閃光がほとばしり、数多の火球が虚空の宇宙空間を、そして その中に浮かぶ『盤上島』を染め上げていた。 クイスからもたらされた計画の一環で、海賊たちの相手をしなければならなくなった天地と将たち。宇宙を駆ける感覚に慣れない天地ではあったが、疑問を抱きつつも 将たちと協力し、 海賊の封じ込めと荷捌き作業を進めていた。 ある日、柾木家へとやってきた 『ミロン ・ファム』 と 『福』 。ミロンの口から、盤上島<ルビ:ばんじょうとう>を地球に固定化する話を聞く。「楽園戦争」も終結し、南の島に浮かぶ楽園として、 柾木家を盤上島へと招待できる環境が ようやく 整ったと告げる。 剣士の訓練を行うにはちょうど良い、と。 そしてミロンから放たれた何気ない言葉に戸惑う天地と鷲羽 。 その想いと考えを胸に盤上島へ剣士とともに向かう天地 、 そして魎呼、阿重霞たち …。そして天地は自らに問うことになる。