極度の人見知りで陰キャな少女、後藤ひとり。バンド活動に憧れギターを始めるも友達が出来ず一人で練習する毎日。ある日“結束バンド”というバンドでドラムをやっている伊地知虹夏に声をかけられ1日だけサポートギターをすることに……
結束バンドの活動を始めることになる3人。ライブを行うにはノルマがあると分かり、お金を稼ぐためにひとりは泣く泣くライブハウスSTARRYのアルバイトを始めることになる。人との交流が苦手なひとりは明日に迫る初日に向け、とある策を講じる。
アルバイトを経てコミュ力が急成長!することもなく、クラスメイトにうまく話しかけられず今日も学校でぼっちでお昼を食べるひとり。新メンバーを探していた虹夏のことを思い出し、ギターが弾けるという陽キャで人気者の喜多に声をかけようと思うものの……
喜多も再び結束バンドに加入しメンバーも揃い、バンドとして本格始動。そんな中、リョウがオリジナルソングの作曲をし、その作詞をひとりは任されることになる。ひとりは作詞を通してバンドらしさと自分らしさの違いに思い悩む。
オリジナルソングも出来上がり、いよいよライブだと意気込む4人。星歌に出演させて欲しいと頼んでみたものの、まずオーディションを受けろと突っぱねられてしまう。ひとりは最近の激動の日々を振り返りとある決心を固め、オーディションに参加するのだった……
ライブの出演のためチケットノルマ5枚が結束バンド各々に課せられた。友達がいないひとりは家族だけではノルマに満たないことに気づき絶望する。宣伝のためにビラを配ろうとしていたところ、路地裏で酔っぱらっている廣井きくりに出会うのだった。
季節はすっかり夏に。ライブで着るTシャツのデザインを考えるために、ひとりの家に集まることになった喜多と虹夏。家に誰かを呼ぶことが初めてのひとりは、無事に2人をもてなすことが出来るのか!?
ライブ当日。台風の影響で呼んでいたはずの家族や友達から続々とキャンセルの連絡がきてしまう。直前になってもお客さんはまばら、重い雰囲気のなか結束バンドは4人としての初ライブを迎える。
ライブも成功し充実した夏休みを過ごせると思っていたひとり。結束バンドのみんなと遊ぶために予定を空けている(入れる予定もないけれど)が誘われる気配がない。様子がおかしくなっていくひとりを見て、遊んでいないことに気づいた面々は江の島に遊びに出かけるのであった。
新学期が始まりひとりの学校では文化祭の準備が始まった。体育館のステージでの出し物が募集されていることを知ったひとりは、バンドで出演してチヤホヤされたい欲求と、緊張で失敗した時の恐怖の狭間で揺れ動く……
文化祭初日、虹夏とリョウはひとりのクラスのメイド喫茶に遊びにきた。喜多とともに不在のひとりを探し、4人合流した後は文化祭を回る。そして2日目のライブに向けて準備を進めるのであった。
まもなく最終話を迎えるアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』。主人公の後藤ひとりの最近の日常を妹の後藤ふたりが観察しながら振り返る特別番組。
バンドを組み様々な人たちに出会い、ひとりでは今まで見えてこなかった景色がそこには広がっていた。スティックが1曲目へのカウントを刻み、結束バンド4人の文化祭ライブがいま始まる。