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Season 1 - チーム・バチスタの栄光

  • S01E01

    • October 14, 2008
    • Fuji TV

     その日、東城大学医学部付属病院の心臓血管外科では、バチスタ手術―拡張型心筋症を心臓移植ではなく、肥大した心臓を切り取り小さく作り直すことで治療する極めて難度の高い手術―が行われていた。執刀医の桐生(伊原剛志)を中心とする7人の「チーム・バチスタ」は、その手術で成功率100%を誇っていたが、ある時から3例立て続けに患者がオペ中に死亡する「術中死」が起きてしまう。  同じ頃、心療内科特別愁訴外来の診察医・田口(伊藤淳史)は、患者の訴えに辛抱強く耳を傾けていた。そんな田口に、ベテラン看護師で病院の情報通・藤原(名取裕子)が、病院長が呼んでいると告げる。病院長の高階(林隆三)は田口に意外なことを申し出た。チーム・バチスタ一連の術中死の原因を探ってほしいというのだ。

  • S01E02

    • October 21, 2008
    • Fuji TV

    チーム・バチスタを調査することになった田口(伊藤淳史)は、直美(釈由美子)を呼び出し話を聞く。直美は、器械出しの後任に宮原(ちすん)という同僚の看護師が有力だったが、自分が裏で手を回し選ばれた、という噂を立てられていると打ち明ける。4件立て続けに手術が失敗したのは自分の器械出しのリズムが遅いからだと言う直美に、田口は桐生(伊原剛志)が優秀な看護師だと話していたことを告げる。  東城医大には、アフリカの内戦で被弾した少年ゲリラ兵士・アガピが搬送されてきた。治療中に重度の拡張型心筋症が発見されたが、反米ゲリラの受け入れをアメリカが拒否したため、バチスタ手術の権威・桐生の元へ運ばれてきたのだ。

  • S01E03

    • October 28, 2008
    • Fuji TV

    チーム・バチスタの連続術死について、医療事故の原因究明と再発防止を目的とし、院内の代表によって構成されるリスクマネジメント委員会が招集された。しかし心臓外科教授の黒崎(榎木孝明)は、不安な点はないと調査を強引に打ち切ろうとする。そんな黒崎たちに対し白鳥は、バチスタ手術全32件の記録映像貸し出しを求め、委員一同を前にチームの中に連続殺人鬼がいるかもしれないと平然と言ってのける。  田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は、チーム・バチスタの臨床工学技士である羽場(戸田昌宏)から、オペ室では月に20件程度、リスクマネジメント委員会に報告すべき出来事が起こるが、実際に報告するのは1割程度だと聞く。しかしチーム・バチスタに関しては報告が1件もないという。

  • S01E04

    • November 4, 2008
    • Fuji TV

     「術死は続く、これからも。これは、完璧に仕組まれた、犯罪である」―田口(伊藤淳史)に届いた怪文書の報告を受けた白鳥(仲村トオル)は、一連の術死が殺人だと確信を深める。そしてチーム・バチスタのミーティングに出向き、記録映像が盗まれた「ケース29」だけ他の手術より心臓の切除範囲が大きいことを指摘。だが桐生(伊原剛志)は、患者の心臓が拡張していればいるほど切除範囲も大きくなるだけのことだと説明し、鳴海の診断には全幅の信頼を寄せているとその疑いを退ける。  そんな桐生と鳴海(宮川大輔)の関係をいぶかしんだ白鳥は、田口に鳴海の裏を探らせようとする。田口は記録映像に映らない病理医は映像を盗む必要がないと反論するが、桐生を庇っている可能性もあると示唆される。田口が鳴海に会いに行くと、鳴海も桐生との不自然に強い結びつきをほのめかす。

  • S01E05

    • November 11, 2008
    • Fuji TV

     次のバチスタ手術の患者は蔵田(田村元治)という76歳の男性。白鳥(仲村トオル)はそのオペまでに、あと4日で必ず犯人を見つけると公言。これまでに術死した患者の血液を科学警察研究所に調べてもらうことにする。そしてチームの誰しも犯行の可能性があり、犯人はだいぶ絞り込めてきている、次のオペでまた殺人をするとしたらよほどの自信家か単なる愚か者だと挑発する。  それを受けて、羽場(戸田昌宏)が田口(伊藤淳史)に一連の術死は予告殺人で、患者が亡くなる前には、ガラスに詰められたバラがオペ前室の手洗い場に置かれていると告げる。さらに氷室(城田優)から、バラを前室に置いたのは直美(釈由美子)だということを聞き、その真意を直美に問うと、深く傷ついた直美は「看護師になんか、ならなければ良かった」と言い捨てて立ち去ってしまう。

