元宇宙科学開発機構の研究員で、現在は父親が遺した下町の工場で経営者として第二の人生を送っている佃航平(阿部寛)。年頃の娘・利菜(土屋太鳳)との仲は多少ギスギスしているものの、経営は順調で次第に業績を上げていく佃製作所。しかし、あきらめきれない自分の夢であるロケットエンジンの開発に力を入れすぎ、少しずつ業績は下降気味に。ある日、大手取引先である京浜マシナリーから突然取引中止を宣告されてしまう。大口の取引先を失い資金繰りに窮した佃は運転資金を確保するため、経理部長の殿村(立川談春)とメインバンクである白水銀行へと向かうが、銀行からは実用の目処が立たない水素エンジンを継続して開発していくのであれば、新たに融資をするのは難しいと言われてしまう。メインバンクからの貸し渋りを受け、途方に暮れる佃たちであったが、そこに新たな問題が。なんとライバル企業のナカシマ工業から特許侵害で訴えられてしまったのだ。清廉潔白の佃製作所ではあるが、大手企業から訴えられるという事実により評判は地に堕ち、銀行からの融資も絶望的な状態に。佃製作所の技術が狙いであるナカシマ工業は姑息な法廷戦略で裁判を長引かせ、じわじわと体力を奪っていく。そんな中、日本を代表する大企業・帝国重工は純国産のロケット計画にまい進していたが、自社で開発したバルブシステムが、佃製作所が所持している製品特許に触れるものだと判明。何としても、バルブシステムの問題を解決しなければならない宇宙航空部の財前部長(吉川晃司)が取った行動とは…?
ナカシマ工業の卑劣な法廷戦略を前に、一度は会社を手放すことを覚悟する佃(阿部寛)。しかし、殿村(立川談春)の必死な想いを聞いた佃は、弁護士の神谷(恵俊彰)の提案に乗り、真っ向から戦うことを決意する。だがその戦法は、失敗すれば佃製作所にとってさらなる被害をもたらす諸刃の剣であり、迫田(今野浩喜)や江原(和田聰宏)ら安定を望む若手社員らは懐疑的だった。そんな中、日本を代表する大企業・帝国重工の財前(吉川晃司)と富山(新井浩文)が佃のもとに現れる。先代の頃を通しても付き合いの無かった大企業を前に、その目的をはかりかねる佃だったが、財前の口からは意外な提案がなされた。その提案とは? そして、佃は財前に対してどう答えるのか!?
ナカシマ工業との訴訟において事実上の勝利を手に入れた佃製作所。多額の和解金も入り、そのうえ帝国重工に特許を譲ればさらに20億もの大金が入ってくるとあって、社内は大いに盛り上がるが、ひとり佃(阿部寛)だけは別の可能性を探っていた。そして特許売却か、使用契約かを帝国重工に返答する当日。いずれにしてもバルブシステムの使用権利を手に入れ、「スターダスト計画」の遅れを取り戻そうとしていた財前(吉川晃司)と富山(新井浩文)だったが、佃は財前らが予想だにしなかった提案を示す。財前を驚かしたその提案とは?一方、ノーリスクで多額の金を得られると思っていた江原(和田聰宏)や迫田(今野浩喜)、真野(山崎育三郎)ら若手社員は、財前に示した佃の提案を聞くと一転、「自分の夢のために会社を私物化するな」と詰め寄る。さらに、開発部のリーダーである山崎(安田顕)や、埜村(阿部進之介)らバルブシステムの開発チームの関係もギクシャクしてしまう。そんなある日、佃は、娘の利菜(土屋太鳳)から突然、「1億円を貸してほしい」と頼まれ……!?
