7月より放送開始のTVアニメ『桃源暗鬼 』オリジナルミニアニメ「おにもももも」! 原作者漆原侑来先生監修のもと、アニメ放送期間中毎週本編に関係があったりなかったりするお話をゆるくかわいくお届けします。 今回は羅刹学園メンバーが昔話「桃太郎」を演じる番外編をお届けします。「桃太郎」のお話を振り返りつつ、アニメの放送を楽しみにお待ちください!
突如、何者かに襲われた一ノ瀬四季。養父の剛志に連れられて逃げる中、出生の秘密を告げられる。実は四季は“鬼”の血を継ぐ存在であり、“桃太郎”の血を継ぐ者たち“桃太郎機関”に狙われているのだと――。しかし、今までごく普通の人間として暮らしていた四季は戸惑うばかりで、剛志の言葉を受け入れられない。しかも、追手の桃太郎・桃屋五月雨に捕らえられてしまう。かつて桃太郎機関に所属していた剛志は、五月雨と対峙。黒い細菌を操る桃太郎の力で大刀を生み出し、息子を取り戻すべく戦うものの、激しい戦いのすえ敗れる。その光景を目の当たりにした四季は怒りに我を失い、鬼の力に目覚めて暴走してしまう。
桃太郎に対抗する組織"鬼機関"の一員・無陀野無人は、戦いで負傷した四季を回収する。意識を取り戻した四季に、無陀野は審査を開始。鬼の血に目覚めた四季が鬼機関に有用な人材か、冷徹に見極めようとする。しかし、父を殺した桃太郎・五月雨への復讐しか頭にない四季に対し、無陀野は方針を変えて手荒い審査に切り替える。無陀野の攻撃を受け、死に瀕した四季は一時的に暴走。それでも無陀野から血の使い方を盗み取り、力ずくで鬼の血を制御する。結果、かろうじて審査に合格した四季は、無陀野が教官を務める鬼の教育機関・"羅刹学園"への入学を許される。復讐の決意を胸に、四季はさらに強くなるべく羅刹学園の生徒になる。
羅刹学園への入学初日。四季たち新入生は、無陀野と“鬼ごっこ”をする。負けたら即退学というルールでありながら、四季は同じ1組目に選ばれた皇后崎迅の挑発に乗り、開始早々戦い始める。皇后崎が使う鬼の力“血蝕解放”に苦戦する四季は、自分も鬼の力を使おうとするも上手くいかない。追い詰められ悔しい思いをする四季と、勝ちを確信しとどめを刺そうとする皇后崎。そんな2人の間に、突然同じ組の屏風ヶ浦帆稀が飛び出してくる。自分をかばってケガをした四季を目の当たりにし、ショックを受けた帆稀は、制御の効かない“血の巨人”を発動させてしまう。血の巨人は強く、四季と皇后崎は防戦一方を強いられる。