出世コースから外れ、海外に左遷されていたウチムラデンノスケは、冴えないサラリーマン人生を送っていた。しかし、ある日突然異世界に君臨する魔王から四天王の一人としてヘッドハンティングを受ける! 魔王からの熱烈アタックの一方、他の四天王からは簡単に認めて貰えず実力を示すべく試験に挑むことに――。
無事に試験をクリアし、魔王軍の四天王へと就任をしたウチムラ。自分用の執務室まで与えられる好待遇に戸惑う中、下された新たな業務命令はオーガ族との合併交渉だった! だが、オーガ族の長・オグレは交渉どころか魔王の首を要求してきて取り付く島もない。悩めるウチムラたちの前に、オグレの娘・オルルが突如現れるが……。
ウルマンダーと共に魔獣の討伐へ向かったウチムラは、食糧難や魔獣による被害を目の当たりにする。この異世界が孕んでいる数々の課題に直面し、解決に向け思考を巡らせる中、ウチムラの不用意な発言がウルマンダーの怒りを買ってしまう! 関係修復を試みるウチムラだったが、異世界の常識の壁にぶち当たり――。
魔人と亜人の対立構造を解消するため、ウチムラは魔王から“誰もが使える魔法技術”の開発を命じられる。協力を求めるべく四天王の一人で魔法研究の専門家・シルフィードを訪ねると、既にその技術が存在することが判明! だが、コスト面の問題で量産は不可能……ウチムラの妙案で光明が見えたと思われたが!?
もっと積極的に異世界の課題に取り組んでいく決意を固めたウチムラ。手始めにウルマンダーと共に訪れた市場で、魔王軍が直面している問題を解決するための情報収集をしていたところ、商店を営む夫妻がウチムラたちに助けを求めてきて――。 過剰在庫の商品に苦しむ夫妻に、ウチムラが授けた解決策とは?
ウチムラは魔王軍の財政難を打破するべく、黄金の国・ランページ王国を訪問。強烈な威光を放つランページ国の王相手に、魔王軍が開発した“ローズマリン”を売り込むことに成功する。ランページ王からの無茶な発注に四苦八苦しながらも商品を準備していたウチムラ達だったが、突然全ての注文をキャンセルされてしまい――!?
注文キャンセルの原因はローズマリンと同等の製品が半額以下で出回っていたためだった。苦境に立たたされたウチムラに追い打ちをかけるように、既に設置されたローズマリンの効果が全くないと苦情が殺到。現場へ急行したウチムラは、設置したはずのローズマリンが全て盗まれていることに気づき、犯人に対して罠を仕掛ける——。
TBA
ギルドへの緊急監査に失敗したウチムラの次なる策は、ワイバーンの燻製を各地に配給し、食糧不足を解決するというものだった! しかし、ヴァイパーのスパイであったネイアによって、この作戦もヴァイパーに筒抜けになってしまう……。互いに策謀を巡らせるウチムラとヴァイパー、勝利するのは果たして――!?
ついに訪れる“厄災”の危機。魔王軍は四天王全員でその対処にあたることに! 厄災の調査をシルフィードに任せ、ウチムラたちは魔王軍最大の要塞“デモンフォート”へと赴く。だが、ワイバーンの迎撃を担う魔人と亜人の兵士たちの様子を見たウチムラは、この要塞は数日以内に陥落するとゲーノームに告げた――。