佃製作所を訪れ、その社風と手作業による技術、製品の高い品質を目の当たりにした財前(吉川晃司)は、佃(阿部寛)の夢に共感し、部品供給のテストをさせてくれと上司の水原(木下ほうか)に進言する。一度は考えると返答した水原だったが、財前のやり方に不満を抱き、富山(新井浩文)に佃との交渉を任せることに。ほどなく、“ポスト財前”の立場を狙う富山は、同期であり、水原の息のかかった盟友・溝口(六角慎司)と田村(戸次重幸)を引き連れ、意気揚々と佃製作所に向かう。一方の佃は、バルブシステム供給のための帝国重工が行うテストが決まり、その趣旨を社員に説明するが、社員たちからは口々に不満の声が噴出。あらためて、自分の経営者としての資質に疑問を持つ佃だった。そんな佃のもとに宇宙科学開発機構の同期・三上(吉見一豊)から連絡が入り、「もう一度一緒に、宇宙に挑戦しよう」と、研究所に戻るよう持ちかけられる。その言葉を聞いた佃は……。
真野(山崎育三郎)の裏切りがありながらも、財前(吉川晃司)のはからいにより、無事、製品テストに合格した佃製作所。部品供給のための最終テストは、いよいよ燃焼試験を残すのみとなった。そして迎えた試験当日。山崎(安田顕)や財前らとテストの行方を見守っていた佃(阿部寛)だったが、そのときバルブが異常数値を示し、実験は失敗。富山(新井浩文)からバルブに問題があると指摘された佃は、泊まりこみで原因究明にあたる。果たして、原因はバルブにあるのか!?一方、沙耶(真矢ミキ)から正直な気持ちを打ち明けるよう促された利菜(土屋太鳳)は、今まで一人で抱えていた悩みや葛藤を佃に告白する…。
あの歓喜に沸いたロケット打ち上げ成功から3年――。 佃製作所は、その実績によって大幅に業績を伸ばしてきた。そんな佃製作所に、精密機器メーカーの最大手である日本クラインから新規取引の依頼が舞い込む。それは、動作保証90日の小さなバタフライバルブの試作を開発するというものだ。高度な技術を必要とされるにも関わらず、予算は少なく、また、なんの部品かは不明ということもあり、気乗りのしなかった佃(阿部寛)だが、大手企業との取引を掴むチャンスだと思い、依頼を引き受けることに…。そんなある日、帝国重工の関連企業懇親会が開かれ、久しぶりに財前(吉川晃司)と再会を果たした佃。するとそこに、帝国重工宇宙航空部の資材調達担当部長・石坂が、サヤマ製作所社長の椎名(小泉孝太郎)を伴って現れ、ある話を佃に告げる。一体、その話とは…?
佃(阿部寛)の号令の下、新型人工弁「ガウディ」の開発に挑戦することになった佃製作所。佃はこのプロジェクトの中心メンバーとして、開発部から立花(竹内涼真)、加納(朝倉あき)、鈴木(堀井新太)の3人を、営業部からは江原(和田聰宏)を選出。立花をリーダーに据えて動き出した佃製作所のガウディチームだったが、失敗の連続により立花と加納は次第に投げやりになってしまう…。しかし、諦めきれない2人は佃とともに「ガウディ計画」の原点を見つめ直すため、福井へと旅立つ。一方、椎名(小泉孝太郎)から、人工心臓だけでなく人工弁への参入を促された貴船(世良公則)は、一村(今田耕司)のもとを訪れ、「ガウディ」の共同開発を持ちかける。その話を聞いた一村は……。
一度は挫折しかけた人工弁の開発に、気持ちも新たに取り組む決意を固めた立花(竹内涼真)と加納(朝倉あき)、鈴木(堀井新太)ら。そんなある日、桜田(石倉三郎)から資金繰りが行き詰まったことを聞かされた佃(阿部寛)は、ガウディ開発チームほか、山崎(安田顕)を集めてミーティングを行う。自社の開発資金が持ち出しの状態ではリスクが大きいと殿村(立川談春)は心配するが、佃は開発を進めるようガウディチームに伝えた。一方、帝国重工のコンペまであと三週間と迫っていた。ロケットエンジンのバルブ供給は佃製作所にとってビジネスの本丸であり、絶対に奪われてはならない。打倒、サヤマ製作所に燃える佃製作所の面々だったが、突然、帝国重工の富山(新井浩文)から、燃焼試験の日取りを一週間早めてほしいと佃に連絡が入る。猛然と抗議する佃だったが日程を戻すことはできず、埜村(阿部進之介)らバルブ開発チームは、短縮されたスケジュールでコンペに臨むことに…。そんな折、ある開発がようやく形になり、その試作品を披露するため佃は財前(吉川晃司)を会社に招く。
いよいよ臨床試験が開始された貴船(世良公則)の「コアハート」だったが、その記念すべき一人目の患者・小西(児島功一)の容態が急変し、死亡。貴船は「初期対応に誤りはあったにしろ、コアハートに問題は無かった」と結論付け、責任を弟子の巻田(横田栄司)に負わせ、臨床試験の再開を目論む。一方、技術面では勝りながらも、人工心臓に続きロケットエンジンのバルブ供給までも、サヤマ製作所に横取りされてしまった佃(阿部寛)たち。もはや“ロケット品質”を名乗れなくなってしまった佃製作所は、取引先から取引縮小の連絡が相次ぎ、会社は岐路に立たされていた。そんな佃製作所にある日、咲間(高島彩)という女性が現れ、当事者しか知りえない「コアハート」について、佃や山崎(安田顕)に意見を求める。一体、その真意とは!?
