本編第1話につながるスペシャルフィルム
チャンピオン、クジョウ・キョウヤのガンプラバトルを目にして、自分もGBNの世界に飛び込む決心を固めたミカミ・リクと、親友のヒダカ・ユキオ。ダイバーのリクとユッキーとして初めて歩くディメンションには想像以上の光景が広がり、驚きの連続がおさまらない。だが、そんな2人を物陰から見つめる1人のダイバーがいた。
初めてのGBN体験を振り返るリクとユキオ。そんな彼らの前にサッカー部への勧誘を狙うモモカが現れるが、GBNへの歩みは止められない。再びディメンションにダイブしてサラと再会した2人は、ガンプラバトルではなくキーアイテムの収集を目的とするコレクトミッションをプレイする。
ガンプラフォーストーナメントの激闘を目の当たりにして、改めてチャンピオンへの強い憧れを再確認したリク。ユキオと共に、それぞれが用意した新たな武器を試そうとする。そんな2人に感化されたモモカは、ついにGBNの参加を決意。ディメンションにダイブした3人は、キョウヤと名乗る青年ダイバーから連戦ミッションの協力を求められた。
GBNの世界を守りたいと語ったクジョウ・キョウヤに、ダイバーとしてのスケールの違いを思い知ったリク。少しでもチャンピオンに近づくためには、何をすれば良いのか悩む。そんな彼に知り合いのダイバーを紹介するマギー。リクが進むべき道を学ぶため、ユッキー、そして正式アカウントを取得したモモの3人は、中華風の世界が広がるエスタニア・エリアへとダイブする。
リク達の次の目的地は世界中のビルダーが集い、許可なくガンプラの乗り入れが禁止されている中立地帯のペリシア・エリア。見渡す限りの大砂漠をダイバー姿で歩く3人だったが、行けども行けども蜃気楼が浮かぶ変わらない風景に、やがて途方に暮れてしまう。そこに現れた1台のジープ。乗っていたのはアヤメと名乗る女性ダイバーだった。
フォースを立ち上げる決意を固めたリク達。結成することで自分達だけのスタイルや強さを見つけたいと意気込む彼らだが、新たなメンバーの人選に苦労する。上を目指すなら上級者をスカウトするべきだとアドバイスするシャフリヤールが指したガンプラは、モモがレンタルしていた素晴らしい出来のカプルだった。
ついに新フォース・ビルドダイバーズを結成したリクは、そのデビューにフォース限定の団体戦、フォースバトルを選ぶ。一週間後のバトルに向け、ガンプラをパワーアップさせるためにコーイチのアドバイスを受けつつ準備を順調に進めていくメンバー達。しかし、予想外の問題が発覚してしまう。
デビュー戦で鮮烈な印象を残したビルドダイバーズには、他のフォースから対戦の申し込みが殺到していた。勢いに乗り、次のバトルの相手を決めようとするメンバー達。そこに現れたマギーは、フォースでできることはバトルの他にもあるのだと彼らに伝える。
ビルドダイバーズはバトル内容がランダムで決まるバトランダムミッションに参加することを決める。その相手とはリクが初めて勝利したドージ、そして初めての敗北を味わったオーガが所属するフォース・百鬼。今まで経験を積んで得た力をオーガにぶつけ、自身の成長を確かめたいリクが期待に胸を高鳴らせる一方で、ドージはリベンジに心を燃やしていた。
非公式ツールのブレイクデカール、それを扱うマスダイバー達の脅威は留まることなく、ロンメルのフォースですらその力を進化させた彼らに敗北してしまう。チャンピオンのクジョウ・キョウヤはGBNを守るために、ある重要人物との接触を図る。
チャンピオン率いる有志連合とマスダイバーによる戦いが苛烈を極めていく中で、リクの前に突然立ちはだかったアヤメはビルドダイバーズに加入した本当の理由を語り始める。それは、彼女の過去と深く関係していた。
マスダイバーの黒幕、シバ・ツカサとついに相対したリクとサラ。シバの全身からほとばしるGBNへの強烈な憎悪にひるまず、2人は対話を行おうとする。一方、主戦場である資源衛星付近の宇宙空間では、ブレイクデカールの力によってさらなる力を得た巨大モビルアーマーが起動していた。
マスダイバーとの戦いは終結し、有志連合の活躍によってGBNからブレイクデカールの存在は根絶した。AVALONのフォースネストで行われた祝勝会で互いの健闘を称え合うダイバー。しかし、そこにリク達ビルドダイバーズの姿はなかった。
