丸の内にある老舗の食品会社<S&F>。 同期入社の里中賢介(小泉孝太郎)と東海林武(大泉洋)は新年早々、共に辞令を受ける。 東海林は花形部署の販売二課主任に昇進し、一方賢介は新設のマーケティング課の主任に昇進した。 しかし、顔には出さなかったものの、営業部の隅の物置のような場所に新設されたその課に配属された賢介は、 帰りのバスのシートで、前に老婆が立っているのにも気付かないほど、落ち込んでいた。 すると、突然腕が伸びてきてネクタイをむんずと掴まれ、そのまま引きずり起こされた。 驚いた賢介が目の前の浮浪者のような女に睨まれ、唖然としていると、老婆は次の停留所でバスを降りていき、 その空いた席にその女が当たり前のように座って眠り始めた。 大前春子(篠原涼子)だ。
水産部と合同で国産マグロに関するプロジェクトが立ち上がり、 東海林たち営業が販売を請け負うことになり、マーケティング課も協力することになった。 小笠原の提案でブームのマグロ解体ショーを、先日の売り場面積拡張に成功したデパートの一角で行うことに決定。 早速腕のいい解体師を探し始めるが、ブームの折、なかなか見つからない。 そんな中、ハケンのおしゃれ派閥に入った美雪が合コンの会場で、 小笠原が見たという1年で500本ものマグロを売りさばくという“マグロの神様”のツネさんを偶然見つける。 美雪の連絡で東海林、賢介は直談判に急行。 東海林の巧みな口説きに1日だけ空いていた週末の土曜日にスケジュールをもらうことができた。 早速、打合せに出向いた東海林に緑川は、よくぞあの人気者を獲得したと上機嫌。 当日は本部からも視察が来るという。
東海林はバス停のキスから、春子のことが気になってしょうがない。 ケイタイの番号を託したにも拘らず、電話もかかってこない。 そして偶然にもその現場を見てしまった賢介もまた、気を揉んでいた。 一方、美雪は、はじめて貰った給料のあまりの少なさに大ショック。 家賃や光熱費を支払うとこ一ヶ月ももたないと春子に借金の相談をするが、あっさりと断られてしまう。 悩んでいると、ハケン仲間の香から、他のハケン会社にも登録したらどうかと勧められ、 早速登録してみると、時給1800円の受付の仕事の面談が舞い込んできた。 明日が面談でどうしたものかと香に相談してみると、みんなやっていることだから、 何か理由をつけて休んで行けばいいと教えられる。
S&Fでは、東海林の企画でチョコレートの名店 「シルスマリオ」 と提携し、春から新製品の全国規模での販売を決定。その宣伝を兼ねたリサーチをするため、バレンタインのイベントをマーケティング課が開催することになった。 イベント当日、販売要員としてハケンライフから臨時のハケンたちが集められた。その中の一人ウグイス嬢を担当する早苗が、イベント会場で賢介に一目ぼれをしたと本命チョコを差し出す。しかし、「仕事に集中して下さい」 と賢介に断られた早苗は、仕事を放棄して帰ってしまった。慌てて現れたハケンライフの一ツ木が、かつて選挙演説のウグイス嬢として代議士を3人も当選させたことがある春子を早苗の代役に指名。かぶりものを嫌がる春子を説得。そして、春子の美声のアナウンスに会場は忽ち大賑わい。
食品商社S&Fに入社した井手裕太郎 (杉野遥亮) と三田貴士 (中村海人) は、人事部の五輪薫 (ふせえり) の軽率な手違いにより、すでに研修を終えた営業事業部を再び訪れることに。そこにいたのは、ハケンの福岡亜紀 (吉谷彩子) と千葉小夏 (山本舞香)、派遣会社ワークゼアの田無元 (永野宗典) だけ…。五輪から「今日は電話番ね」と取り残された裕太郎と三田が手持ち無沙汰に過ごしているのを冷ややかな目で見ている亜紀と小夏。そんな中、運命の一本の電話がー。慌てふためいた裕太郎と三田は、突如訪れた社会人としてのピンチを秘密裏に回避しようと、田無にハケンを依頼、そのスキルにすがることにする。そして彼らの前に現れたのはスーパーハケン・大前春子ほどではないが「スーパーなハケン」一ノ江和美 (八嶋智人) だったー。
