動き出したトランプ政権、世界の放送局はどう伝えているのか。注目のニュースを、一日のはじまりに、いち早く解説。【キャスター】望月麻美,髙橋彩 ※「令和7年歌会始」のため、午前10時30分までの放送です。
【映画で見つめる世界のいま】今回紹介する映画はスペインのペドロ・アルモドバル監督の、アメリカが舞台の映画「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」です。病に侵され自らの意志で死を望む女性と、人生の最期を迎える親友に寄り添うことを決意する女性。苦悩しながらも交流を深めていくふたりの日々を描きます。順天堂大学の藤原帰一特任教授とともに伝えます。
【“熟年離婚”アメリカの実態は】“人生100年時代”と言われるなか、アメリカで注目されているのが“グレー・ディボース(gray divorce)”という言葉。文字通り、シルバー世代の離婚=熟年離婚のことだが、アメリカでは離婚件数全体の40%近くが50歳以上となっている。人生後半を迎えた世代の選択について、アメリカABCがリポート。
がんの治療中だったイギリスのキャサリン皇太子妃が今月、ほとんど症状が出ない「寛解」の状態になったことを公表。治療中、国民が高い関心を寄せた一方、メディアの報道は極めて抑制的だったと言われている。かつて、大衆紙などがダイアナ元皇太子妃を執拗に追いかけたことへの教訓が背景にあると指摘されている。イギリスメディアの王室報道の変化を取材した。 【キャスター】別府正一郎,中川栞
【同性婚を認める法律施行】先月23日、東南アジアで初めて同性どうしの結婚が法律で認められたタイ。「性的マイノリティーに対して寛容」と言われながら法整備に至るまで時間がかかったが、法律の施行で同性のカップルも男女の夫婦と同じように税金の控除や遺産の相続などの権利を得た。しかし、タイ社会では学校や職場などに性的マイノリティーをめぐる問題が根強く残っているという。同性婚の法制化の影響と今後の課題について、現地から中継を交えて伝える。
【シリア暫定政権 新しい国づくりの課題】中東シリアで半世紀以上続いた独裁的なアサド政権が崩壊してまもなく2か月。「シリア解放機構」が主導する暫定政権は、今後の国のあり方を話し合う包括的な国民対話の会議を開く方針だったが、開催は延期され、国民の融和が進むか不透明な情勢が続いている。内戦で徹底的に破壊されたこの国をどう再建していくのか。暫定政権が直面する新しい国づくりの課題を詳しく解説。
【内戦がもたらした“負の遺産”】独裁的なアサド政権が崩壊してからまもなく2か月になるシリア。暫定政権のもと新たな国づくりも始まり、避難先から故郷に戻る動きも活発化している。一方、こうした市民の新たな脅威になっているのが内戦によって各地に残された地雷や不発弾だ。国連によると去年12月だけでも116人の子どもが死傷し、犠牲者は増え続けているという。現状を取材した。
【特集 脱電気を実践!その暮らしとは】毎週金曜日は@NYCのコーナー。今週は電気を極力使わないで生活をする環境インフルエンサーが登場。どんな工夫をして生活しているのか、その原動力はどこにあるのか、マイケルさんが取材しました。
【コッポラ監督 インタビュー 世界の未来に希望は】今回取り上げるのは、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督の作品「メガロポリス」。現代アメリカと古代ローマを重ね合わせ、崩壊の危機に直面する近未来を描く。着想から40年をかけたという、この作品に込めたメッセージはどのようなものなのか。順天堂大学の藤原帰一特任教授が、コッポラ監督にインタビューした。
【特集 海外TV局が伝える“巨大なもの”】月曜日は、海外TV局が伝える特選リポートを紹介。今日は宇宙にも幅を広げ、”巨大なもの”を扱う映像を集めました。初めて撮影されたという”太陽の南極”の映像、オーストラリアに出現した幻の巨大湖、そしてアメリカの農家の夫が妻にプレゼントとした大きな贈り物まで!お楽しみに。
【“ 量から質へ”転換目指す国連PKO】紛争地の治安維持や復興支援にあたってきた国連のPKO=平和維持活動が岐路に立たされている。背景にあるとされるのがPKOの担い手の変化。部隊を派遣する国が様変わりし、事故などが相次いでいる。さらに、PKO予算のなかで最多の分担金を担うアメリカが支払いを拒否するのではという報道もあり、不安の声もあがっている。そうした中、量から質への転換を目指す試みが注目されている。
【ブラジル BRICS首脳会議で何が】シリーズで伝える望月キャスターのブラジル現地取材。第2回は、6日に開幕するBRICS首脳会議の最新情報。中国やロシア、ブラジルなど元の加盟国の5か国のほか、新たに加盟したイランなども参加し、トランプ関税や中東情勢などをめぐって議論するとみられる。多国間主義を掲げるBRICSがどのような立場を示すのか、読み解く。
【中国で「上海語」がブームに】国土が広いが故に地域によって異なる“中国語”が話される中国。その1つである上海の「上海語」が若者を中心にブームとなっている。市内のコメディークラブでは上海語によるショーが人気となり、市民向けの上海語教室にも多くの人が通っている。その一方で昔ながらの上海語を後世に残そうと、大学が上海語を喋るAIを開発。今、上海で起きている上海語をめぐる事情を紹介する。
