大宇宙に名を馳せるエメラルダスとトチローのふたりが、宇宙パトロールの戦艦・ワルキューレ号に乗り込んできた。彼らは艦長に商業惑星・アクルシオンへの着陸を命じる。空港から進入した都市は完全に無人化していた。その中に建つ古風な建物に入った彼らを待っていたのは、ハーロックの乗るアルカディア号のナビゲーター・ミーメの立体映像だった。彼女は「宇宙を支配する惑星ラインの『黄金』が盗賊に狙われている」と警告する。
3人の乙女によって守られていたラインの黄金が、絶大な力を持った盗賊に奪われた。ラインの黄金の秘密を知るミーメは、今後繰り広げられる争いを予感し独り思い悩む。一方、ハーロックとトチローは、黄金を奪った盗賊が地球に向かっていることを知る。盗賊は黄金を指環に加工しようとしており、地球には黄金を超精密加工で指環にできる人物、ドクター台場がいる。アルカディア号は懸命に盗賊の後を追跡するのだが……。
惑星ラインから黄金を盗み、指環を作らせたのはミーメの兄・アルベリッヒだった。指環の力を手に入れたアルベリッヒは、全宇宙の中心、偉大な神々の住む星・ワルハラに攻めこもうとしている。一方、ワルハラでは指環の完成を知って、王・ヴォータンが長い眠りから目を覚ましてしまった。アルカディア号でミーメから真実を聞き、ハーロックたちは驚愕するが、そのとき、正体不明の戦艦がアルカディア号に攻撃を開始する。