奈緒子(仲間由紀恵)が、討伐隊と共に消えた! その後に、呪いの封筒を発見した上田(阿部寛)。中の紙に書かれた人の名は、奈緒子の筆跡。咄嗟に隠した上田を不審げに見る岸本(成宮寛貴)。奈緒子は、とある孤島に連れてこられていた。奈緒子を連れ去った者たちの目的は、昔、里見(野際陽子)が黒門島から持ち出し隠したモノ。封印を解くには、5文字の言葉を唱えなければいけない。里見の血を引き、霊能力を持つ奈緒子なら解けると男たちは言う。
「契り祭り(ちぎりまつり)」と呼ばれる祭りの中で、両想いの男女が好きな人の体の一部を包めた紙を、山頂にある巨岩の縄に縛ると恋が成就し、片想いだと想った相手が3日以内に死を遂げる言い伝えがあるという岡山県望星郡一夜村(ひとよむら)。その祭りが今回40年振りに行われるため、一夜村の名家の息子の西園寺誠一はその風習が迷信だということを証明してほしいと上田に依頼してくる。奈緒子はそんな上田に言葉巧みに誘われ、上田と共に一夜村を訪れるが、上田には奈緒子を実験台にしようという思惑があった。そんな折、一夜村に東崎彩乃と名乗る女性がやってくる。西園寺家に恨みを抱く彩乃は西園寺家への復讐を宣言。そして祭りが始まった時、次々と惨劇が始まる。それは彩乃が口ずさむ子守唄になぞらえていた。