎に包まれた黒木場の料理が、いよいよ姿を現す!
ダークホースの黒木場がトップのAブロック。その審査もいよいよクライマックス!ついに登場する、スパイスの天才で優勝候補の葉山アキラ。「香りの爆弾」のようなフィッシュヘッドカレーに、会場中が圧倒される。葉山の審査を終えて、一気に沸き立つ場内。そして満を持して——創真のカレー料理が登場する!
単行本18巻特典
単行本19巻特典
「秋の選抜」本戦・1回戦の組み合わせが決定し、 第1試合から出場することになった創真。 そして創真の対戦相手として姿を現したのは、 分子ガストロノミーに基づいた調理を得意とする薙切アリスだった!2人の対決テーマは『弁当』。 最先端技術を詰め込んだ常識を超えるアリスの弁当の中身は?そして、創真の秘策“進化系のり弁”とは…! 気になる審査の行方は…!?
「秋の選抜」本戦・第1試合は渾身の“のり弁”を披露した創真が見事アリスに勝利。 そして続く第2試合、田所恵と黒木場リョウの対決テーマは『ラーメン』! ラーメンの命ともいえるスープの素材にそれぞれが選んだのは…!? 性格も料理の特徴も正反対の2人が今、激突する!!
「秋の選抜」本戦・第2試合、ついに決着! 気になるその結果は…!? 日が変わった第3試合では優勝候補筆頭・葉山アキラとえりなの側近である新戸緋沙子が激突! 究極の『ハンバーガー』対決の軍配はどちらに!? 一方、第4試合で対戦するタクミと美作の間には何やら不穏な空気が…?
タクミ・アルディーニと美作昴が対決する第4試合。 この試合は準決勝進出最後の1枠を争うだけでなく、同時に“食戟”が行われることに! アルディーニのプライドを傷付けられた屈辱を返すため、勝利に燃えるタクミ。 しかし、テーマである『デザート』の調理を始めると美作はタクミと全く同じ品を作り始め…!? 謎に包まれていた美作の実力や戦略が今明かされる!!
創真の準決勝の相手は、タクミを倒し勝ち上がってきた美作! しかも、美作からの申し出を受け、自らの料理人人生を賭けた食戟を行うという。 さらにはどうせ予測されるからと、テーマの『洋食のメイン』にあわせて作る品を明かしてしまう! 創真は美作のパーフェクトトレースにどう立ち向かうのか…!?
ついに始まった創真VS美作の“ビーフシチュー”対決! メイン食材の牛テールをコピーされた上、美作の方は得意のアレンジで審査員と観客の心をつかみ始める。 しかし創真にも、美作の裏をかくとっておきの作戦が!! 果たして、創真が料理人人生をかけた食戟の結果は…!?
創真の勝利で幕を閉じた準決勝第1試合に続き、黒木場リョウと葉山アキラによる準決勝第2試合が開戦! テーマは第1試合と同じく『洋食のメイン一品』。 魚介を使ったインパクトのある料理を得意とする黒木場と、いくつものスパイスを巧みに使い、香りで審査員を魅了してきた葉山。 決勝進出最後の一枠をかけた戦いが今始まる!!
決勝戦のお題『サンマ』はゆきひらでも秋の定番の食材。 順調に試作が進むかと思いきや、サンマを買い付けに魚河岸を訪れた創真は “目利き”の時点で自分が黒木場・葉山に劣っていることを知る。 旬の食材を扱う勝負では一番の素材をつかめるかどうかが、勝敗を分ける大きなカギ! 思わぬところでハンディを背負った創真に、起死回生の一手は残されているのか…!?
「秋の選抜」決勝戦がいよいよ開幕! 遠月史上初!3名で争われる異例の一戦の食材は『サンマ』。 目利きの段階で差をつけられた創真は、サンマにひと工夫加えることでその差を埋めようとしていた。 光り輝く新鮮なサンマを手にした葉山・黒木場に対し、創真が取り出したサンマは…!? 月明かりの下、次々にサーブされる三者三様のサンマ料理が審査員を唸らせていく!!
