童守小に新しく赴任した教師・鵺野鳴介。どこか頼りなさそうな一面はあるが、実は日本で唯一の霊能力をもつ教師だった。ある日、担当クラスの生徒・広の様子に異変が現れる。怒りを抑えられず、まるで別人のようになってしまった。そんな広を心配するクラスメイトたち。異変を察知した鵺野は背後に潜むある妖怪の存在に気付く。
鵺野たちの前に突如として現れた、謎の存在・玉藻に連れ去られてしまった広。鵺野は広を救おうと訳も分からぬままに立ち向かうが、玉藻の幻術と巧妙な罠が待ち受けていた。一方、玉藻はある目的のために儀式を執り行う準備を進めていた。いったい広を連れ去った目的とは。
夜の学校に現れる不気味な影…。誰もいないはずの教室で黒板を消し、花を取り替え、ウサギ小屋を掃除してくれるという。そんな噂を確かめるため、広たちは夜の学校に忍び込む。しかしそこで出会ったのは、奇妙な少年の姿だった。静かに微笑むその少年の正体は!?
霊能力に憧れを抱き始めていた美樹は、雑誌や動画に夢中になり妄想が大爆発!寝る時間も惜しんでのめり込んでいた。そんなある日、空を飛ぶ夢を見ていると思った美樹は調子に乗ってやりたい放題。しかし、みんなの様子がなにやらおかしい。怯えたクラスメイトたちは、禍々しいものを見るような表情で美樹を見つめていた。
克也は、妹・愛美のためにとある神社で見つけたお金を使ってしまう。しかしそれは罪人の首を狩る呪われた妖怪、はたもんばの罠だった。その日を境に克也と愛美の周囲で不可解な出来事が続き、ついには恐怖の刃が二人を狙い始める。追い詰められ、逃げ場を失っていく克也たちは…。