安国寺にやって来た桔梗屋(ききょうや)の娘・弥生(やよい)。彼女は和尚に持ってきたまんじゅうを小坊主たちが平らげるのを見て、それをイジワルに使おうと考える。そこでとんちを働かせた一休さんは…?
弥生の誕生日を祝ってほしいと、桔梗屋がイジワルを仕掛けて来た。屋敷を目前にして橋に立てられた「このはし渡るべからず」の立て札、一休さんはとんちを駆使してなんとかはしを渡ろうとする。
店の看板を和尚に頼もうとする桔梗屋に対し、和尚は一休さんを推薦する。とんち合戦で度重なる敗北を喫していた桔梗屋は「今度こそ落ち込ませる好機」だと、何十メートルもある長い看板用紙を用意する。
将軍・足利義満は、一休さんを呼び寄せてその資質を見極めようと「びょうぶの中の虎を捕らえよ」という無理難題を吹っかけてきた。一休さんはこの難しい問題にどう答えるんでしょう…?
小坊主の哲斉さんは、夜中に剣術のけいこをしていました。それを知った新右ェ門さんはこらしめようと勝負をしかけますが、止めようとした一休さんまでまきこんでの大騒動になって…
将軍との問答に勝って以来、一休さんの名は都中に広まっていた。そのせいで托鉢の行で都に出るたびにとんち責めに遭ってしまう。だが一休さんを困らせていたのは六蔵のかたくなな意志だった。
神聖な仏前の明かりを息で吹き消したことで罰を受けた一休さんが、トンチで和尚様を逆にやりこめるお話。また、一休さんが大雪の中、母上のもとにあかぎれの薬を届けようとするお話。
正月、桔梗屋に招かれた一休さんは、屋敷で腹いっぱいの餅をご馳走になった。家をなくした人たちのために、一休さんはお米や味噌などの食べ物を手に入れようとしますが、お金持ちの人達はとりあってくれません。そこでトンチを働かせることに…
悪いはやりの風邪からすっかり元気になった桔梗屋さん。誰にも内緒という約束で一休さんにだけ治す方法を教えるとは、なんて意地悪なんでしょ! どうするかな一休さん!?
弥生が一休さんに渡した一通の招待状。そこには、日頃お世話になっているためご馳走したいこと、そして『明日の昼、濁らぬ水の近くにて腐らぬ橋の通りにある、夏吹く風屋に来られたし』という暗号が記されていた。一体どういう意味なんでしょう?
安国寺に赤ん坊が放置された。その世話をすることになった一休さんは、ある日、母親らしき人物が様子をうかがいに来たことに気づいてある作戦を立てるのですが・・・
ある日、一休さんに人助けの相談が舞い込んだ。それは5歳になった菊姫のオネショを治してほしいというものだった。実は菊姫はのら犬が原因で川に転落したことがあり、以来、オネショをしてしまうのだという…
あくびをしたこと、そして主人が老人嫌いだったことから解雇された老婆・楓(かえで)。その楓を復職させるために一休さんに白羽の矢が立つ。しかし交渉の相手とは、何と足利将軍その人だった!
将軍の飼い犬を暴れ馬が殺してしまい、その飼い主が処刑されることになった。新右ヱ門から相談を受けた一休さんは、これをとんちで解決しようと座禅を組む。一休さんの頭の良さを恐れる将軍様は…
近所からは敬遠されていた「ケチベエ」を石臼をめぐるとんち問答で一度やりこめていた一休さんは、お寺で保護された浪人を助けるため、再びケチベエの屋敷を訪ねる。みかねた一休さんはどんなとんちを使うやら…?
高利貸しに騙されて自殺寸前にまで追い込まれた老婆「たね」。高利貸しに直談判した一休さんは、自分が肩代わりすることを約束する。そして「不思議な鍋」を使って帳消しにすることを思いつくのだった。
最近、巷では寺を食い物にする泥棒が話題になっていた。それを取り締まる新右ヱ門も連日の捕り物でもうクタクタ。そして次なる標的は一休さんのいる安国寺だった。一休さんと大泥棒の対決やいかに!?
捨て子の親探しで、二人の母親が名乗り出たらしいのだ。新右ヱ門が白州で裁くことになるのだが、さっぱり。そこで一休さんは、「子供の手を引っ張って決めたら」と提案するのだった。
ある日、寺を訪れた源吉の母と源吉の様子を目の当たりにした一休さんは、つい母のいる山奥の屋敷を訪れてしまった。だが母の厳しさは決して崩れることはなく、大きな衝撃を受けた一休さんは仏さまの教えも信じられなくなって、ただひとり嵐のびわ湖へとこぎだしました…
船を出し、嵐に遭い、岸に打ち上げられた一休さんが運び込まれたのは、かつて千菊丸に「一休」と名づけた華斐和尚の寺だった。その知らせを受けた和尚は一休さんを引き取りに駆けつけてその無事を確認。
源吉の仕掛けた罠にかかったのは、何と侍になることを熱望して寺を飛び出した哲斉だった! 和尚の許しを得、再び寺の小坊主になったものの、その表情は常に険しく笑顔はない。一休さんが彼を笑わせようと奮闘するが…
源吉の救った旅人は若狭の海産物問屋の佐吉で、宿屋に預けた金を主人にだまし取られて困っているという。寺に戻った源吉からそのことを聞いた一休さんは、商人に扮してその宿屋へと赴き、とんちによって佐吉の金を取り戻そうと座禅を組む。
将軍の大切な太刀が盗まれた。容疑者は3人、太刀の保管任務に当たっていた者たちだ。3人が3人とも罪をなすりつけている様子にいら立った将軍は、まとめて処刑することを新右ヱ門に指示。困り果てた新右ヱ門は一休さんの知恵を借りようとする。
足利将軍は、奈良を見習って自分の敷地にも鹿を見せたいがために一休さんを呼び寄せて、「着物を着ないで裸ではなく、馬に乗らず牛車に乗らず、自分で歩かず人の手も借りずにやって来られよ」と無理難題の招待状を送って来る。
托鉢(たくはつ)に行ってもいつも門前払いする桔梗屋が、今日ばかりは豆を恵んでくれた。だがそれは一休さんをやりこめるための罠で、お礼をすることになった一休さんは、桔梗屋が求める「何もありません」を用意しなければならなくなる。
桔梗屋は若かりし頃、伊造という人物に食べ物を恵んでもらったことがあった。しかし老いた伊造は無一文。数十年ぶりに再会した桔梗屋は「あの時の礼をしたい」と言うが、欲に目がくらんだ伊造は桔梗屋の全財産を差し出すよう言ってきてさぁ大変!
