元気のない人に気力とやる気を注入する“充電ちゃん”である“ぷらぐ・クライオスタット”は要充電対象者を探す途中、“近江閃登”に出会い、閃登の妹“はこね”が要充電対象者であると伝える。しかし、その話を信じようとしない閃登は普段と変わらずにはこねと接するがはこねの警戒深度は著しく上昇していき…。
ぷらぐの管轄で同僚の“アレスタ”が次々とターゲットを発見し充電していくことにキレるぷらぐ。だが、アレスタに仕事として割り切って充電しろと忠告される。そのことを閃登に相談するが、そもそもその場しのぎの仕事といわれてしまう。そのなか要充電対象者を探していると、ある浪人生を発見するが…。
浪人生の一件をアレスタから聞いた課長はアレスタにぷらぐのお目付け役を頼む。二人はひとまず閃登の家でくつろぐが見つかってしまいバットの洗礼を受け気絶。気がついたアレスタは、ステルス状態の姿が、見え触れられることに驚く。報告を怠ったぷらぐを叱るアレスタ。するとその様を見ていた閃登と口論になり…。
幼馴染の“依緒乃”は閃登に想いを寄せていたが、ドンカンな閃登は全く気付かない。そんな時、彼女の学校に学校荒らしが入り、閃登の為に選んだ大事なプレゼントが盗まれてしまう…。閃登は、依緒乃を慰めようとするが、何気ない言葉が彼女の警戒深度を一気に振り切らせてしまうのだった…。
閃登は、依緒乃、はこねを連れバイト先の店長と海へ来ていた。なぜかぷらぐとアレスタも一緒に…。海水浴を満喫する閃登達。そんななか、ぷらぐが要充電対象者・女流作家“秋田みそら”を発見。彼女はスランプに陥り警戒深度が高まっていた。休暇中のためと制止するアレスタだが、ぷらぐはみそらの悩みを探ろうとする…。
ネオジム社の充電ちゃんが「逆流現象」による事故で重傷を負った。原因は対象者“梶原健太”が逆流現象をおこす体質の為だった。社は彼をZ指定とし完全にお手上げと判断するがぷらぐ達は健太のことを調べ原因がイジメられたと勘違いしたことだと知る。健太のことを諦める面々、しかし、ぷらぐは健太を救う決意をする…。
性能に問題のある新型スーツでZ指定の対象へ充電を強行したぷらぐ。充電は完了したが、代償は大きくぷらぐは両腕を負傷し治療のため入院をしていた。アレスタは有給を取りお見舞いをするが、ぷらぐは入院生活の退屈を紛らわす為か、恥ずかしい写真で彼女を脅しメイド姿に着替えさせ、あれこれ使い走りをさせるのだが…。
入院生活から帰ってきたぷらぐ。だが、それは少しでも早く仕事に復帰する為の勝手な退院だった。しかし、ぷらぐのやる気にうたれたのか、課長はアレスタに現場でリハビリに付き合う様に命じる。簡単な任な上、余計なことはするなとアレスタに釘を刺されたぷらぐは落ち込み、閃登にグチを聞いてもらおうとする…。
腕が回復したぷらぐはアレスタとともに課長に呼び出される。そこに待っていたのは二人の美女、監査室特務部の超エリート社員通称“漏電ちゃん”だった。彼女達によると、ぷらぐがZ指定対象者に充電を行った際に大量の漏電が起こり、その漏電した莫大な電力の密売容疑がぷらぐとアレスタにかかっているというのだった!
世間はクリスマス間近でも充電ちゃんたちは忙しく働いていた。そんな時、漏電ちゃんの二人が閃登を訪ねてくる。彼女達は充電ちゃんとは正反対に人間から気力や活力を奪い、エネルギーに変換する能力を持つ伝説的異能の存在“放電ちゃん”を追っているという。先日の件に責任を感じていた閃登は協力を買って出るのだが…。
放電ちゃんにより充電2課の担当地域には要充電対象者が急増していた。事態を重く見たネオジム社は2課全員出動で充電を行うが、充電の効果が薄く、一人10回もの充電が必要であった…。そんな時、いつものぷらぐの充電の方法、対象者の気持ちを上向きにして充電すると1回で効果がある事が判明する。結果は果たして…
放電ちゃんに触れ、警戒深度が上がり、さらにぷらぐたちが見えなくなった閃登。アレスタは元に戻そうと何度も充電を繰り返すが効果がない…。一方、ぷらぐは、またもや要充電対象者となったZ指定の少年・健太を発見する。再び危険をかえり見ずに充電を行うが充電が出来ない…。二人は健太、閃登を救うことができるのか?