雨降りの放課後、傘を持っていない望を喫茶店『one day』まで送ることになった真。話をしながら歩いている途中、突然望が胸を抑えて苦しみ出した。望は喫茶店でわかばによる“チカラ”の治癒を受けたが、望の心臓は生まれつき弱く、時々発作を起こすことを真は知った。しかし翌日、学園の合同体育祭で望は真に元気な姿を見せてくれた。競技中にふと、彩の姿を見かけて思わず後を追う真。屋上で何も言わずに生徒たちを見つめる彩に声をかける真だったが、彩は「一人じゃないと、辛いこともあるんです」と立ち去る。夕闇の風音神社には巫女の衣装に身を包んだ彩が、一人で能を舞っている。そして闇から一振りの剣を引き抜いた・・・。