一休さんの活躍を聞きつけて、人々が安国寺の山門に押しかけていた。彼らを助けようとする一休さんだが、そんな彼に対して和尚は「未熟者めが!!」と切り捨てる。そして倍の修行に励むと言う一休さんに、3倍の修行を課すのだった。
近頃の弥生は一休さんがお気に入り。毎日安国寺を訪ねては、必要以上に手伝いをしていた。弥生に想いを寄せる秀念はそれが悔しくてならず、つい弥生が好きであることを落書きしてしまう。しかもその紙を桔梗屋に見られてしまう!
伊予の局が心労で倒れた。そのことを新右ヱ門から聞いた一休さんは、伊予の局の病気には精のつくものが一番と考える、そこで一休さんがお勤めの最中に見つけた場所へどじょうを採りに行くが…
身分をかさにきてお百姓さんをいじめるお侍をこらしめようと、将軍さまの御前で、一休さんとお侍さんが槍で一騎打ちをすることに。一休さんは、なにやら作戦がありそうです。さぁてこの勝負、どっちの勝ちか!?
将軍さまは七夕の笹かざりの一番りっぱなものに賞金をだすというのです。みんな賞金欲しさに一休さんに知恵を借りようとします。そんな中、お母さんを自分のせいで死なせてしまったと思っているおたえちゃんという女の子が、七夕の短冊に書く字を教わりに来ますが…
町外れの藪寺に住悪い野武士たちが住み着いた。なにかというとさわぎをおこす野武士たち。そこで一休さん、野武士たち追い出すために、とんちをしぼって大芝居をしかけることに。みごとききめがあらわれますかどうか…
桔梗屋さんが一休さんを困らせようと、小坊主さんと子供たちの竹馬くらべをすることにしました。とんちは得意でも運動はにがての一休さんが竹馬に挑戦することに! そんな中、さよちゃんは亡くなったお母さんによく似た人に出会うのでした。でもその人は昔のことが思い出せず、さよちゃんは自分のお母さんだと思って…
和尚さんのおつかいで薪村まででかけた一休さんはびっくり! 平和で豊かなはずの村の様子が変ってしまっていたのです。新しいお代官が厳しい年貢を取り立てていたため、お百姓さんたちは、困り果てていて…
わがままで有名な将軍さまのおいっ子、少将の小太郎。身分をかさにきて、しじみの代金をはらわない小太郎。みかねて代金をとりにでかけた一休さんですが、代金を払う代わりに裏山の主のおおいたちを捕まえるという難題をつきつけられてしまいます。
桔梗屋さんの提案で、真夏にがまん会が開かれました、「あつい!」といってはいけない決まりですが、あまりの暑さに苦しむ一休さんたちをよそに、桔梗屋さんたちはすずしい顔、なにか秘密がありそうです。
右ェ門さんがお見合いをすることになりました。相手が武芸じまんのジャジャ馬ときいて、なんとか断りたい新右ェ門さん、相手の姫の気に入られないようにしようと、一休さんの知恵を借りると、なんと、早口言葉で姫と競うことに…
鉄斎さんのかつての仲間だった小弥太は謀反を起こして失敗し、大けがをしてしまいました。弱った小弥太の命を助けるには、鯉を食べるのが一番! でも、お寺の池の鯉は将軍さまからいただいたものなのです。途方に暮れる一休さんたちでしたが…
将軍さまが、歩けない母親を背負って寺参りをする孝行息子をもてはやしたために、京の街はインチキ孝行息子であふれてしまいます。怒った将軍さまに捕らえられた子供たちを救おうとして、一休さんは将軍さまの前で大芝居を打つことに…
将軍さまは、一休さん母子が一緒に住めるようにと、勝手に立派な家を建ててしまいます。仏門の修行に励む一休さんは、せっかくの将軍さまのご好意をどうお断りすればよいか思案に暮れますが、戦で家をなくした子供たちを見て、妙案を浮かべます。
亡くなったお母様のお顔が描けないと、胸をいためているさよちゃんのために、一休さんは仏像のお顔を写してあげます。そして、スリの仙之助を立ち直らせるために、一休さんがわざとスリとらせたものとは、なんと仙之助のお父様の位牌!?
和尚さまにとって、一休さんは自慢の弟子ですが、その自慢が過ぎて、法性禅師が一休さんを試すことになります。秘蔵の経典をことごとく覚えなければならないという難題に、カンニングで乗りきろうとしますが、禅師に見抜かれて…!?
一休さんの大切なてるてる坊主が盗まれてしまいました。長吉という少年が、病気のお母さんをなおそうとしてやったことだったのです。しかし、苦しい生活が続いたせいか、長吉はなかなか一休さんに心を開いてくれず…
秀念の弟が家出したという知らせが気になって、小坊主さんたちは修行に身が入りません。それを和尚さんに怒られ、ごはんぬきの修行を命じられるのですが、珍念が空腹に耐えかねておまんじゅうに手を出してしまい…
多くの人が、食べ物がなくて困っているというのに、将軍さまは食べ物がまずいとわがまま放題。そこで、一休さんが一計を案じ、「天下一の美味をごちそうします」と将軍さまを安国寺に招くことに…
堺の町から、にせの一休さんが現れるという話が伝えられてきました。一休さんはそれを放っておけず、堺の町に出かけ、ニセの一休さんと、トンチで対決することに。意外にも相手は手強く、一休さんの方がニセものにされかけますが…
桔梗屋さんのところから、将軍様に献上しようとしていた大切な仏像が盗まれてしまいます。お遍路さんの十兵ェさんの仕業だったのですが、十兵ェさんには桔梗屋さんを恨むだけのわけがあったので、どうにか事を丸くおさめようと一休さんがトンチをはたらかせます。
京の大商人のひさご屋の後継ぎになった太郎作は、毎夜妖怪に悩まされていました。次男の次郎作を後継ぎに押していた、伯父さんのしわざだったのですが、次郎作が妖怪の正体を暴こうとして、あやまって相手を死なせてしまいます。一休さんは次郎作を救おうとして…
堺から来た堺屋さんという商人と、一休さんがトンチ合戦をすることになりました。一休さんは、堺屋さんの飼っていた、これまで見たこともない動物の名前を言い当てるという難問にトンチで挑みます。
