キャラクター開発会社に勤める篠崎拓馬は入社1年目の新人。まだまだ不慣れではあるが、入社3年目の小さくて可愛い先輩、片瀬詩織里に癒されたり励まされたりしつつ、仕事に勤しむ日々を送っている。ある日、企画発表会を控え、緊張している様子の拓馬に、詩織里は緊張がほぐれるよう、あるおまじないを試みる。そのおまじないとは...。
仲のいい先輩と後輩、詩織里と拓馬。そんな2人を温かく見守る人物がいた。第二開発課の主任・秋那千尋。2人をもっと接近させようと画策する千尋だったが、そこに拓馬の幼馴染みで同期の早川千夏も現れ、事態は思わぬ方向に…!? 数日後、出社時刻になっても姿を現さない拓馬の事が気になる詩織里。千尋から事情を聞いた詩織里は、ある決心をする。
取引先でのミーティングから帰る途中、ゲームセンターの前を通りかかった詩織里と拓馬。クレーンゲームの前で足を止めた詩織里は、景品のぬいぐるみが気になる様子。学生時代にゲーセン通いをしていた経験から、自信のある拓馬は「取りましょうか?」と申し出る。「ほんとですかぁ〜」とはしゃぐ詩織里。その笑顔を守るため、拓馬はクレーンゲームに挑むのだが…。
同人誌を描く以外にコスプレも趣味の千夏。会社の同僚には秘密にしていたのだが、とあるイベントに向かう途中、上司である千尋に遭遇してしまう。「よりにもよって主任に!?」慌てて誤魔化そうとする千夏に対して、千尋は意外な反応を見せる。その言葉を聞いた千夏は…。 一方、ハロウィンムードの社内では、お菓子を食べた詩織里の様子がいつもと違っていて…。
12月になり、街はクリスマスムード。詩織里と拓馬は取引先との打ち合わせから帰る途中、街頭インタビューをしている動画配信者の鮎川星に声をかけられる。インタビューの内容は『突撃!隣のカップルさん!』。カップルのふりをしてインタビューを受ける事になった二人だが…。 そして迎えたクリスマスの日。会社の忘年会の帰り道で二人は…。
新人コンペに向け、プレッシャーでヘロヘロの拓馬。だがそれは朱莉も同じで…。 その朱莉の様子に気づいた拓馬から、朱莉の事を気にかけてくれるよう頼まれた詩織里は、休憩室にいた朱莉に声をかける。初めはライバル部署である詩織里の事を敵視していた朱莉だが徐々に打ち解け、詩織里に心の内を吐露するのだった…。 そして迎えたコンペ当日。最優秀賞は誰の手に…!? 拓馬? 朱莉? それとも…。
「小さくて得した事、損した事を教えてください」