黒木場の“秋サンマのカルトッチョ”、葉山の“炙りサンマのカルパッチョ”に及ばないと思われた創真の“ぬかさんまの炊き込みご飯”には、秘密が隠されていた!考え抜いた末に生み出したその秘策は、果たして審査員の心を揺さぶれるのか…!?三つ巴の『サンマ』決戦、勝負の行方は…!!
「秋の選抜」を終えたのも束の間、外部のさまざまな料理の現場で実戦を学ぶカリキュラム“スタジエール”がスタート!合格基準は“目に見える実績を残すこと”。外の世界に触れられると意気揚々な創真は緋沙子とともに町の洋食屋に派遣されることに!ゆきひらでの経験を活かして、順調に研修をこなしていく創真だったが、“実績を残す”の本質はまだ先にあった…!創真たちはスタジエールに合格することができるのか…!?
第一のスタジエールを見事に突破した創真は、次なる研修先へ。創真が訪れたのは「SHINO’s TOKYO」…。以前、恵の退学取り消しを賭けて食戟で戦った相手・四宮小次郎が新たにオープンさせる「SHINO’s」の初の日本支店だった!今まで経験したことのないフランス料理店の調理場で、創真は1週間生き抜くことができるのか…!?
「SHINO’s TOKYO」でのスタジエールも、残すところあと1日。めきめきとフランス料理の技術を身に付け、厨房の人々にも認められつつあった創真は、新作コンペに参加できることに!果たして創真は、四宮の舌を唸らせ、「SHINO’s TOKYO」のメニューに自分の料理の名を刻めるのか!?そして、スタジエールの合否の行方は…!?
単行本24巻特典。 実地研修(スタジエール)を見事突破した創真たち。 ある日、恵に誘われてみんなで温泉旅館へ遊びに出かけることに。白熱の卓球バトルに露天風呂と、休息を満喫する一行。川では創真が葉山、黒木場と魚釣り対決!? さらに、旅館には、えりなが緋沙子、アリスとともにやってきて、恵たちが料理をふるまうことに――!
創真は、秋最後の一大イベントである学園祭「月饗祭」が近々開催されることを知る。十傑第八席・久我照紀から「何かひとつでも料理で勝てるものがあれば食戟を受けてもいい」と言われていた創真は、久我に勝負を挑むため「月饗祭」への参戦を決める! そこで、創真は久我の根城である中華研究会へ行ってみることにするが…!?
中華研の目の前、しかも料理ジャンル「中華」で月饗祭への出店を決め、久我へ宣戦布告した創真! 一方、アリスと黒木場、葉山が組んで模擬店を出すことになったりと、ほかの仲間たちも月饗祭への準備を着々と進めていた。そんななか創真は、恵に手伝ってもらいながら模擬店で出す料理の試作を始めるものの、なかなかうまくいかず…?
いよいよ開幕した月饗祭! 創真の模擬店メニューは、石窯で作る胡椒餅(フージャオピン)! しかしお客さんは、豪華な店構えの中華研のほうへ次々と流れていってしまう。結局、一日目は大赤字…! 赤字を出したら退学という条件がある学園祭で、創真は早々にピンチに! この状況を覆せるのか!?
月饗祭・三日目! 新メニュー『なんちゃって担仔麺』の追加により売上を伸ばしてるものの、2日連続売上1位の中華研にはまだまだ及ばない。その状況を打開すべく、助っ人を呼びさらなる新メニューを売り始める! その料理とは、中華研と同じく麻婆豆腐! しかしそこには驚きな秘密が…!? 創真の作戦とは一体!?
いよいよ迎えた月饗祭最終日。ついに創真と久我の勝負が決着! 果たしてその勝敗は…!? 中央エリアの営業時間終了後、創真と恵は、竜胆の誘いで山の手エリアにある第一席・司瑛士の店へ行くことに! 第一席が提供する料理とは!? 一方、えりなの店には、とある人物が来店し……?