PMEAの面談もパスし、大型動物での実験に着手した新型人工弁“ガウディ”。順調な進捗具合に喜ぶ佃(阿部寛)だったが、同時にガウディの完成を待つ聖人(庵原匠悟)の容態が芳しくないと一村(今田耕司)から報告を受ける。聖人を救うには、一刻も早くガウディの臨床治験を目指さなければならない状況だ。そんな中、コアハートの耐久性に疑念を募らす中里(高橋光臣)は、現行バルブの実験記録を参考にしたいと、データを管理するマネージャーの月島(福田転球)に見せてくれるよう頼み込む。その完璧に近い実験データを前に息を飲む中里だったが、横田(バカリズム)は、その完璧すぎる数値に疑いを持つ。一方、あるルートからコアハートに関する実験データを入手した倫子(高島彩)は、その分析を佃らに頼む。しかし、その数日後、佃製作所の計測機器だけではデータ偽装の真偽までは突き止められなかったと山崎(安田顕)、埜村(阿部進之介)から報告を受けた佃は、財前部長(吉川晃司)へ連絡を取り、あることを頼み込む。その頼みとは!?
元宇宙科学開発機構の研究員で、ロケットの打ち上げ失敗の責任をとって辞職し、現在は父親が遺した下町の工場「佃製作所」で経営者として第二の人生を送っている 佃航平(阿部寛)。一度はあきらめかけた佃の夢であったロケット製造を、自社が開発したバルブシステムを使用し、日本を代表する大企業・帝国重工の純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」により実現するなど、順調な佃製作所だったが…。 ある日、帝国重工の社長交代により、スターダスト計画は次回で終わるかもしれない――と帝国重工宇宙航空開発部部長の 財前(吉川晃司) から告げられ、佃はショックを受ける。ロケット製造に関わることは佃の夢であるとともに、今や「ロケット品質」を掲げる佃製作所社員たちの精神的支柱にもなっていたのだ。 そこへ追いうちをかけるように、大口取引先の農機具メーカーから小型エンジンの取引削減を告げられる。性能よりもコスト重視という考えに、技術力が売りの佃製作所は存在意義が揺らぎ始め、佃は強い危機感を抱く。 そんな中、佃製作所の経理部長・殿村(立川談春)の父親が倒れる。殿村の実家は三百年続く農家。父親の看病と畑仕事の手伝いに、週末ごとに帰省する殿村を見舞う佃と 山崎(安田顕)。トラクターを運転する殿村をじっと見て、佃はあることに気づく。それは、佃の中に新たな夢が生まれた、瞬間だった──。
殿村(立川談春)の実家へ行き、『トランスミッション開発』という新たな夢を持った佃(阿部寛)。ギアゴーストのコンペで大森バルブに勝利するなど順調そうな佃製作所であったが、ギアゴーストがライバル企業のケーマシナリーから特許侵害の指摘を受け、コンペの話が白紙になろうとしていた。 特許侵害を指摘したケーマシナリーに話を持ち掛けたのは、佃製作所とも因縁のある弁護士・中川京一(池畑慎之介)だった……。 そこで、佃(阿部寛)は自社の顧問弁護士である神谷修一(恵俊彰)に相談すると、予想外な答えが返ってきた。ギアゴーストに全面協力することにした佃製作所だったが、度重なるトラブルに難航し、社内は不穏な空気に。特許侵害訴訟からギアゴーストは逃れることができるのか? 新たな挑戦に向け、歩きだす佃たちは果たしてどうするのか!