一休さんと、新右ェ門さんは、同じ言葉をたくさん織りこんだ歌をつくって欲しいと頼まれます。桔梗屋さんと、お鹿さんが、小金持ちのおばあさんのご機嫌をとるために、競って歌をつくろうとしているらしいのですが…
いなりずしを盗んだ子ギツネを追っていくと、流れてきた大きな木の根に出口をふさがれ、穴に閉じ込められた母ギツネの姿が。一休さんは、母ギツネを助けようと、懸命に知恵をしぼることに。
トンチ較べで自分が人を死なせてしまったと信じ込んだ一休さんは、今後一切トンチを使わないという誓いをたてます。しかし、どうやら一休さんはだまされているらしく…
一休さんは、新右ェ門さんと彼の大好きな末姫さまとの仲をとりもとうと、お正月の歌合わせの会に出ることに。以前のお見合いで破談の原因になった、新右ェ門さんがクモ嫌いの小心者だという誤解を解くために、一芝居打つのですが…
わがままでやんちゃな露姫の飼っていた小鳥が逃げ出しました。その鳥は秋の日の鳥のトサカのトウ三郎というやたらと長い名前。名づけ親が一休さんだったことから、一休さんも鳥を追いかける騒動に巻き込まれてしまいます。
新右ェ門さんが荒くれ浪人の言うなりになって、股をくぐるという事件が起こります。祭の日には事を荒だてたくないとの気づかいだったのですが、それを知って、将軍家古参の頑固な玄内老人は、彼を臆病者だと決めつけてしまい、将軍様に言いつけて…
お坊様とカラスが大嫌いという名医の了見先生に、お母さんを見てもらおうと、仁太という少年は飼っていたカラスを手放そうとします。ところが、当の了見先生は、雪の中で深い穴に落ちこんでしまっていて、命にかかわる一大事に遭っていました。
桔梗屋さんに奉公にきたお光ちゃんが大事に持っていた紙人形を、弥生がとりあげたのでケンカになり、お光ちゃんは桔梗屋を追い出されてしまいます。どうやらその人形には、お母さんの形見という他に、大事な秘密があるようなのです。
鳥羽内記というお侍が、桔梗屋さんに借金をしたのに、借金のカタを渡してくれないので一休さんが知恵をしぼることに…。その借金のカタというのは、トリの形をした珍しい石。将軍様が目にとめた宝ものということですが、鳥羽さまにはそのトリを渡せないワケがありそうなのです。
仲の悪い細川家と斯波家の争いをおさめようと、将軍様に仲裁をお願いする一休さん。しかし、なかなかうまくいかず、両家の間では、今にも戦が起こりそうです。もともとは、刀を扱う山城屋という商人が騒ぎの原因だと分かるのですが…
将軍様が、お屋敷のふすま絵を、絵の上手なものに描かせると言い出したことから、一休さんは、絵が上手でお金に困っている百蔵さんのために智恵を絞ることになりました。そのためには、将軍さまの池の鯉を、網も使わず、釣竿も使わず、手でづかまず運びださなければなりません…さあどうしましょう?
将軍家がかも汁を振舞うという会の後、下々の者にもかもをとご意見したところから、将軍さまが、一休さんに矢のように難問を出すことにします。将軍家伝来の弓を折った家臣を救い、母上さまが将軍さまに献上した菅原道真のすずりがニセモノとの疑いを晴らし、「この世で一番大きくて小さいもの」を考えることに。
またしても将軍さまから難問を出されます。「穴が一杯あいていて、水がたくさん入る大きな花器」を持参しろとのこと。一休さんは、青竹と荒縄を使って答えてみせたのですが、その一休さんの「自然のままが一番です」という言葉に、将軍さまが「自然のまま」のごちそうを出して大騒ぎに。
さよちゃんの友だちの太郎吉さんが、盆栽を壊してしまいました。将軍さまは、太郎吉を助けようとする一休さんを困らせるために太郎吉を手打ちすると言い出したのですが、一休さんは、将軍さまを止めるどころか、「今回ばかりは仕方がない」と言い出す始末。一休さんの考えとは?
やんちゃなつゆ姫さまの遊び相手をすることになった一休さんたち、新右エ門さんをはじめ、一休さん、さよちゃんが変わるがわる遊びを教えようるのですが、。気が短く、すぐだだをこねたり機嫌を損ねるつゆ姫さま。そんなつゆ姫さまに、さよちゃんは松の葉を使った遊びを教えたのですが…
さよちゃんの腹痛を薬屋さんの親切で事なきを得た一休さん。その薬屋の子供たちは、ウソをつくのが好きで騒ぎを起こしてばかりなので薬屋さんも大弱り。「いっそ子供たちを捨てた方がいい」と言い出す一休さん。でも、それを恨んだ嘘つきの子供たちは一休さんを困らせようとあれこれ仕掛けてきますが…
伝兵衛さんは、人の言うことに右といえば左とあまのじゃくなことばかり言うので、庄屋さんは和尚さんに相談を持ちかけます。一休さんは伝兵衛さんに三回勝負のあまのじゃく合戦をすることになります。1勝1敗で迎えた勝負の行方は? そして伝兵衛さんがあまのじゃくを言う深い理由とは?
桔梗屋さんから金無垢の観音像が本物かどうか見分けてくれるように頼まれた一休さん。同じ重さの金と水を入れた壺二つを使って見分けることにしたようです。その方法とは? そして、将軍さまは、家臣の佐々木様に巨大な「鬼の石」をあげるというのですが、あまりに大きすぎて困っています。どうやって運んだらいいのでしょうか?
お寺をたずねた汚い身なりのお坊様は、問答で一休さんを負かすほどの智恵の持ち主。実は和尚さまのお師匠にあたる謙翁さまだったのです。ケガをした謙翁さまの代わりにお寺におまんじゅうを届けに行くことになった一休さんたち。そこで目にしたのはボロボロのお寺と身寄りのない子供たちでした…。謙翁さまをはげまそうとする子供たちの気持ちを遠く離れた謙翁さまに届けるために考えたことは…!?
高麗屋の娘が騙されて誘拐されてしまいました。それは病気の母親を救うために、高麗人参欲しさに泥棒に入った子供・市助を助けるためだったのです。でも、さらわれたのはじつは女の子に化けた一休さん。そして一休さんが考えた作戦は、夫婦の家にあくまで居座ること!? さらに一休さんが解き明かす高麗人参泥棒の陰に隠れて大金を盗んでいた犯人の正体とは?