遠月十傑の半数以上が寝返り、えりなの父親・薙切薊が遠月の新総帥へ就任! その情報は遠月内外に衝撃走らせ、学園は不穏な空気が漂っていた……。そんななか、創真が部屋に戻ると、元総帥である仙左衛門が待ち構えていた…! そして、仙左衛門の口から、えりなの衝撃の過去が語られ……?
アリスと緋沙子の手助けにより実家を抜け出し、極星寮へとやってきたえりな。一方、薊は自身の選んだ生徒だけで構成する「中枢美食機関(セントラル)」を発足。さらにゼミ・研究会・同好会等自治運営勢力の解体を宣言! その対象には、極星寮も入っていた…!!
創真と叡山による、極星寮の解体を賭けた食戟が始まった! これまで類まれなコンサルティングの能力を見せていた叡山の料理の実力が明らかになる…!? お題となる食材は、鹿児島産の地鶏『さつま地鶏』。しかし、審査員を叡山が買収している八百長勝負。創真に勝算はあるのか…!?
極星寮解体の危機は乗り越えたものの、薊政権の改革は引き続き進められていた。 薊により第七席・一色、第三席・女木島、第八席・久我の3名が十傑から除名されてしまう。 そして、中枢美食機関のメンバーたちによって、解体撤回を望む研究会やゼミを潰すための『残党狩り』が始まる……!
アリスが主将を務める最先端技術料理研究会の存続を賭け、 黒木場と中枢美食機関(セントラル)・楠連太郎の食戟が始まった! お題は鮭料理。鮭を黒木場同等に高い技術で捌いた楠連太郎が続いて持ち出したのは、スチームコンベクションオーブン! 楠も最先端技術の扱いを得意としていたのだ! 黒木場はどう対抗するのか…!?
最先端料理研の勝利により、中枢美食機関(セントラル)に一矢報いることができた! だが、負けた団体は解体され、中枢美食機関(セントラル)の支配は強まっていた。 そんななか講師の代理として、十傑第一席・司が創真たちの授業を受け持つことに! その助手として創真が立候補し……!?
創真のセントラル加入と十傑第一席の座を賭け、勝負をする創真と司! お題は鹿肉を使ったフレンチ! だが、創真が取り出したのは、意外な食材と調理機器で……? 勝負の審査は、隠れて二人の様子をみていたえりな、恵、緋沙子が行うことに。互いの命運を賭けた一騎打ち、はたして勝敗の行方は……!?
遠月学園高等部1年生二学期最後の大イベント「進級試験」の季節に突入! しかし、進級試験では薊政権の方針に従わない者を排除するとほのめかされ、暗い顔になる極星寮の面々。一方、そんな様子を眺め何かを思案する創真のもとへ、えりなが訪れる。えりなから彼女の心情を聞いた創真は、彼女にゆきひらの料理を味わわせると調理を始め…!?
1年生の進級試験は、毎年北海道で行われるのが慣例。北海道の食材がテーマとなる。そこで、極星寮のメンバーたちへ向けた、えりなによる「北海道講座」が開かれることに! 極星寮での猛特訓が始まる…! そして迎えた進級試験。創真たちは函館へと降り立つ! 早速第一次試験が始まるものの、早くも中枢美食機関による妨害が行われ…!?
一次試験を突破し、二次試験へと進んだ創真たち! 二次試験のお題は「麺料理」! だが、またしても中枢美食機関(ルビ:セントラル)からの妨害が発生! お題のメインとなる肝心の麺が、創真たちの調理順となった時には使い果たされていたのだ。「足りない素材は各自調達」というルールがあるものの、会場は市街から離れた山の中、さらに外は猛吹雪で外出不可能……! 創真たちは、このピンチをどう切り抜けるのか!?
次々と展開していく進級試験。次なる三次試験は、遠月十傑と対決するというものだった! 創真が勝負をする相手は、なんと葉山! 葉山は、十傑のメンバーに加わったという。対決は3日後、テーマは「熊肉」。早速試作に入る創真だが、独特の臭みを持つ熊肉は想像以上に難敵! しかし、熊肉の扱いに悩む創真の前に意外な助っ人が現れる……!