研修中なのに夕方までに取引先に追加資料を提出すると約束してしまった、井手裕太郎 (杉野遥亮) と三田貴士 (中村海人) は、派遣会社の田無元 (永野宗典) が置いて行った「ハケンお試し券」を利用する。華麗にファイルを整理する一之江和美 (八嶋智人) の「スーパーなハケン」ぶりにハケンの福岡亜紀 (吉谷彩子) と千葉小夏 (山本舞香) も一瞬魅せられたが、ある事実に気がつき仰天する。研修担当であるはずの人事部の五輪薫 (ふせえり) も外出中でアテにならない。刻一刻と時間が迫る中、崖っぷちに立たされてしまった裕太郎と三田。2人の新入社員のせいで自分たちの業務も滞ってしまい、呆れ果てる亜紀と小夏。誰もが締め切りに間に合わず「もう終わった」と思ったが、なぜか一之江だけは自信に満ち溢れた笑みを浮かべるのであった。
追加資料の締切に焦る新入社員・井手裕太郎 (杉野遥亮) と三田貴士 (中村海人)。一方業務が滞ったハケンの福岡亜紀 (吉谷彩子) と千葉小夏 (山本舞香) だったが、ファイルやデータをぐちゃぐちゃにしただけに見えた一之江和美 (八嶋智人) に隠された「スーパーなハケン」ぶりに助けられる。彼女たちの業務が進んだことを知り、裕太郎と三田も一之江に協力を仰ぐことに。ただ邪魔をしているように見えた一之江だったが、実は田無元 (永野宗典) が言った通り「今日一日だけのエキスパート」だったのだ。資料作成に急いで取り掛かる裕太郎と三田。何も知らずに戻ってきた研修担当の五輪薫 (ふせえり) が目の前の光景に唖然とするが、時間は待ってくれない。先輩社員・浅野務 (勝地涼) にバレないよう、2人の新入社員はピンチを秘密裏に回避出来るのか!?
「ハケンの珍客」撮影現場に到着した井手裕太郎を演じる杉野遥亮と、三田貴士を演じる中村海人。そろそろ撮影にも慣れその日も順調にスタートするかと思いきや、突如現れた女性プロデューサー (柴田理恵) が二人に告げた衝撃の宣言により、まったく予想もしなかった新機軸ドラマが展開することに?! ―新入社員の裕太郎と三田は、ハケンの福岡亜紀 (吉谷彩子) と千葉小夏 (山本舞香) にすすめられ「ようじ屋」に向かう彼らが遅めのランチを堪能していると、先輩社員・浅野務 (勝地涼) から運命の一本の電話が―慌てふためいた裕太郎と三田は、再び派遣会社ワークゼアの田無元 (永野宗典) にハケンを依頼、そのスキルにすがることにする。彼らの前に現れたのはスーパーハケン・大前春子ほどではないが「スーパーなハケン」二重橋直子 (久本雅美) だった―。
「ハケンの珍客」アフレコ現場では、井手裕太郎を演じる杉野遥亮と三田貴士を演じる中村海人が、相変わらずプロデューサー (柴田理恵) からみっちり指導を受け、「新機軸」ドラマ撮影に挑んでいるがー。―先輩社員・浅野務 (勝地涼) から頼まれた、今夜の重要な接待用の店を予約し忘れていたことが判明した裕太郎と三田。派遣会社の田無元 (永野宗典) に依頼した代打ハケンの二重橋直子 (久本雅美) を頼るも、落ち着きがなく話を聞いていない彼女はアテにならない。なんとか候補の店を探すも、ハケンの福岡亜紀 (吉谷彩子) と千葉小夏 (山本舞香) からの情報により、ことごとく却下せざるをえなくなっていた。誰もが店の予約は出来ず「終わった」と思ったが、なぜか二重橋だけは「まだ手は残されている。逆に」と笑みを浮かべるのであった。
「ハケンの珍客」アフレコ現場では、井手裕太郎を演じる杉野遥亮と三田貴士を演じる中村海人は、プロデューサー(柴田理恵)の指導のもと「新機軸」ドラマ撮影に少しずつ慣れ始めていた。―接待用の店の予約をしていない裕太郎と三田。先輩社員・浅野務(勝地涼)から何度も催促され追い込まれた彼らに、二重橋直子(久本雅美)はS&Fの社食を提案する。早速ハケンの福岡亜紀(吉谷彩子)と千葉小夏(山本舞香)が社食に確認を取るが清掃のため使えないという。後がない彼らは「ようじ屋」に頼るが、タッチの差で予約が入ってしまった。派遣会社の田無元(永野宗典)の言う「スーパーなハケン」ではない二重橋に苛立った裕太郎と三田がつい彼女のせいにしてしまい、彼女は店を出て行ってしまうー。崖っぷちの2人の新入社員はピンチを回避出来るのか!?