和尚さんの居ない間に朝寝をしたり、イノシシを食べようとしたり、安国寺の小坊主さんたちは少々気が緩んでいるようです。そんな中、狩りに出た将軍さまが、退屈のあまり蒸発してしまいました。ようやく見つけた新右エ門さんに、あくまで帰らないという将軍さまが出した条件は、新右エ門さんが一人でかつぐ「一人かご」でしか帰らないというのですが…
1日元の家に帰るという「宿さがり」で、一休さんの他の小僧さんたちはお寺を離れました。でも、戻ってきた哲梅さんの様子がおかしいようです。哲梅さんのお母さんが八貫文もの借金をしていて家をとられそうだというのです。それを聞いた和尚さまは八貫文でひげを桔梗屋さんに売ることにしたのですが、桔梗屋さんは皮をはぐと言い出して…
新右エ門さんが困り果てた顔で一休さんの元にやってきました。近隣のお寺が、借金で壊滅の危機にあるというのです。金田屋という商人は、はなから借金のかたに、お寺の高価な仏像を取り上げるつもりなのです。一計を案じた一休さんは、なんと安国寺で全ての借金を肩がわりをした上に裁判を起こすことにしたのです。さて、一休さんはどうやって裁判に勝つつもりなのでしょう?
続く長雨で暮らしが苦しい安国寺に、やんちゃ姫こと露姫さまがお寺にやって来ました。一休さんの弟子になりたいらしいのですが、抜け出した城内では大慌て。ところが、探しにきたお使いの方に和尚様は、露姫さまは来ていないと告げるのです。果たしてその真意は…?
永平寺の法要に呼ばれた和尚様と一休さん、それに目付けとしてついてきた新右エ門さん。その道中、また夜になって野宿をする一行。蚊が気になる一休さんは、和尚様が刺されないようにする名案が浮かんだのですが…。また、夜中熊に襲われたのですが、実はその熊には秘密が…!?
何やら困ったことがありそうな桔梗屋さん。和尚様が困った時に手を合わせるという「智恵の箱」を、借金に困っていた秀念さんを使ってこっそり借り出します。でも、本当に何でも解決する便利な箱があるはずがありません。一休さんとのとんち比べで負けて怒った桔梗屋さんですが…
さよちゃんが、もめている男女を見つけ、助けを呼びにきました。話を聞いてみると、道具屋「伏見屋」の娘千草と奉公人の佐吉は好きあっているのですが、身分の違いのため父親が許してくれないというのです。なんとか説得しようとする一休さんたち。伏見屋の出した条件は、商売に精を出すこと。でも、そこに、まがい物の仏像をかたに千草が二貫文ものお金を悪人に貸してしまい大騒ぎに!!
退屈のあまりごゴキゲンナナメなやんちゃ姫こと露姫さま。一休さんは将軍さまに呼ばれて仕方なく露姫さまのゴキゲンをとることに。舟遊びをご一緒することになりましたが、櫓をこがせてくれという露姫のわがままで、櫓を流され舟はひっくりかえってしまいます。泳げない一休さんは一大事に!
万吉と玉子のまわし比べで負けたさよちゃん。万吉に勝つために一休さんにいい考えを聞くのですが、一休さんの浮かんだいい考えとは? また、一休さんは、将軍さまのお願いで、月姫さまの前でのこま比べのために、立派なこまを探すことに。一休さんの探し出したふしぎなこまとは?
暑い夏の日、一休さんは富士山から将軍さまに差し上げる氷を苦労して運ぶ馬車と出会います。また、舟遊びのために水田の水を枯らしたりと、何かとわがままをいう将軍さま。今度は起きるのが遅い将軍さまの、起きる時間に合わせて朝顔を咲かせることに。困った新右エ門さんは一休さんに智恵を借りることに。
忍耐が大切だという、和尚さまの「お説教」を桔梗屋さんが逆手にとって、桔梗屋さんが、腹をたてない人間なら雇うと言いながら、奉公人をわざと怒らせてただ働きをさせていました。そのことで恨みをかうことになった安国寺。一計を案じた一休さんは、新右エ門さんともども桔梗屋さんに奉公することにしたのです…
嵯峨野の化野(あだしの)念仏寺、訳ありげなおユキという6つのが子守をしているところに伊予の局が通りかかります「お父さんが働きに出たまま帰ってこないので、おばさんがあまり御飯を食べさせてくれない」というのです。一方、桔梗屋さんは将軍様に献上するインコを逃がして大弱り。一休さんは二つの困ったことを解決する方法が思い浮かんだようですが…
暑さの中で畑仕事にやる気の出ない一休さんたち、大根作りの名人だった吾作さんに手伝ってもらったのはよいのですが、暑さで倒れてしまい。和尚様の着替えを貸したところ。修行僧が和尚様と間違えて問答を挑みます。何やら修行僧は納得して帰っていったようですが吾作さんは何と答えたのでしょう? そして、それがきっかけで、和尚さまと吾作さんが入れ替わることに。果たしてどうなることやら。
奈良・良慶どのへのお使いを頼まれた一休さん。だんご代をごまかそうとした武士をトンチを使ってこらしめました。その仕返しに、一休さんは誘拐され人質になってしまいます。その身代金を要求する脅迫の手紙に、一休さんが書き加えたうたには、何やら一休さんの秘策が…
何でも母親にしてもらい、自分の体を動かすのも嫌がる六助というものぐさな男を何とかしてくれと、新右エ門さんに頼まれてしまいます。一計を案じた一休は、和尚様のお仕置きだと、千切ってはいけないこよりで指をしばって六助の家にころがりこみました。「何もしてはいけない」一休さんと「何もしない」六助の奇妙ながまん比べがはじまりました。
やんちゃ姫の露姫さまが須磨からの来客が嫌で逃げてきます、来客というのは、なんと、いいなづけの男の子、五條しな麿こと「しらけ麿」。何もかも「つまらんのう」というのが口癖の「しらけ麿」。須磨にしつけのために行かされた露姫さまを案じて、一休さんは須磨に行き、じかにいいなづけの父君、五條弓麿とお会いして露姫さまを都に返してもらおうとしますが…
大根を洗いながら、和尚さまの言いつけに背いて、大根の葉を一枚粗末に扱った秀念さん。そのせいで全員断食を言い渡されてしまいます。桔梗屋さんはそうした一休さんたちを困らせようと、一文銭を川に投げ込みそれを拾わせようとします。今度は和尚さまは、松明を持たせてまで一文銭を探す手伝いをさせようと…。和尚さまの考えとは?
陳念さんが頭痛で苦しんでいるのを助けようと桔梗屋さんに薬をもらいに行き。小さな紙を通り抜けるようにという難問を解くことになります。また、新右エ門さんは、将軍さまから預かった扇を盗賊に盗まれてしまいます。五日で神出鬼没な怪盗「疾風の伊造」を捕まえるために一休さんが考えた「龍のなみだ石」をつかった方法とは?