実機バトル「GPデュエル(GPD)」でシバと死闘を繰り広げた結果、リクのダブルオーダイバーエースも大きなダメージを受けた。GBNとは違い、大切な相棒が現実で傷ついてしまったリクを心配したコウイチは、彼を元気づけようとする。しかし、彼の反応は意外なものだった。
一定時間内に難攻不落のロータス要塞を攻略しなければならない、まさに難攻不落のクリエイトミッション「ロータスチャレンジ」。チャンピオンフォース・AVALONですら手を焼く難関を、ガンダムダブルオースカイを得たリク達のビルドダイバーズが果敢に挑戦する。
難関ミッションのロータスチャレンジをクリアし、GBN世界の賞金をゲットしたビルドダイバーズ。リク達メンバーがそれぞれ夢のある使い道を考える中で、モモはとんでもなくスケールの大きな提案を出してくる。
ビルドダイバーズの新たなフォースネストを存分に満喫するメンバー達。有名フォースにも引けを取らない充実したこの環境は、ダイバーとして大きくレベルアップしたリクのおかげだと称えるユッキー。しかし彼の胸中には、同時に芽生える想いもあった。
GBNのタイムアタックミッションでトップテン入りを果たすほど、ダイバーとして成長したリク。ビルドダイバーズの仲間や先輩ダイバー達が祝福する中、フォース・虎武龍のタイガーウルフは、かつて修行を付けたリクを弟子ではなく、もはや1人のライバルとして認めていた。
レイドバトルのプレイベント、女性限定ナデシコアスロンの開催が近づく。優勝すればガールズダイバー募集キャンペーンのイメージガールに採用されるということもあり、色めき立つ女性ダイバー陣。それはGBNの外にいるナナミの耳にも届いていた。
ナデシコアスロンをきっかけに、ビルドダイバーズの新メンバーとして加入することとなったナミ。兄を巻き込んだガンプラバトルのデビュー計画を既に進めていたナミだったが、よりGBNを楽しむためリク達にあるお願いをする。
サラが電子生命体「EL(エル)ダイバー」であり、その存在がバグの発生原因であることを公式発表したGBN運営は、同時に彼女の捜索を開始する。一方、リク達ビルドダイバーズも居なくなったサラを探し続けていた。
全ダイバーに向けたGBNの臨時放送で、クジョウ・キョウヤの傍にサラが並んでいたことに驚くビルドダイバーズのメンバー達。今までとは別人のような厳しい表情を見せるキョウヤ、そして自ら仲間の元を去ったサラの真意を確かめるため、リクはキョウヤに連絡を取ろうとする。
サラを取り戻すため、フォースバトルを提案したビルドダイバーズ。GBN世界を守るため、その挑戦を受けたクジョウ・キョウヤ率いる有志連合。それぞれが抱く想いをかけた決戦の火ぶたが切って落とされた。
第二次有志連合戦も佳境に突入し、遂にリクとクジョウ・キョウヤが相まみえる。目標としていたチャンピオンとかつて交わした約束を思いだし、迷いを見せるリク。しかし、キョウヤはあくまで1人のダイバーとしてリクに厳しい言葉をかける。
レイドボスがバグの影響によって凶暴化し、各地に変異体が出現。極東ベースのロビータワーに取り付いた変異体は急速にメインシステムへの浸食を行い、このままではGBN世界が崩壊してしまう。リクや仲間達、そして全ダイバーの力を結集したレイドバトルが幕を開ける。
バージョンアップしたGBNで、1人傭兵プレイを続けるヒロト。そんな彼に声をかける、カザミと名乗るダイバー。俺と組もうという提案にとりつくしまもなく拒否されたカザミだったが、めげる様子は一切見せない。彼の目的は、噂の隠しミッションの攻略だった。
フレディが伝説のフォースと息巻く「ビルドダイバーズ」を名乗らざるを得なくなったヒロト達。メンバーが様々な反応を見せる中、ヒロトだけがその名前に特別な感情を抱いていた。そんな中、再びフレディのミッションをプレイすることになった4人。フレディは彼らを自分が住む村へと招待する。
フレディの村を守るミッションを受けることになったビルドダイバーズ。事前に行ったリハーサルのバトルでは、拙いチームワークでどうしても村に被害を出してしまう問題が発覚。ヒロトは、村に損害を出すことなくクリアする秘策を皆に提案する。