「ハケンの珍客」撮影現場に来た井手裕太郎を演じる杉野遥亮と三田貴士を演じる中村海人。新機軸ドラマもいよいよ佳境を迎え、プロデューサー (柴田理恵) から芝居にも高い要求をしていくと告げられるが!? ―社会人生活にも慣れはじめた新入社員の裕太郎と三田。先輩社員・長嶋 (松口) から指示された業務も完璧にこなして…いるはずもなく、今日中に提出しないといけない社内コンペをすっかり忘れていた。裕太郎と三田は秘密裏に事を進めようと、ハケンの福岡亜紀 (吉谷彩子) と千葉小夏 (山本舞香) にも手伝ってもらうが間に合いそうになく、今回も派遣会社ワークゼアの田無元 (永野宗典) にすがることに。待ちわびる彼らの前に現れたのはスーパーハケン・大前春子ほどではないが「スーパーなハケン」三河島聡 (間宮祥太朗) だった―。
「ハケンの珍客」アフレコ現場で新機軸ドラマに挑んでいる井手裕太郎を演じる杉野遥亮と三田貴士を演じる中村海人は「芝居に高い要求をする」と口を出してくるプロデューサー (柴田理恵) に次第に翻弄されはじめる。―社内コンペの提出を忘れていた裕太郎と三田。派遣会社の田無元 (永野宗典) に依頼した代打ハケンの通称「ミスター・パーフェクト」と呼ばれる三河島聡 (間宮祥太朗) に協力を仰ぎ、会議室にこもって対応を考えることに。ハケンの福岡亜紀 (吉谷彩子) と千葉小夏 (山本舞香) が会議室の様子を伺う先輩社員・長嶋 (松口) との攻防を繰り返し、新入社員2人はなんとかコンペ用のアイデアを出したが、それはまさかの企画案で…!?「もう終わった」と頭を抱えた裕太郎と三田だが、「ミスター・パーフェクト」三河島は一人冷静だった。
最終話を迎える「ハケンの珍客」アフレコ現場では、井手裕太郎を演じる杉野遥亮と三田貴士を演じる中村海人が、プロデューサー (柴田理恵) の「ペンディング」連発に悩まされていた。―締め切りが迫る社内コンペの案を必死で考えている裕太郎と三田。捻り出した案が「ハケン弁当」と被っていると指摘され、崖っぷちに立たされた2人。ハケンの福岡亜紀 (吉谷彩子) と千葉小夏 (山本舞香) も先輩社員・長嶋 (松口) を引き止める口実がなくなり、唯一の頼りである「ミスター・パーフェクト」の三河島聡 (間宮祥太朗) も派遣会社の田無元 (永野宗典) 曰く「違う意味でのミスター・パーフェクト」で―。新社会人として成長し始めた裕太郎と三田。無事にコンペ案を提出し、先輩社員・浅野務 (勝地涼) にバレないよう、この最大のピンチを回避できるのか!?