桔梗屋さんが30周年を祝って安国寺のみんなを招いてくれました。でも、一休さんが八人の真中に座ることが条件。どうにかして座らないとごちそうが食べられません。また、一休さんは、知り合った傘作りの青年の傘を売るために、天気のわかる「生きた傘」として売ろうとします。それを聞いた将軍さまと桔梗屋さんが、一休さんを困らせるために「生きた傘」を買うことに…
雨もりに悩んでいた安国寺。一休さんの智恵でなんとかしようと。また、ある女性が、急用で急ぐたびの途中、ケガをした幼い娘のお袖を安国寺においていくことになったのですが、その母親が行方不明になり、捨てられたと思ったショックで、立って歩くことができなくなります。お袖を歩かせるために一休さんが考えたこととは?
松たけは食べたいけど、お金がない安国寺の一休さんたちは松たけ狩りに出かけることにします。蛇に驚いて道をはずれ、大量の松たけを見つけました。ところが、道を教えるという男にとった松たけをだまし盗られてしまいました。だましとった男が京の市で松たけを売っているところをとんちで取り返すことに。
京でも指折りの金貸し、さかい屋さんから縁談の申し込みを受けた弥生さんは、いいなづけの新右エ門さんががいるからとウソをついてお断りしてしまいました。弥生さんが大好きな秀念さんは、一休さんに八つ当たり。将軍さまは将軍さまで、新右エ門さまの大好きな末姫さまの前で、弥生さんの話をする始末…
さよちゃんが連れていったたまのせいで、弥生さんの着物がびしょびしょ。そのつぐないに、さよちゃんは桔梗屋さんに、ざるで水汲みをさせられることに。それをとんちで助けた一休さんですが、熱を出して倒れてしまいます。うなされる一休さんに、母上様を会わせてあげようと、新右エ門さんが智恵をしぼることに。
菊永氏を目の敵にするあまり菊の花を切って捨てる餅丸氏。餅丸氏を目の敵にするあまり餅を買っては捨ててしまおうとする菊永氏。その二人が将軍さま献上のためにギヤマンの壺を取り合って値をつりあげる争いをはじめました。その上誤って壺を壊した桔梗屋さんを切り捨てようとする始末。そこで一休さんが一計を案じて…
将軍さまのもとに来ていた一休さん。将軍さまに引き止められ和尚様との約束の時刻を破ってしまいました。とんちを使って安国寺に帰ったことで、かえって和尚さまの怒りをかってしまいます。「以後将軍家はお尋ねいたしません」と誓った一休さんですが、将軍さまの誕生日にお召しが…
琵琶湖に願いをかなえる竜がでるとの迷信を信じ、将軍さままで足を治しにいらっしゃいました。竜らしきものが見え足も治り、竜を祈祷した行者を信じた将軍さまは五千貫もの大金を出そうとします。そこで、一休さんがインチキな行者の悪事をあばくために何やらひらめいたようですが…?
呑んだくれの猟師十蔵は、狩りが失敗する度に犬のシロをイジメていました。一休さんは、お寺のみんなとシロの面倒を見ることに。そのシロが三匹の仔犬を産みました。でも、その仔犬たちを置いては十蔵のもとに行くシロ。しかし、狩りをしくじるたびに十蔵にイジめられていました。そんな時、十蔵が雪の中で生き倒れに…
犬のくわえたまりを取るために、犬にエサをあげ、なつかれて困ってしまった一休さんは、新右エ門さんに犬を飼ってもらうことにしました。ところがその犬は鬼塚三郎次という老武士の屋敷に入り込んで盆栽を壊してしまいます。犬の不始末の責任をとるために、一休さんはトンチを働かせるのですが…
京の町で大火事があり、人々が困るなか、材木商人の三好屋が他の材木屋と手を結んで材木の値段を五倍につりあげていました。そこで一休さんは、材木屋の人足たちの仕事ぶりを笑い、三好屋に「竹ざお一本で、五本でも十本でも運んでみせる」と言い出します。トンチで材木屋を負かした一休さんが建てさせたのは?
やんちゃ姫こと露姫さまは、お正月のお客様へのごあいさつに退屈していました。そこで考えついたのは一休さんたちを自分のお客として呼ぶこと。お客として呼ばれた一休さんと子供たちは、お屋敷で遊び放題。事情を聞いて、将軍さままで露姫さまのお客となって大騒ぎをすることに…!?
田中十内、科内の兄弟が雪の中馬比べをしていました。金閣寺までどちらが馬を遅く進められるかで家を継がせるというのが兄弟への遺言だというのです。一休さんはその難問を解く考えが浮かんだのですが、和尚様に余計なことをしたと叱られてしまいます。今度は、力自慢の科内が新右エ門さんに力比べを挑むと言い出して…
将軍さまのわがままで、景色の良いあかね村の人たちを追い出し、別邸をたてると言い出しました。村の人たちは離れようとはしません。一休さんは、とんちを使って村人が出て行かなくていいようにします。その難問を解いたと思ったら、将軍さまは、今度は山の方を引っ越してこさせるようにと言い出して…
呑んだくれの利助が、大金の入った財布を拾いました。利助は届ける気がなく、女房と息子はこのままじゃ泥棒になってしまうと、伊予の局さまに相談します。一休さんは母上さまの頼みとあって、智恵をしぼることに。利助に教えた「財布のお金を使ってもバレない方法」とは!?
秀念さんが、寒さの中の鍛錬中、池の氷を渡ろうとして、途中で氷が割れ始めました。無事秀念さんを池から脱出させるために一休さんがしたアドバイスとは? また、一休さんは、町を困らせている力自慢の相撲取り大山源ノ信を何とかしようと彼に挑戦することに!?
将軍さまが、黄金の太刀を新右エ門に授けました。しかし、酔っ払った新右エ門さんは太刀を盗まれてしまいました。誰が太刀を盗った犯人かを知るために、一休さんは、昼にちょうちんを下げて新右エ門さんの足取りをたどります。どうやって一休さんは、犯人を当てるのでしょう?
親を亡くして、真面目に畑を耕す多吉という少年には、一助という兄がいます。悪い仲間に金を借りた上に、家を売り払ってしまいました。寒い中、畑の中のむしろの小屋でも根を音をあげないで頑張っていた多吉ですが、一助は畑さえも売り払ってしまおうとして…
安国寺では寒行の無言の行の最中、新右エ門さんが飛び込んできます。将軍さまの命令で日本一という大きな壺を一人で運ぶ智恵を貸してくれというのです。言葉を出せない一休さんが身振りでいい智恵を授けたのですが、新右エ門さんは壺を壊して運ぶつもりのようです…
近江屋の若旦那は商売そっちのけでとんち遊びに夢中。息子の若旦那の性根を入れ替えるためにと、近江屋の奥様の依頼で一休さんは先代の形見の花器に隠された秘密を解くことに。隠れて見えない花器の底の文字を、花器を壊さずに見る方法とは?