「アメリカ第一主義」のもと、輸入品に高い関税をかけることで製造業の拠点を国内に移すよう促し、安い輸入品からアメリカ製に切り替えを図りたいトランプ政権。「オール・メード・イン・アメリカ」の製品開発に4年前から挑戦している人気ユーチューバーの取り組みを通してアメリカ製にこだわったモノ作りの難しさを伝える。
【イスラエル対イラン 軍事衝突のゆくえ】イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカを訪問し、7日と8日、トランプ大統領と2日連続で首脳会談を行った。先月、両国がイランの核施設を軍事攻撃して以来初めて対面で会談したもので、イランの核開発問題に今後どう対応するかを話し合ったとみられる。停戦は今後も維持されるのか。トランプ政権とイランとの間接協議は再開するのか。中東を揺るがすこの問題の行方を考える。
今週はニューヨークからマイケル・マカティアさんが登場。ガバナーズ島で開かれたフォーク・ミュージックのお祭りを取材しました。フォークと言えばボブ・ディランやジョーン・バエズが活躍した60年代が有名ですが、最近また人気が高まっているそう。その理由を探りました。
【ブラジルコーヒーに“異変”】シリーズで伝えるブラジル現地取材。第3回はコーヒー。世界最大の生産国であるとともに、世界第2位の消費国でもあるブラジル。しかし店頭価格がこの1年で2倍に上昇。価格の安い“偽コーヒー”が出回り、政府が取り締まりを強化する事態も起きている。ブラジルコーヒーをめぐる“異変”と価格高騰の背景に迫る。
世界の放送局が伝える注目ニュースを、一日のはじまりに、いち早く解説。NHK特派員が現地を取材してニュースの背景を探る特集も 【キャスター】望月麻美,川口由梨香
【“トランプ vs マスク” 対立のゆくえは】アメリカの実業家イーロン・マスク氏が、突然、新党「アメリカ党」を設立すると表明した。これに対してトランプ大統領は「ばかげている」と一蹴。2人の対立が再燃した。この対立はアメリカに何をもたらすのか。マスク氏は新党で何をなそうとしているのか。長年、マスク氏の取材を続けてきた飯田香織解説委員がひもとく。
【仏「AI映画祭」“人工知能は映画の敵か味方か”】急速に機能の進化が進む生成AI。映像や音楽を容易に作り出すことが可能になりつつあるなか、ことし4月、フランスで「AI映画祭」が行われた。主催団体が生成AIの活用が「映画の可能性を広げる」と訴える一方、映像作品に携わる脚本家などからは「人間の創造性を狭める」と反発の声もあがっている。映画における生成AIの活用の賛否を取材した。
今回の映画は、インドを舞台にした「私たちが光と想うすべて」。ムンバイの病院で働く世代や境遇が異なる女性たちが、仕事や結婚などでのこれまでの価値観から自由でありたいと願う姿を描いた作品です。順天堂大学特任教授の藤原帰一さんが、映画とその背景にあるインド社会について解説します。
近年インドでは落雷の件数が増加傾向で、落雷によって毎年2000人を超える死者が出ているという報告もある。とりわけ落雷による人的被害が多いのが貧しい農家で、農作業中に命を落とすケースが相次いでいる。インドの落雷による被害の状況、そして人々の命を守ろうと現場で始まった取り組みに迫る。
【韓国新政権 北朝鮮とどう向き合う?】韓国のイ・ジェミョン政権が発足して1か月あまり。本格始動はこれからだが、北朝鮮に対する向き合い方は、前政権の対北強硬路線から一転。融和姿勢を打ち出している。しかしこれは、ロシアとの軍事協力を進め、日米韓の連携にくさびを打ち込みたい北朝鮮にとって“思うつぼ”となりかねない危うさもはらんでいる。南北関係の行方を徹底解説!
ことし5月に亡くなったウルグアイのムヒカ元大統領。郊外の農場で質素な生活を続け、〝世界一貧しい大統領〟と呼ばれていました。ムヒカ氏は在任中、地方に暮らす若者に平等に大学で学ぶチャンスを与える教育政策に力を入れていました。その思いが今、どんな成果を上げているのか、現地で取材しました。
【@nyc 相撲にハマるニューヨーカー】マイケルさんが今週お伝えするのは、ニューヨークで相撲に魅了される人たち。3年前にマンハッタンに設立された「ニューヨーク相撲クラブ」は、なんと会員が100人を超えるそう。競技の面白さだけでなく、その精神をも学ぼうとする人たちの姿を紹介します。
【USAID事業停止 ガーナの人々の生活は】 アメリカ政府は対外援助を管轄するUSAID=アメリカ国際開発庁の事業を停止すると発表。世界各地の途上国で行ってきた人道支援活動への影響が懸念されている。西アフリカのガーナではすでに人々の生活や健康に影響が出始めている。アメリカPBSのレポート。
【マレーシア 避難民の学校】ミャンマーで長年、迫害を受けてきたイスラム教徒の少数派、ロヒンギャの人たち。隣国バングラデシュに避難する人が相次いでいるが、過酷な環境に耐えかね、マレーシアに逃れる人も少なくない。しかし、マレーシア政府は難民条約に入っていないため、就労も、子どもたちが義務教育を受けるのも難しいのが現状。そうした中、子どもたちに学びの場を提供したいと支援を続けるロヒンギャの男性がいる。その思いと取り組みを取材した。
第2次世界大戦中、日系アメリカ人約12万人が「敵性外国人」とみなされ、各地の収容所に送られた。その1人、サム・ミハラさんは、アメリカ全土を回って講演会を開き、みずからの経験を語り続けている。92歳になった今も強制収容の記憶を伝えていこうとするミハラさんの活動を取材した。