フレディのミッションをGBNで導入された長編ストーリーミッションだと考えた4人は、ミッションの継続を決める。フレディに紹介されたレジスタンスのメンバーから、彼らが展開している反攻作戦の計画内容を聞くビルドダイバーズ。次の任務は、砂漠に存在するヒトツメの巨大基地の攻略に関わる陽動作戦だった。
作戦当日、遅刻して現れたパルヴィーズは、これまでの自身のふがいなさを嘆き、ビルドダイバーズを抜けたいという旨をメンバー全員に伝える。必死に引き留めようとするカザミ、冷静なメイ、そしてどこまでも現実的なヒロト。パルヴィーズの決意は固いが、その意思に反して強制的にミッションは開始される。
前回のミッションで1つ大きな成長を果たしたパルヴィーズ。しかし、カザミは自身が活躍できていないことに1人憮然としていた。そんなビルドダイバーズは、フレディの兄、ジェドがいるレジスタンスの基地へ出向くことになる。
ゴジョウからカザミのことを頼まれたヒロトだが、その真意をどうしても理解できない。一方のカザミも、自身の理想とは大きくかけ離れた現実との溝を埋める方法を見つけられず、ただもがくばかり。そんな危ういチームワークの中で、護衛・撤退戦のミッションが始まろうとしていた。
少しだけ、しかしとても貴重な前進をしたヒロトとカザミの関係性だったが、謎のガンプラ「ゼルトザーム」の急襲によりビルドダイバーズとレジスタンスは壊滅状態になってしまう。ムランがヒロト達に託したペンダントが逆転のカギになるのだと言うが……。メイは、マギーの店で情報収集を開始する。
ビルドダイバーズがチームであることをようやく意識し始めたパルヴィーズとカザミ。しかしヒロトは、自らの力だけで次のミッションをクリアしようと提案する。そんな彼に強い瞳で問いかけるメイ。ヒロトはただ、困惑するしかなかった。
ヒロトの盾となって攻撃を受け、大破するウォドムポッド。その中から現れたのは、モビルドール姿のメイ。彼女はGBNが生み出した電子生命体、ELダイバーだった。残りのビルドダイバーズのメンバーが驚きの反応を示す中で、モビルドールメイはガンダムゼルトザームに攻勢をかける。
宇宙(そら)渡しの祭りを終え、次のミッションに向かうビルドダイバーズとレジスタンスの一行。目的の軌道エレベーターへ続く地上ステーションのロビーに設置された扉をある方法で開けたヒロト達は、その先へ進むための準備を改めて行うために、一旦ログアウトする。ラストミッションかも知れない次の舞台は、宇宙だった。
アルスと名乗る存在との互いにかみ合わぬ会話の中、一旦月から離脱したビルドダイバーズを待ち受けていたのは、凄まじい数のヒトツメ、それらを従えるように佇むガンダムゼルトザーム。そしてさらに、ヒロト達を驚愕させる存在が現れた。
健闘も虚しく、月に隠されていた衛星砲から強烈な光が放たれてしまう。その影響は惑星エルドラの他の地域のみならず、GBN、さらにはヒロト達が住む世界中にまで及んでいた。今までの戦いが全てゲームではなく、本当に起こっていたことかも知れない。想像もつかなかった展開に、ヒロトは大いに戸惑う。だが今の彼は1人ではない。ビルドダイバーズがリアルで集う、それは必然の流れだった。
惑星エルドラの民であるフレディは、物置で偶然見つけた一冊の本を手に、遺跡内の神殿に足を踏み入れる。フレディの好奇心がヒロト達ビルドダイバーズとの巡り会いを果たすきっかけになるとは、まったく想像もつかずに……。
再びフレディと繋がり、エルドラの地に立ったヒロト達ビルドダイバーズ。惑星エルドラがGBNのストーリーミッションではなく、現実に存在するという可能性が彼らの気持ちをいっそう引き締める。しかし、その一方で明らかに以前とは違う事態に見舞われることに。それは、彼らのガンプラにあった。
空中神殿であるミラーグの山に住むという聖獣クアドルンに会いに行くため、宇宙渡しの灯籠を集めて作った気球に乗るパルヴィーズとフレディの2人。強風に翻弄されながらも上昇を続ける気球の行く先に、今まで見たことのないような巨大な積乱雲が立ちふさがる。
