冒険者を夢見るライトは、特別な能力を授かるためスキルの実を食べる。しかし、得たのは戦闘に向かない外れスキル《木の実マスター》だった。スキルの実は2つ目を食べると死んでしまう。やり直せないライトは仕方なく木の実農家に。一方、幼なじみのレーナは《剣聖》のスキルを授かり、冒険者デビューを飾る。ある夜、ライトは誤って2つ目のスキルの実を食べてしまい…。
冒険者になったライトは、ギルドでSランクになったレーナと再会する。しかし、レーナは冷たい態度を取り、ライトは戸惑う。実は、レーナは所属するパーティの方針と考え方が合わず、日々苦しんでいた。その非情さを知ったライトは、レーナを救い、自らのパーティへ引き入れることを決意。《神速》のスキルを持つリーダー・グラウスへ、無謀とも思える決闘を申し込む──!
ライト、レーナ、アイラは、行方不明となった冒険者の捜索と原因究明の依頼をギルドから受けることに。手がかりの伯爵邸に着くと、アンデッドとなった冒険者たちと遭遇する。3人が戦いながら屋敷の奥へ進むと、そこには《死霊操作》のスキルでアンデッドを操るドラテナが待ち構えていた。ライトはアイラを守りながら戦うが、次々と現れるアンデッドに苦戦を強いられる。
ドラテナが《死霊操作》のスキルで操るアンデッドを、次々に倒していく『ルクセリア』の3人。アンデッド化したモンテス伯爵や、生きた人間をアンデッド化させる魔物・ソウルリーパーも現れ、戦いは激しさを増していく。そんな中、ライトは忌まわしいとされる「タブースキル」の存在を知る。激闘の末、モンテス伯爵は最後の力を振り絞り、巨大な邪龍を召喚してしまい…。
倒れてしまったライトが静養する中、レーナとアイラは冒険者ギルドに呼び出され、ギルドの重鎮たちを前に邪龍の件で報告を求められる。『ブラックスワン』やドラテナに関する情報を引き出そうとするも、聖女にうまくかわされてしまう2人。そこでレーナは、「ドラテナに関する記録の開示」との交換条件で、持ち帰った「邪龍のウロコ」を差し出すことにする。