汐見ゼミが潰れた経緯と、葉山が中枢美食機関(セントラル)と戦わず薊側についたことが気にかかる創真。事情を知る堂島から、薊の暗躍と葉山が十傑になった理由を聞かされる。それを知った創真は、葉山のもとへ向かい……!? そして、いよいよ三次試験当日に! 創真のリベンジマッチが始まる――!!
進級試験三次試験、創真VS新十傑・葉山戦! 創真が捨て身で熊肉の美味しさを追求した「メンチカツ」が出され、早くも勝敗が決まったように思われた。そんななか、ついに葉山の熊肉料理が姿を見せる! 葉山の超嗅覚による熊料理は、審査員たちを圧倒し「創真の品を凌駕している」とまで言わしめる! だが、創真の目はまだ諦めていなかった。その理由とは……!?
三次試験で緋沙子、アリス、黒木場が退学処分となってしまった! 絶望的な状況のなか、薊に退学取り下げを直談判するえりなだったが、取り合ってもらえず……。その様子を見ていた創真は、薊に十傑の席を賭けた勝負を持ちかける! えりな同様、創真も一蹴されてしまうが、そこへある人物が現れて状況が一変!?
連隊食戟へ向けた特訓として、2チームに分かれ紅白戦を行う創真たち! 調理中声を発することを禁止するルールのもと、基本のレシピとは異なる作業を進めていくチームリーダー・堂島たちの意図とは!? その意図を汲み取ろうと模索するタクミは、実地研修スタジエールでの出来事を思い返していた……。
23年前の極星寮。そこは才波城一郎と堂島銀を筆頭に、中村薊たち有能な料理人が所属し、遠月学園内でも最強の勢力として名を振るっていた……。数々のコンクールで優勝し、率先して新たな一皿を創り出していく才波の料理は誰しも認める所だったが、本人の心の中には穏やかではない想いが……!?
ついに迎えた連隊食戟当日! 中枢美食機関セントラルに対抗するため、考えられる中で最強のメンバー8人をそろえた創真だが……。薊とえりなの協議の結果1st BOUTは創真、一色、女木島の出陣が決定。気になる創真の相手は「江戸そば」を得意とする第六席・紀ノ国寧々に決定! 注目の対決テーマは……!?
料理の判定をする特別審査員たちも会場に到着し、盛り上がりを見せる連隊食戟! 一色の相手はイタリア料理の名手で第八席の白津樹利夫! いつも飄々とした態度の一色に対してライバル心を剥き出しにする白津だが、その理由とは……? そして白津の料理が先に完成! はたして審査員の反応は!?
お互いに自分の持ち味を活かして、白熱した調理を進めている創真と寧々の第3カード! 食戟のお題である「そば」は寧々が最も得意としており、先に料理を完成させたのもやはり寧々! 披露されたメニューは審査員たちから大絶賛を受けるが、対抗する創真のオリジナル「そば」は一体どんな料理に仕上がるのか……!?
連隊食戟2nd BOUTは、女木島vs竜胆、美作vs斎藤、久我vs司のカードで進行中! それぞれ「緑茶」「唐辛子」「まぐろ」というお題で、各々調理を進めていく。そんな中、美作は仲間との連携や進化した「周到なる追跡」を披露! 打倒・新遠月十傑のため、一丸となる反逆者チーム! そして両チームともに品が完成! 審査が始まる…!!
新旧十傑たちがぶつかる2nd BOUT! 相手の品にわずか届かず敗北してしまった女木島、美作。残る審査は久我VS司! 試合前、司へ直々に勝負を挑んだ久我が、司との勝負に拘る理由とは…? 「緑茶」をテーマにどんな料理が作られるのか…!? 2nd BOUT決す! そして訪れた束の間の休息。創真たちの前に第三席・ももが現れ…?