ギアゴーストの協力のもと、新作バルブシステムの開発も順調に進み、最後の難関である燃焼実験のみとなっていた。 そんなある日、帝国重工の水原(木下ほうか)に呼ばれた佃(阿部寛)は、信用調査を受け入れなければならないと告げられる……。その背景には、ギアゴーストとの買収話が関わっているという。 信用調査の当日、殿村(立川談春)が自宅を出ようとすると、父・正弘(山本學)が倒れてしまい、緊急手術に。殿村不在のなか、帝国重工の審査部信用管理室の安本(古坂大魔王)に詰められる佃製作所メンバーは、指示された覚えのない書類の不備で窮地にたたされる―。 果たして佃製作所はこのピンチをどう乗り切るのか!
佃(阿部寛)と殿村(立川談春)の機転により、帝国重工による信用調査をなんとかクリアした佃製作所。ギアゴースト買収へと本格的に動きはじめた矢先、神谷弁護士(恵俊彰)から呼び出され、「ギアゴーストの開発情報が外部に漏れている可能性がある」と告げられる。 佃製作所の社員たちは、特許侵害訴訟の勝訴へ向けてギアゴーストに協力し解決の糸口を探すが苦戦。そんな中、思わぬ形で内通者の存在を知ることになった伊丹(尾上菊之助)と島津(イモトアヤコ)は驚きを隠せず……。 一方、佃製作所の経理部長・殿村は仕事の傍ら、実家の農作業を手伝っていた。そんな中、ある重大な決心をして……。
ついにギアゴーストはケーマシナリーとの特許侵害訴訟・第一回口頭弁論の日を迎えた。伊丹(尾上菊之助)、島津(イモトアヤコ)らギアゴーストの社員、佃(阿部寛)、退職を決めた殿村(立川談春)ら佃製作所の社員が見守る中、運命の判決はいかに……。 一方、的場(神田正輝)の指示でスターダスト計画から離れることになった財前(吉川晃司)の次に進む道は、ロケットに関わる新事業開発の部署であった。 ひょんなことから、佃製作所の社員たちと殿村家の稲刈りを手伝うことになった財前は、改めて重要なことに気づかされる。
あらすじ Story 第6話 2018.11.18 (SUN) O.A. 島津(イモトアヤコ)から、ギアゴーストはダイダロスと資本提携をしたと聞いた佃(阿部寛)たち。急いで伊丹(尾上菊之助)のもとを訪れるが、的場(神田正輝)への復讐に燃える伊丹は、佃製作所からの恩義を忘れ、「あなたたちとでは生き残ることはできない」と非情な宣告をする。それを聞いた佃は激昂するが、伊丹は取り合わない……。 そんな折、財前(吉川晃司)が佃を訪ねてくる。財前は新規事業として、無人農業ロボットの開発を目指していると告白。それは、高齢化が進み、深刻な労働力不足にあえいでいる日本の農業を救いたいという思いからだった。そこで、新しく帝国重工が開発する農機具のエンジンとトランスミッションを佃製作所に供給してもらいたいという申し出だった。 さらに財前はほかの協力者として、北海道農業大学の教授で、無人農業ロボット研究の第一人者である、野木(森崎博之)の名前を挙げる。 野木は佃の大学時代の同期で、互いを高めあった親友。そんな野木を新規事業に協力するよう、説得してくれと頼まれる佃だったが……。
ある日、財前(吉川晃司)が佃製作所を訪れた。佃(阿部寛)らは笑顔で迎え、試作中のトランスミッションの説明をする。しかし、そこで財前が告げたのは、突然の取引中止だった。聞けば、帝国重工の次期社長候補と目される的場(神田正輝)により、エンジンとトランスミッションの内製化の方針が急きょ決定したという。長年取引のあったヤマタニに仁義を通し、社運を賭けた挑戦だっただけに、佃をはじめ社員たちも抗議するが、板挟みの財前にはどうすることもできない。さらに財前は、こんな状況でさらに厚かましいお願いをしなければならないと切り出した。それは、佃製作所が離脱するならプロジェクトを降りると言う野木(森崎博之)を説得してほしいというものだった。 自分たちは梯子を外され、そのうえ親友・野木の説得と、さすがに虫がよすぎると激昂する佃だったが……。
