「調子づかせると手強い」という前評判にも関わらず、サンダース大付属高校に勝利して勢いづく大洗女子学園にあっさりと敗北したと思われたアンツィオ高校―。 だが、その裏には知られざる熱闘があった。 アンツィオ高校の隊長アンチョビは大洗女子学園との全国大会第2回戦を前に、メンバーを前に檄を飛ばしていた。アンチョビによれば、対大洗女子学園の秘策があるという。 少ない予算をやりくりし、倹約して貯金をして秘密兵器・イタリアの重戦車P40を購入したのだ。一方、大洗女子学園ではアンツィオ高校が新型戦車を導入したという情報は掴んでいたものの、その正体までは把握していなかった。そこで、優花里がアンツィオ高校に潜入して―。
学校の存続を懸けた第63回戦車道全国高校生大会を優勝で終え、 平穏な日常が戻ってきた大洗女子学園。 ある日、大洗町でエキシビションマッチが開催されることに。 大洗女子学園と知波単学園の混成チームと対戦するのは、 聖グロリアーナ女学院とプラウダ高校の混成チーム。 今やすっかり大洗町の人気者となった大洗女子学園戦車道チームに 町民から熱い声援が送られた。 戦いを通じて友情が芽生えた選手たち。 試合が終われば一緒に温泉に浸かり、お喋りに華が咲く。 そんな時、生徒会長の角谷 杏が「急用」で学園艦に呼び戻される。 いぶかしがる大洗女子のメンバーたち。果たして「急用」とは…? 大洗女子学園、決断の時― 新たな試合(たたかい)が始まる!