連隊食戟はいよいよ3rd BOUTに突入! 対戦カードは創真vs斎藤、タクミvs叡山、そして恵vsもも。創真達3人は、連隊食戟前に個々の技量アップを図るため、名だたるシェフらの指導を受けていた。その中で恵は四宮の指導を受けるも、過去のトラウマから上手く調理ができない。そんな恵の心を奮い立たせたのは……まさかの少女漫画!?
連隊食戟3rd BOUT、恵VSももの勝敗は…!? 一方、「牛肉」をテーマに調理を進めるタクミと叡山。和食の伝統料理「時雨煮」を応用するタクミに対し、叡山は自身の審査を有利に進めるため、とある食材を使用した卑劣な手段に出る! 絶体絶命の中、タクミが仕掛けた「秘策」とは……?
タクミVS叡山の戦いも終わり、3rd BOUTもあと一組を残すのみ! 創真に対するは、美作の「周到なる追跡」をも凌駕した天才寿司職人・斎藤綜明! 2人は「バター」という難しいお題に対し、どのような料理で勝負するのか!?
連隊食戟もいよいよ4th BOUTに突入! 中枢美食機関側の残るメンバーは、司、竜胆、ももの十傑トップ3。 強敵相手に出方を思案する創真達反逆者連合は、一色、タクミ、えりなで向かい打つことに。えりながついに参戦!そして、えりなVSもも、負けられない戦いの火ぶたが切って落とされる!!
ついにスタートした4th BOUTの会場へ現れ、今後の審査は自身が務めると宣言した薙切薊! 首謀者である人物に審査員を任せられないと、反逆者チームの面々は憤慨するが、何故か敵対しているはずの仙左衛門もこの提案を受け入れている様子を見せ…? 会場中が混乱する中、タクミが相対する竜胆が料理を完成させる…!
1勝1敗となった4th BOUT、一色VS司の食戟は佳境を迎える! お題はフレンチでは定番の「ウサギ肉」。型破りな調理により、審査員達の度肝を抜くことに成功した一色だが、司の表情には、余裕が感じられ……。一色の超攻撃的和食に対する司の料理とは…!?
遂に連隊食戟最終戦が開幕! FINAL BOUTの対決方法は、2皿だけのコース料理という難題。各チームのメンバーそれぞれが、前菜とメイン料理を担当して審査員達にサーブするため、チームワークが重要な一戦となる。だが、創真とえりなは言い合ってばかりでどこか険悪な様子…。そんな2人を尻目に司と竜胆の最強コンビは、料理を完成させる――!
FINAL BOUTの最中、えりなに食戟を挑んだ創真! その行動の裏には1つの狙いが……。それは、えりなに食戟を仕掛けることで、彼女自身の必殺料理を引き出すこと! 創真の主張を受けたえりなは、制限時間が迫るなか新たな調理を始める! えりなが創り出す必殺料理とは!?
連隊食戟FINAL BOUT、決着の時!! 激戦の末に勝利したのは反逆者連合チーム! 中枢美食機関の敗北を認めた薙切薊は、無言のまま会場を去る。そんな薊に声を掛けたのは、かつて学園で研鑽を積んだ、城一郎と堂島の2人だった……。一方、創真達は、新たな十傑の席次を決めることになり……?
季節は夏!創真たちは、2年生1学期期末試験の時期を迎えていた。試験内容は、海水浴客で溢れる浜辺に並ぶ「海の家」を経営し、3日間で300万円の売上を達成すること! 余裕を見せる創真たち十傑の面々だったが、十傑チームにはハンデが課せられ…!? 用意された店舗は、なんとほぼ廃屋! 創真たちは、無事に期末試験をクリアできるのか!?
突如、開催されることが通達された世界的な料理コンクール『THE BLUE』。遠月学園に用意された出場枠は3つ。その席を賭け、全生徒が参加可能な「青の前哨戦」が開催されることに! 参加自由ということもあり、奮って参加する生徒たち…! 99人の審査員たちが選ぶ上位3名は、誰になるのか…!? 「スープ」をお題に、料理人達のバトルロイヤルが始まる…!