ようやく出会えた聖獣クアドルンは、ヒロト達ビルドダイバーズを拒絶する。しかし、ひるむことなくエルドラに対する想いを伝えたヒロト達に対し、クアドルンは重い口を開く。語り始めたその内容は、エルドラを襲った月の雷、そしてそれを放った元凶、アルスについてだった。
聖獣クアドルンの住むミラーグの山を、新たな拠点とすることに成功したヒロト達ビルドダイバーズ。ヒトツメからエルドラの民を救うための作戦会議が行われる中で、ヒロトは自分のガンプラと、アルスが作りだしたアルスアースリィガンダムのイメージを複雑な想いで重ね合わせていた。
アルスアースリィガンダムとの戦いは、ヒロト達ビルドダイバーズの勝利で終わった。その残骸を前に、アースリィガンダム、そして地面に突き立てられたビームシュートライフルU7。墓標のようにそびえ立つライフルを見つめながら、ヒロトは心の奥底にしまっていた記憶を甦らせていく。
かつて、ヒロトがGBNで出会った少女、イヴ。彼女との思い出は、彼にとってかけがえのないものであった。そして、2人の運命は……。リクがELダイバーのサラを救いだした第二次有志連合戦。その裏で起こっていた、悲しい真実が解き明かされる。 脚本:むとうやすゆき/絵コンテ:増田敏彦、斎藤哲人/演出:鳥羽聡/キャラクター作画監督:西田亜沙子、戸井田珠里/メカ作画監督:大張正己
ヒロト達ビルドダイバーズは、再びリアルで集合することに。エルドラの民達をヒトツメから救うため彼らは、アルスが作りだした新たな強敵に対抗するためのガンプラのパワーアップと、未だ惑星エルドラに心を囚われたままのシドー・マサキの救出について話し合うのであった。そこでパルヴィーズは、驚きの提案をする。 脚本:ヤスカワショウゴ/絵コンテ:榎本明弘、古田丈二/演出:池野昭二/キャラクター作画監督:しんぼたくろう/メカ作画監督:高瀬健一
シドー・マサキの救出をムランから託されたヒロト、カザミ、メイはゼルトザームの捜索を開始する。しかし、レーダーが感知したのは数十機もの敵の大部隊の反応だった。一方、ミラーグの遺跡ではパルヴィーズがフレディと共に、クアドルンの負傷した翼の修復作業を続けていた。 脚本:ヤスカワショウゴ/絵コンテ:斎藤哲人、福田己津央、増田敏彦/演出:大久保朋/キャラクター作画監督:高見明男、小谷杏子/メカ作画監督:山根理宏、松田寛
ヒロト達ビルドダイバーズの活躍によって、シドー・マサキの救出作戦は成功する。目覚めたマサキの見舞いに行くため、「THE GUNDAM BASE」に集まったヒロト、カザミ、パルヴィーズ、メイの4人。そこに突然鳴り響く、バイクのエキゾースト音。乗っていたのは、まさかの人物だった。 脚本:山田靖智/絵コンテ:大槻敦史、増田敏彦/演出:安藤良、三宅和男/キャラクター作画監督:斎藤香、野崎真一/メカ作画監督:平岡雅樹
アルスとの決戦に向けてマギーがプロデュースしたリハーサルミッション、それはGBNでも高難度を誇るロータスチャレンジだった。挑戦者側のヒロト達ビルドダイバーズを待ち受ける強力な有名ダイバー達。その中には、本家であるビルドダイバーズのフォースメンバーも参加していた。 脚本:ヤスカワショウゴ/絵コンテ:古田丈二、榎本明弘/演出:鳥羽聡/キャラクター作画監督:小暮昌広、中本尚子、大籠之仁/メカ作画監督:久壽米木信弥、高瀬健一
GBNでのリハーサルミッションを無事に終え、満を持してミラーグの山に集結するヒロト達ビルドダイバーズ。だが、残された召喚台が光りだし、エルドリウム鏡砂がもう1人のダイバーを顕現させる。 脚本:むとうやすゆき/絵コンテ:大張正己、福田己津央、斎藤哲人、綿田慎也/演出:福田己津央、池野昭二/キャラクター作画監督:西田亜沙子、大貫健一、むらせまいこ/メカ作画監督:大張正己、宇田早輝子、平岡雅樹
ガンプラの民を殲滅するべく、GBNへの強制侵攻を選択したアルス。しかし彼の軍勢を待ち構えていたのは、三度結集したダイバー達、有志連合の姿であった。惑星エルドラから始まったヒロト達ビルドダイバーズの最後のミッションが、ついに始まる。 脚本:むとうやすゆき/絵コンテ:綿田慎也、大槻敦史/演出:綿田慎也/キャラクター作画監督:戸井田珠里、斎藤香/メカ作画監督:久壽米木信弥、高瀬健一、松田寛、山根理宏