重要な任務を解かれたコール・テンペスト。レギーナであるネヴィリルが姿を現さないこともありコールはバラバラになっている。そんな状況を改善すべくマージュの訓練をしようと、パライエッタはコールの面々をマージュ・プールに集める。
戦争下にある隣国との和平交渉使節団を、会談場所である公海上空まで擁護する任務のさなかに解散を言い渡されたコール・テンペスト。彼らは、隣国の通訳としてやってきた巫女アングラスに船内を案内する。アングラスは全員の名を呼び挨拶を交わすが、なぜかアーエルの名だけは呼ばないのだった。
宮国の陸軍部隊を護送することになったコール・テンペスト。ずかずかとメッシスに乗り込んでくる兵士たちに戸惑う一同だが、フロエだけは楽しそうにしている。やがて一人の兵士とフロエの間に感情が芽生えはじめた……。
ドミヌーラの提案で、アルティとカイムがパルを組むことになる。アーエル・ネヴィリルと共に試験飛行中、二組のシムーンは偶然にも敵艦を発見する。カイムと共に成果を挙げたいアルティは、偵察しようと言いはじめるが……。
アムリアの乗っていたシムーンを観て以来、ドミヌーラは沈黙してしまう。何とかコールをまとめようとやっきになるパライエッタをよそに、皆の気持ちはバラバラなまま。そんな中、アーエルはネヴィリルが自分のせいでふさぎこんでいることに気づく。
大切な仲間を失ったコール・テンペスト。アーエルやネヴィリルは自責の念に駆られ、皆が悲しみに嘆き、シヴュラとは何なのか悩む。戦況が悪化し続ける中、司兵院は依然シヴュラたちが戦士として戦い続けることを要求し、欠員補充としてヴューラを配属する。
何かを企んでいる様子の宮守は、召還したオナシアをメッシスで送り届ける際、アーエルとネヴィリルにシムーンで同行するように促す。ユンも自ら望んでその航程を共にする。一方、消えたはずのドミヌーラとリモネは……。