新任講師・鈴木に食戟を持ちかけられた創真…! 正式な食戟ではないものの、鈴木は「自身の秘密」、創真は「自身の包丁」を賭けることに。テーマは「調理実習室の冷蔵庫にある食材を使った品」。ゆきひらでの技術をベースにしたロースカツを出す創真に対し、鈴木は…? そして勝負後、創真は鈴木から衝撃の事実を聞かされ…?
遂に迎えた『THE BLUE』当日。会場には様々な実力派料理人たちが集っていた。そこには才波朝陽率いる真夜中の料理人の姿も……。 いよいよ開幕した"裏"と"表"が入り乱れる料理コンクール。創真、タクミ、恵、そしてえりなたちは、それぞれの試練会場へと立ち向かう! 第一の試練で創真に与えられた最初のお題は、「最後の晩餐」!? 創真はこの難題にどう挑むのか!?
第一の試練を突破し、第二の試練へ向かった創真! そこで意外な人物と再会する。 そしてスタートした第二の試練は「コンビニ商品で100ドル以上の料理を作る」こと…! 得意分野だと張り切る創真だったが、出した品はむしろマイナスの値段がついてしまい…!? その理由とは!?
創真が第三の試練の門へ到着すると、BLUEの主催、WGOのトップから表の料理人には期待していないと告げられてしまう。真夜中の料理人の実力を示すため、彼らによる調理が披露されることに。指名された料理人が取り出した料理器具は、チェーンソーで…!? 次々と真夜中の料理人たちの特異な実力を見せつけられる創真たち。対抗する術はあるのか!?
真夜中の料理人・サージェを相手に「クリスマスケーキ」で対決する創真。サージェの「クラスターボムケーキ」に対し、創真が勝負の場に出した品に秘められた仕掛けとは? そして勝敗は…!? 一方、司の本戦1回戦が開始される。対戦相手は才波朝陽! 元遠月第一席と“真夜中の料理人”トップの戦いが始まる!
タクミVS“真夜中の料理人”ドン・カーマ戦! お題は「連携で作るアミューズ」。団体戦となる今回の対決は、サポートメンバーが必須。しかし、タクミがサポートとして選んだイサミは会場へ現れず…!? なんと、イサミはドン・カーマの仲間によって拉致されていたのだ。窮地に陥るタクミのもとへ現れたのは、創真で…!?
えりなだけが他の参加者たちよりも過酷な試験が課せられていることを知った創真たち。創真は、大会の主催者・ブックマスターのもとへ抗議に向かう。しかし、そこで驚愕の事実を知ることに…! 本戦第二回戦目、朝陽VS恵、タクミVSえりなが幕を開ける!!
順調に勝ち進んだ創真の次なる対戦相手は、朝陽! そんななか母親のことで悩むえりなは、朝陽が優勝したほうがいいのでは…と弱気な様子を見せる。そこには「神の舌」を持つ人間にまつわる秘密があった。 一方、日本へと戻っていた城一郎は、堂島に自身の過去……創真の母親、幼少の創真、そして朝陽との関わりを語り始める。
火蓋を切った創真VS朝陽戦! お題は「五大料理を一つにまとめた品」。戦況は、クロスナイブズの驚異的な能力を見せつけ、先に皿を完成させた朝陽が優勢な空気に……。そんな雰囲気をものともせず創真が出した皿は、庶民的料理…!? 「神の舌」にも認められた朝陽の品に、対抗できるのか!?
朝陽の料理と同様に、創真の料理でも真凪の「おさずけ」が発動する会場内! 勝利し、決勝へと進むのは果たしてどちらか!? 創真VS朝陽、いよいよ決着! そして、真凪のもとへ薙切薊が訪れる。薊と真凪の過去が明らかに……。
ついに創真とえりなによる決勝戦を迎えた「THE BLUE」! しかし、母を救うことを気負いすぎて、追い詰められてしまうえりな。創真は、そんな様子を見てえりなのために料理を創り始める…! 二人の戦いの行方は…!?