渋谷の高校に通う堀江青の父親は、超有名な官能小説家だ。 そのため青ちゃんはHな知識だけは豊富で、オトコと恋愛に嫌悪感を抱いている。 クラスメイトからは近寄りがたいと思われているが意に介さず、夢のひとり暮らし実現のため、受験勉強に励む。 ところが、木嶋という男子だけがやたらと青ちゃんに話しかけてくる。
リア充王の木嶋に告白されてしまった青ちゃん。動揺のあまり何も手につかなくなり、出した結論が「お断り」。 だが、木嶋のアレやコレやが気になって仕方がない。特に女子が苦労すると知ってからは、アレの大きさが心配だ。何とか手を尽くして、木嶋の大きさを知ろうとする。
学習塾の特訓に参加するつもりが、父の反対で、高校の課外実習に送り込まれてしまった青ちゃん。 クラスメイトは勉強もせず、あんな不埒なことやこんな破廉恥なことをするのだろうと警戒しながら参加する。 もちろん、木嶋の誘惑も拒否しなくてはならない。
ある日、堀江家のポストに木嶋が美少女と同衾している写真が投げ込まれた。 木嶋はやっぱりリア充王のクズだったと知って、青ちゃんはやけ食いに走る。 そこに現れたのが、写真の美少女で尚かつ青ちゃんの小学校時代のクラスメイト、高岡雅だった。 雅は合コンで木嶋にお持ち帰りされたと言う。
雅と木嶋がホテルに入るところを目撃してしまう青ちゃん。 お風呂に入りながら悶々としていると、突然、木嶋が現れた。実は、のぼせた青ちゃんを、釈明に訪れた 木嶋が助けてくれたのだ。 青ちゃんは、木嶋にホテルでは何もなかったこと、実は童貞であることを告白されて固まる。
原稿待ちの担当編集、矢部総一郎をねぎらうため、青ちゃんは取材を手伝うことにした。 2人が向かったのは、近くの公園で行われているミート・フェスだ。 ありとあらゆる肉が安価に食べられて、まさに酒池肉林。 ところが、そこで雅と木嶋が仲良くアルバイトをしていた。 しかも木嶋は雅を呼び捨てにしている。
青ちゃんは海の近くのホテルで行われる学習塾の勉強会にやってきた。 受付までに時間があり、会場付近の海辺を散策していると、木嶋たちとばったり。 おまけに、海の家でバイトしている雅も登場。 受付開始まで一緒に遊ぶことになる青ちゃんだが、初めての経験におろおろ。
男はいやらしいものという青ちゃんの哲学を裏切り続ける木嶋。 青ちゃんは、いっそのこと木嶋が野獣化してくれないかと考える。 そうすれば、はっきりと拒絶することができるからだ。 そこで、あえて木嶋をコーフンさせる計画を錬り始める。
「木嶋のせいで勉強ができない」と言ってしまった青ちゃん。 悶々としていると、矢部が家庭教師を買って出てくれた。 しかし、勉強中も思い浮かぶのは木嶋のことばかり。 一方、木嶋は木嶋で、青ちゃんの大学進学という夢を知っているだけに反省しきり。
体育祭の季節がやってきた。 青ちゃんは、応援団で学ラン姿の木嶋が見れると内心楽しみで仕方がない。 ところが父も、体育祭を見学したいと言い出した。 中学校の時は、父が著作を配るわお母さん連中に取り囲まれるわの悪夢のような体育祭だった。 今回は父の来襲を許すわけにはいかない。
木嶋が勉強会をやりたいと言い出した。 青ちゃんはいよいよその時が来たかと覚悟する。 ネットであるものを手に入れて準備万端、何があっても大丈夫、と木嶋を部屋に迎え入れる。 ところが、木嶋は本当に勉強が目的だったようで、全然Hな雰囲気にならない。
雅から、木嶋とキスしたか聞かれる青ちゃん。 とんでもないと即答する青ちゃんだが、木嶋の気持ちがわからず不安になってくる。 本当はしたいのに必死で我慢をしているのか、それとも本当にしたくないのか。 木嶋が青ちゃんの勉強のために我慢していると知って、青ちゃんは自分も木嶋とキスしたいと思っていることに気づく。