宿さがりで、小坊主さんたちが居なくなり、一休さんも寂しそうです。見かねた和尚様は、嵯峨野の興安寺に母上様を待たせて一休さんを使いに出すのですが、途中で野草を摘んだりガキ大将にいじめられている小犬を助けたり手紙を落としたり…無事に興安寺に着けるのでしょうか?
一休さんと秀念さんが四国の高松までおつかいに出ることになりました。旅の途中で安国寺の噂話を聞き、自分達のことが誉められていい気持ちになり、自分達のおにぎりをあげてしまいました。おつかい先で何も食べさせてもらえず空腹のまま夜を過ごした二人にさらに事件が!
将軍さまは、南蛮時計を使って一休さんをぎゃふんと言わせようと考えます。四半刻(30分)の間何もしゃべらないという勝負、見事に引っかかってしゃべってしまった一休さんに、将軍さまは大喜び。そんな時、山科での山津波で家や田畑をなくした人々が役所に来ていました。
将軍さまが呼んでくれたお花見に出かける道中、お金を拾った一休さん。そのお金で一騒動が持ち上がっていました。貯めたお金を落とした六助と、それを自分のところから盗まれたとものだという吉蔵。一休さんはウソをついている方をどうやって見分ければ良いのでしょう?
一休さんがおつかいの旅に行く途中、将軍さまの「お狩り場につき立ち入り禁止」の高札がきこりや炭焼きの人々を苦しめていました。打ち首を覚悟で連判状をつくって将軍さまに直訴しようとしています。それを見かねた一休さん。さて、一体どうするつもりなのでしょう?
桔梗屋さんの病気見舞いにやってきた一休さん。実はねずみ講で大損した桔梗屋さんが借金とりを避けるために仮病を使っていたのです。金を返してもらうために、新右エ門さん、でっちに変装した一休さん、弥生さんが与助のところに行くことになりました。さて、首尾はいかに?
将軍さまの孫娘、朝姫さまの遊び相手選びで「やんちゃ姫」こと露姫さまが候補の筆頭になりました。それだけは避けたいと考えた将軍様は、お相手を選ぶために、和尚様にお相手を決めてもらおうとします。そのため安国寺には、候補のお公家様から贈り物の山が…!?
風呂屋の管兵衛が菖蒲を買い集めているという話を聞き、安国寺の小坊主さんたちも菖蒲を刈り集めたため、叱られてしまいます。それは管兵衛が、菖蒲の節句に自分のところの菖蒲を高く売るためにしたこと。管兵衛を懲らしめるために、一休さんは何やらひらめいたようですが…
薬屋さんが牛に追われていたのを、逆立ちをして助けた一休さん。噂に尾ひれがついて、力自慢の梅蔵と力比べをすることに。受けてたった勝負とは、続飯(そくい)のりつくり競争!?また、力自慢をへこましたことを和尚様に叱られ、再勝負の時に一休さんが考えたこととは?
将軍さまが灯篭に無駄なお金を出す一方、飢えて困る子供達がいる始末。そんなありさまに首をかしげる一休さん。そんな時、将軍さまが桔梗屋さんに無理な注文を出します。「馬の角」を探してこなければ打ち首というお話に、一休さんの考えた「馬の角」とは?
雷さまにおびえて、用足しに行けずおねしょをしてしまった一休さん。あちこちに知れ渡り、恥ずかしい思いをした一休さんは、雷を生け捕りにする決意をします。将軍さまにも約束してしまった一休さんは、本気で雷さまを「捕まえる」つもりなのでしょうか?
花見の宴に招かれ、酔った新右エ門さんが老武士と斬り合いになりかけ、一休さんともどもその場を逃げ出してしまいます。ところがその老武士が末姫さまのと遠縁である大内家のご意見番・大内弾上だったことから、末姫さまへの思慕も手伝って落ち込む新右エ門さんですが…
以前桔梗やさんが、安国寺のために五貫文お金を貸したという証文をつかって、弥生さんは自分をバカにした一休さんたちをこらしめようとします。お金を返すために内職をはじめる一休さんたちですが、弥生さんは調子にのって一休さんに土下座をもとめる始末。でも、一休さんが気がついた五年前の証文の盲点とは?
田畑を荒らして遊びまわる将軍様と縁続きの若君と、とんち勝負をすることになりますが、若君・あきみつは口ほどに実力がなく、姿を隠した助っ人に助けられながら勝負をする始末。最後の難問は、「太鼓の音を形にする」ことに。一休さんはその答えと同時に若君側のズルを暴くことに。
頑固もので有名な将軍さまの学問係・一文字上総介と正三位の貴族・紀伊資之が意地の張り合いで、橋の上の輿を動かさず人々の迷惑になっていました。それを解決した一休さん。今度は紀伊殿が、当代随一の学者と評判の上総介殿を困らせるために、上総介殿が献上した絵にかかれた女性が「動いて」傘をかぶるという嘘をつきます。上総介殿は、将軍さまの手前、紀伊殿を嘘つきとは言えず、嘘をついていたと切腹しかけますが、一休さんが絵を「動かす」ことで解決しようと…
雨の季節、将軍さまが退屈しのぎにかえるのとびくらべの大会を開き、百文の賞金を出すというのです。よくとぶかえるを取り合ってケンカをする3人の男の子をめぐって、一休さんが仲裁をすることに。見分けのつかない、とられたカエルを取り戻す方法とは?
和尚様が実は大泥棒で、お宝をどこかに隠しているという噂がたちます。それは怪盗みみしろをおびき寄せることに。ただ、その噂を聞きつけ、和尚様に弟子入りしたいという人が何人もあらわれます。はたしてみみしろは現われ、刀で和尚様を脅します。和尚様は無事に怪盗を捕まえることができるのでしょうか?
暑い季節、小坊主さんたちは和尚様の誕生祝いに白衣を贈ろうとします。桔梗屋さんのたくらみで、桔梗屋さんの小作の孫六さんの手伝いの畑仕事をしてお代を払うことに。目の前につくった輪から見える全ての草むしりを1日で終える方法とは? そして、働くのは「力の元の弁当」だからお金を払えないという屁理屈をへこます方法とは? また、孫六さんに買わされた「高い木陰」を売り戻す方法は?