満を持して、記者会見の場で無人農業ロボットの開発を発表した帝国重工の次期社長候補・的場(神田正輝)。しかし翌日、朝のニュース番組で取り上げられていたのは重田(古舘伊知郎)や伊丹(尾上菊之助)らが手掛けた下町トラクター「ダーウィン」だった。さらに追い打ちをかけるように、週刊誌に的場に関連する記事が。それは、今までいくつもの下請け会社を潰してきたという、的場の暴露記事だった。怒りに震え、後のない的場は無人農業ロボット「アルファ1」の開発を急がせる。 一方、佃(阿部寛)ら佃製作所のメンバーも、敵ながら重田らの鮮やかな手腕に驚きを隠せなかった。そんな時、野木(森崎博之)から大規模な農業イベントである「アグリジャパン」の開催を聞いた佃は、殿村(立川談春)を誘い会場へ足を運ぶ。
農業機械の展示会『アグリジャパン』という公の場で、醜態を晒してしまった帝国重工の無人農業ロボット「アルファ1」。信用回復のため原因究明に奔走する的場(神田正輝)や奥沢(福澤朗)たちは、最初から自分たちの落ち度の可能性は認めず、野木(森崎博之)の自動走行制御システムに問題があったと結論づける。しかも、その原因を究明するにあたり、開発コードをよこせと無理難題をふっかけてきて……。 そんな時、親友である野木から窮地の知らせを聞いた佃(阿部寛)は怒りに震え、財前(吉川晃司)にある提案をする。
財前(吉川晃司)から再び無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの供給を頼まれた佃製作所。悩む佃(阿部寛)だが、社員の中には、失敗の許されないこの挑戦に後ろ向きの者たちもいた。今までのノウハウを生かし、エンジンには絶対の自信があるが、問題はやはり経験不足の感が否めないトランスミッション……。 そこで佃は、大学講師のアルバイトとして働く島津(イモトアヤコ)のもとを訪れ、改めて一緒に仕事をしないかと誘う。 悩む島津だったが、立て続けに伊丹(尾上菊之助)が訪れてきて……。
佃(阿部寛)と財前(吉川晃司)から、日本の農業の未来を救いたいという熱い想いを聞いた正弘(山本學)は、300年続いた自身の田んぼを、「アルファ1」の実験農場として貸し出すことを決意する。その甲斐もあって、より精度の高い走行テストができるようになり、佃たちは製品化を急ぐ。 そして時間はあっという間に過ぎ、首相視察のデモンストレーションイベント当日。佃製作所のメンバーはじめ、前回のリベンジに燃える的場(神田正輝)は首相の到着を待つが、なかなか現れず、到着が大幅に遅れてしまう。それにより、首相は敵方のダーウィンのデモを見たら帰ると言い、反論する的場や財前だったが・・・。 果たして再対決の勝負の行方は・・・!?
佃成作書は、特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステムの開発、人工心臓弁ガウディプロジェクトなど、繰り返される困難を克服するために従業員が協力して取り組んできた町の工場です。 しかし、またしても、つくだ青作書は予期せぬトラブルで困っています。 徳田精作所の主力製品となったロケットエンジンのバルブシステムの納入先である帝国重工業の業績が悪化し、主要な取引先からの冷酷な通知があり、危機が頭に浮かびました。 会社、殿村。 次々と起こる絶望のピンチを乗り切るというつくだの意外な決断とは? 佃成作書は大きな転換点を迎えています。