私立藤ヶ咲高校に通う高校一年生、優谷優は、教師からの評価もすこぶる良好なとってもいい子。しかし、憧れの風紀委員長、水鳥亜鳥の気を引きたい優は、不良の中の不良を目指して"ばっどがーる"に生まれ変わることを決意する!通学中のバスで、偶然亜鳥と乗り合わせてしまい狼狽える優。亜鳥の前で何か悪いことをしようと焦った優は、幼馴染の涼風涼にスマホで助けを求めるが…。
亜鳥目当てで生徒会行事の幼稚園訪問に参加した優は、全ての園児を平伏させて悪のカリスマぶりを亜鳥にアピールしようともくろむが、園児たちの自由奔放さにたじたじとなる。亜鳥に心配されて浮かれる優だったが、『ADC(亜鳥様大好きクラブ)』の一員、小毬まりあに危険因子とみなされ、かくれんぼ勝負を挑まれる。
瑠璃葉るらは、歩けば誰しもが振り返る学園のアイドル。そんなるらにも最近、気になる相手が出来たらしい。話しかけてきた優を自分のファンだと思い、握手してあげようとするるら。しかし、亜鳥のことしか頭にない優は、握手どころか可愛いとも言ってくれない。生まれて初めての屈辱を味わったるらは、優をつけ回すが…。
今日も警備と称してライフワークである亜鳥ストーキングに興じる優。なぜか空き教室に入っていく亜鳥だったが、程なくしてその教室から出てくる。去り際の亜鳥が発した言葉を不思議に感じた優が中に入ってみると、ホワイトボードには、亜鳥が残したと思われる“啓示”が存在していた。
亜鳥の友人、図書委員会委員長の清木清は、品行方正、才色兼備の優等生。しかし、そんな彼女には、思いも寄らない隠された一面があった…。亜鳥相手にコヒュる優に関心を抱いた清。図書委員長の立場を利用して優が興味ありそうな本を調べ、言葉巧みに優を人気のない図書室に連れ込み…。
ゴールデンウィークで1週間も亜鳥に会えないと落ち込む優。清から、連休中に亜鳥が大切な人と遊園地に行くと聞かされ、さらにショックを受ける。居ても立っても居られない優は、涼と一緒に遊園地に乗り込み、警備という名のストーキングを敢行するが、“大切な人”とイチャイチャする亜鳥を見て凹んでしまう。涼に励まされ、尾行を続けていると…。
これまで全く気づいていなかったが、亜鳥の妹、水鳥水花は優のクラスメイトだった!休み時間のたび教室を出て行く水花に同類の予感を抱いた優が理由を尋ねると、休憩中は姉の様子を見に行ってると言い、「私のは警備です!!」と、ストーカーの常套句を並べる水花。放課後、あ鳥見んぐ(盗撮)に出かけた優は、そこでも水花と遭遇し…。