一休さんがイヤな予感がしていると「どちてですか」を口ぐせにする「どちて坊や」の面倒を見ることに。ことごと全てに「どちてですか」とたずねられて、一休さんは大弱り。ところが、その「どちて坊や」が行方不明になって大騒ぎに。どちて坊やは、いったいどこに? そして、身元の分からないどちて坊やの身寄りは見つかるのでしょうか?
将軍さまの飼っていた小猿が逃げ出しました。猿回しの猿を、ムリを言って譲ってもらったものの、言うことをきかない猿に、将軍さまは手を焼き、猿はとうとう逃げ出しました。その猿が逃げ出した先は猿の大勢いる山の中。一休さんはどうやって見分けるつもりでしょう? また、後日、将軍さまは一休さんを剣術大会に招くのですが、一休さんをギャフンと言わせるもくろみとは?
商売のために、弥生さんが五条家の露姫さまと友達になりたいと言い出しました。噂にたがわぬ露姫さまのやんちゃぶり。終いには桔梗屋のでっちになった上に、いやがらせに来た客に水をかける始末。客の無理難題に、一休さんのとんちで事なきを得ますが、今度はやんちゃ姫の働きで、将軍さまに注文され、売ることになったのは、桔梗屋さんの店の梁と柱でつくったタンス!?
暑い日に、坂道で荷車を運ぶ手伝いをしていた三吉という少年。お兄さんに駄賃を巻き上げられたうえに仕事の邪魔をされてしまいます。将軍さまも、暑さで仕事に身が入りません。そこで一休さんは一計を案じ、将軍さまに庶民と同じ恰好をさせた上に坂道で荷車を引かせます。何も知らずに三吉の兄・元太と悪い仲間は将軍さまからお金を巻き上げようとして…
畑のスイカが手当たり次第に棒で割られるという事件が起きます。疑いをかけられたのは一休さんの知り合いのゴンたち。疑いを晴らすために、ニセの噂を流すことに。ゴンたちの濡れ衣は晴れますが、今度は真犯人を捕まえることに。一休さんの名案「かかし作戦」で捕まえた真犯人はなんと弥生さんの友達の商人の娘たち!?
安国寺の庭に、ホタルがたくさん飛びまわっています。そのホタルを採ってはいけないというまぼろしの姫が出現。一休さんは、その姫との約束で、ホタルを採らないようみんなに話すのですが、新右エ門さんが将軍さまの命でホタルの少なくなった鴨川に放すためにホタルを採ってしまい、まぼろしの姫におびえる一休さんですが、そのまぼろしの姫には一休さんの母上さまにもつながる秘密があるようです…
となり同士の宿「丸や」と「角や」は、宿銭の値上げをめぐって仲が悪く、飛び出た木の枝を勝手に切ったりする「角や」さんを懲らしめようと一計を案じました。さて、その方法とは? そして、仲たがいの末に、「角や」さんは、「丸や」さんの子供を訴えることに…。「丸や」さんの子供は、喧嘩のはずみで「角や」さんの子供を川に落としてしまったのですが、一休さんが考えた裁判を丸く収める方法とは?
お寺の前に倒れていた黒松家の姫君「菊姫」さまは、親に決められた縁談がイヤで逃げ出してきたとのこと。はは上さまに姫をかくまってもらうことをお願いした一休さん。その菊姫さまが矢に倒れた白鷺を助けました。姫を連れ戻しにやってきた黒松どのに、鷺の親子にたとえて親子の情を黒松どのを諭す局さまですが、黒松どのは聞きしにまさる頑固もの。互いにひかない口論の結末は…。そして、かくされた姫の本当の心情とは…!?
竹阿弥どのは、薪能…、薪の明かりの中で舞う能のための鬼の面をつくらせることに苦心していました。いい面がないと、舞が踊れず、将軍さまに打ち首を言い渡されてしまいます。彼が思い出すのは、かつて、いい面が作れないと追い出した息子・櫛阿弥のこと。その頃、暗闇に鬼が出ると噂がたち、一休さんも、その「鬼」に脅かされますが、その正体は? そして、竹阿弥が求める鬼の面とは…!?
十兵衛という赤ちゃんと知り合った五条露姫さまことやんちゃ姫は、赤ちゃんの母親に十兵衛を押し付けられてしまいます。一休さんが、赤ちゃんを育てるために考えたことは、赤ちゃんを「豪傑十兵衛」として、新右エ門さんと立ち会わせること!? そして、行方をくらましてしまった十兵衛のお母さんを探す方法とは?
新右エ門さんにもナイショにして、若狭に旅に出た一休さん。後を追って出た新右エ門さんとの道中、知り合った佐吉さんに、荷車でお米を届けるなら長い道のりの旧道を選ぶように助言します。一休さんの「急がばまわれ」の考えとは? また、旅先の領主、一色公ととんち比べをすることになりますが、その問題の一つが「二匹の猫のどちらが親か」という問題でした。その答えとは?
都の外では未だに戦が絶えないようです。戦の悲惨さを目の当たりにしていたご老人が将軍さまに、「宝のありか」を伝える絵を差し上げます。批判を絵に込めてのことらしいのですが、謎解きをした一休さん。なりゆきで戦場あとに出かけることになります。将軍さまに差し上げるというご老人の絵に隠された「宝」とは?
一休さんの苦手などちて坊やがお寺に遊びにやって来ました。さよちゃんのいない時で、好奇心のかたまりのどちて坊やをもて余す一休さん。弥生さんが預かると言い出したのですが、どちて坊やが、将軍さまの唐から手に入れた大事な絵に、てるてる坊主の落書きをしてしまいました。直すことのできない絵の落書き。将軍さまにどう申し開きをすれば良いのでしょう?
風邪を召されて伏せっている将軍さま。御学問役の紀伊さまより生き物のお届け物がありました。わざと氷でできた鷹を贈って、溶けさせてしまい。将軍さまに恥をかかせるつもりのようです。将軍さまのために氷の鷹を用意することになった一休さん。意地の悪い紀伊さまと一休さんの対決はどうなるのでしょう? そして、将軍さまと紀伊さまの意地の張り合いの結末は?
