英語教材の販売成績がパッとせず、クビ寸前だった村西が、一念発起しトップセールスマンに。だが、その喜びも束の間、とんだ事態に見舞われる。
トシと一緒にビニ本販売を始めた村西は、驚異的な売り上げを上げる。だが、破竹の勢いで本屋チェーンを拡大していく彼らを快く思わない者たちがいた…。
逃走するも、仲間に裏切られ逮捕される村西とトシ。出所後、アダルトビデオ時代の到来を目の当たりにした村西は、川田を誘ってビデオ制作に乗り出す。
ポセイドンの池沢と警視庁の武井がつながっていることを古谷から聞かされる村西とトシ。そんな中、村西は新作にポセイドンの女優を起用する。
池沢の圧力とビデオ規制委員会の取り締まりにより、村西率いるサファイア映像が倒産の危機に。同じ頃、母親に反発した恵美が、村西のもとを訪れる。
窮地に屈することなく、村西は一行を連れてハワイへ向かい、アメリカ人ポルノ女優が出演する作品を撮影する。日本では、トシが古谷に助けを求めるが…。
懲役370年の刑でハワイ刑務所に服役中の村西を救うため、保釈金1億円を工面しようと奔走するトシと川田に、黒木香が手を差し伸べる。
昭和が終わろうとしている日本に大旋風を巻き起こす黒木香。サファイア映像とポセイドンの販売合戦が激化する中、警察の取り締まりが一層強化される。
時は1990年。快進撃を続ける中、銀行の融資担当者から衛星放送の話を聞かされた村西は、次なる野望として衛星事業に狙いを定める。
衛星放送チャンネル獲得の資金を調達するために、見境なくビデオを量産し始めた村西は、成功を支えてきた大スター黒木香をないがしろにしてしまう。
サファイア映像は、高級感を押し出した"ダイヤモンド映像"に社名を変更。オーディションにやって来た内気な新人ミユキは、香に付いて仕事を学ぶことに。
香は精力的に新作ビデオの宣伝活動を行う。衛星放送事業の契約に関して、ついに海野から回答を得る村西。デビュー作の撮影を前に緊張するミユキ。
村西はミユキに乃木真梨子という源氏名をつける。会社の資金が底をつき、バブル経済が崩壊したことで、別の金もうけ策を模索するダイヤモンド映像。
ダイヤモンド映像のスタッフの怒りをよそに、村西は、なんとか衛星放送費用を工面し、会社を存続させようと奔走する。
香が入院する。トシ、川田、三田村の3人は、和田からビデオ店オリジナルのビデオを作ってほしいと声をかけられる。村西の借金返済期限が訪れる。
自分の手でヤクザとケリをつけるトシ。ダイヤモンド映像のメンバーたちは、ゆっくりと、だが着実に、それぞれの道を歩み始める。