腰を痛めた和尚様が湯治に出かけることに。自分も播磨温泉へ行くために、一休さんの同行をすすめる新右ェ門さん。ですが、将軍さまや桔梗屋さんも何やら魂胆がありそうです。とにもかくにも播磨温泉にやってきた一休さんたち。そこに、領主の大友兵吾さまが鞍を三日三晩磨くために、温泉を独占しようとして、他の湯治客を追い出そうとしています。見かねた一休さんが、将軍さまの「御本」を持ち出して大友さまと対決することに…
桶を買いにきた一休さん。桶を負けてもらうための桔梗屋さんとの問答で、五合の豆と五合のひえを合わせても十合にならないことを教えたことで、逆に小作さんの彦六さんに損をさせてしまいます。それを取り戻す方法とは? また、桔梗屋さんが一休さんのとんちを悪用し続けることで騒動が広がってしまいました。桔梗屋さんを改心させて、お百姓さんにお金を返させる方法とは?
眠れなくて困っている将軍さまが、夜は御家来をつき合わせ、昼はお寺の鐘まで昼寝のじゃまだと、止めようとします。あげくのはてに、将軍さまにつきあわされて、安国寺の小坊主さんたちは眠くてかないません。将軍さまがよく眠れるための薬草を摘みにということで、一休さんが将軍さまを連れ出しますが、一体どこに行くつもりなのでしょう?
智恵は力に勝つということを証明するために、一休さんは、将軍さまの前で新しい武芸指南役・猪熊虎五郎と対決することになりました。その方法は「わら」!? とんちで勝った一休さんに対して怒った将軍さまは、一休さんを島流しにしようとします。困った新右エ門さんも武士をやめようとしますが、明の使節団との智恵比べの日本代表として一休さんが必要になった将軍さまは、今度は島流しをとりやめようと…
寺社奉行の役人が賄賂をとったため、新右エ門さんが部下を厳しく指導することになりました。一休さんは、新右エ門に、とんち問答で試験をするようにすすめます。ただ、将軍様がそれをマネて、お奉行さまたちに試験をすることになりました。強盗犯人を捕まえるのに忙しかった新右エ門さんは、試験勉強が手につかず出来はボロボロ。新右エ門さんのため、一休さんが将軍さまにご意見を申し上げるのですが…
わずか一握りのおもちが原因で、ケンカをしていた子供達。その横を押しのけて、将軍様への献上品が通ります。戦争の犠牲になった貧しい人たちを見かねて、一休さんをはじめ、安国寺の全員が「将軍様はケチだ」と悪口を言ってまわります。捕まって、クビをはねられることも覚悟のようですが、その真意とは? そして、将軍さまが貧しい人たちのためにお米を買い上げて振舞うことにしますが、今度は商人たちが一儲けを企んで…
将軍様のお正月は、年賀のごあいさつを申し上げる方々の行列で一杯。そんな中、将軍さまはかくれんぼで居眠りをした上、露姫さまにのいたずらで行方不明に。来客を待たせるわけにはいかないと、新右エ門さまが考えた名案とは、顔がそっくりな人と声がそっくりな人に替え玉をしてもらうこと。そこに、今度は本物の将軍さまが戻ってきて、ニセモノ扱いされるという珍騒動が持ち上がります!
一休さんたちが托鉢に出ると、町のあちこちに関所が増やされ、関銭をとられていました。和尚様は将軍さまに撤回のお願いに出向きますが、将軍さまの出した条件は、将軍さまのヒゲをそり落とすこと!? 一休さんは、ヒゲのつやを出す妙薬を差し上げます。ウソだったら「金の成る木」を差し上げるという保証つき。でも、その薬を塗った将軍さまは、なにやらヒゲがおかしな様子。いったいどういうことなのでしょう?
やんちゃ姫のお転婆に手を焼いていた将軍さま、将軍さまのお守り役だった太田八斎どのが露姫の行儀作法の指導に出向きます。これまでにない容赦ないしつけに根をあげて安国寺に逃げ込んで来ました。そこにはどちて坊やが遊びに来ていて、八斎どのが質問攻めに合うことに。意外な将軍さまの幼少のお話が聞けます。また、八斎どのに、しつけの行き過ぎをあらためてもらおうと弓の試合をする一休さん。矢を必ず的の真中に当てるためのいい考えとは?
どちて坊やがまたまた安国寺に遊びに来たところ、猫の仕業でお寺のあちこちが荒らされて、さよちゃんの飼い猫のたまのせいだと思われました。でもそれは、桔梗屋さんがお寺に連れてきた将軍様のシャム猫の仕業だったので、どちて坊やがいたずらの罰に猫のヒゲを切ってしまいました。ところが、それが大問題に。このままでは将軍様が、猫の送り主の島津公に顔向けできないのです。さて、一休さんの、ことを丸くおさめるための良い考えとは?
男の子のマネをして和尚様にしかられたさよちゃん。女らしくと言われ反発します。そんな中、美人ながら男まさりの姫、中小路和子という姫が尋ねてきます。一休さんは、その人に漢詩のとんちで負けてしまいました。さらに姫は、新右エ門さんと剣術の試合をすることに。
近江八幡に向かう一休さんとお供する新右エ門さん。宿を借りた義助さんという農家は、十貫目ものキノコを集めろさもなければ田畑を取り上げるという御領主の佐々木殿の命令に困っていました。季節はずれのため、キノコを集められず、一休さんとんちで切り抜けたのですが…
かつて新右エ門さんとの剣の試合に敗れ、武者修行に出た一之助さんという剣士が帰ってきました。一之助さんの両親に試合を止められていたのに、将軍さまが試合の許可をしてしまいました。新右エ門さんに代わって、一休さんが試合をすることに。一休さんの考えた必勝法とは?
桔梗屋さんと、将軍さまの両方のひな祭りに呼ばれた一休さん。さよちゃんは、新しいひな人形もなく寂しそうです。年々豪華になるばかりのひな祭りに、疑問を感じた一休さんは、桔梗屋さんと将軍さまへのお断りするためにお手紙を差し上げました。お手紙に描かれた絵の謎とは?
寒い季節に、さよちゃんと吾作さんのお供で出雲大社に行くことになった一休さんと新右エ門さん。その帰り道、吹雪の中進むに進めず、美しい女性の住む家に宿を借ります。しかし、その晩さよちゃんは行方不明になり、女性は消えていました。人々雪女の仕業だというのですが…
知恵比べで惨敗した将軍様は、政所の事件を一日だけ一休さんに解決させようと考えます。難事件を解決する活躍とは?そして、一休さんを困らせるために将軍様がでっちあげた、百貫文をだましとられたという事件の解決のために、一休さんは自分の首を差し出すというのですが…
将軍さまの遠縁にお子さんが生まれたお祝いに、お祝いの餅をついた将軍さま。その場に呼ばれた一休さん。「どんなお餅でも好きです」という一休さんに出されたのは、絵にかかれた御餅!? さて、そのお餅を食べるための一休さんのとんちとは?