  • S01E06 オペ室の完全犯罪…犯人はお前だ

    • November 18, 2008
    • Fuji TV

     田口(伊藤淳史)は必死に手術の中止を桐生(伊原剛志)に訴え、容体が急変した蔵田(田村元治)へのバチスタ手術を阻止しようとするが、鳴海(宮川大輔)や警備員たちに押さえつけられてしまう。田口から電話を受けた白鳥(仲村トオル)も東城医大へとタクシーを飛ばすが、蔵田へのバチスタ手術は始まってしまった。事態を把握した藤原(名取裕子)も、緊急で病院長の高階(林隆三)に連絡を取ろうとするがつかまらない。

  • S01E07 真犯人登場

    • November 25, 2008
    • Fuji TV

     氷室(城田優)が犯行を認め、東城医大から逃走した。警察の捜査により、スワンガンツカテーテルの改造されたジェネレーター内部から指紋が発見され、氷室の犯行が立証される。白鳥(仲村トオル)は氷室が言い残した「犯人は他にもいる」という言葉に注目するが、田口(伊藤淳史)は他にも患者を殺すような医師がいるとは信じたくない。田口は氷室の携帯に必死で電話をかけ続けるがつながらない。

  • S01E08 震えるメス

    • December 2, 2008
    • Fuji TV

     桐生(伊原剛志)はチーム・バチスタを解散して、オペはしないと宣言。東城医大付属病院では現在、村本カナ(金澤美穂)という14歳の少女が桐生のバチスタ手術を待っており、酒井(鈴木裕樹)や鳴海(宮川大輔)は反対するが、桐生の意志は固かった。  一方、田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は氷室(城田優)が遺したメッセージを頼りにケース27について調べ始める。すると、医療器具は研修医でなく羽場(戸田昌宏)が準備していたことが判明するが、羽場は器具への細工を否定。一方、白鳥に氷室が死ぬ前にかけてきた電話について聞かれた直美(釈由美子)は、少しためらった後、メッセージは残っていなかったと答える。さらに垣谷(鶴見辰吾)もやたらと不運が重なったケースだったと証言する。

  • S01E09 偽アリバイと致命的ミス

    • December 9, 2008
    • Fuji TV

     術中死の真相を掴むため、氷室(城田優)が遺したメッセージから「ケース27」を調べようと資料庫にいた田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は、桐生(伊原剛志)が鳴海(宮川大輔)に詰め寄っているところを目撃。桐生は氷室の死について鳴海を疑っていること、鳴海は桐生を追って日本に来たのでなく、桐生に懇願されて日本に来たことがわかる。田口と白鳥が話を聞くと桐生は、氷室が死んだ夜、鳴海と一緒にいたというアリバイは嘘で、それぞれ自室にいたと話す。

  • S01E10 衝撃の結末!! 医療ミスか殺人か!?

    • December 16, 2008
    • Fuji TV

     田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)はチーム・バチスタのメンバーを集めて「ケース27」の映像を見直す。直美(釈由美子)は初めてのバチスタで緊張しており、酒井(鈴木裕樹)も動脈ラインが取れずに慌てていた。さらに予定外の緊急オペだったため鳴海(宮川大輔)は外出しており、到着した時は心筋切除が終わったところだった。患者の心臓は再鼓動せず、オペは失敗に終わったが、手術に問題はなく、鳴海は桐生(伊原剛志)に「オペはパーフェクトだったよ」と言葉をかけた…というのが全員の共通した証言だった。

  • S01E11 真犯人は誰だ!?最も危険なオペが今、始まる

    • December 23, 2008
    • Fuji TV

     桐生(伊原剛志)は「ケース27」の術死は、自分の医療ミスによるものだと認め、容態の急変により急遽行われることになった次のバチスタ手術は、垣谷(鶴見辰吾)が初執刀することになる。しかし、オペ直前で垣谷が失踪、騒然となるオペ室。  その頃、田口(伊藤淳史)は医局で偶然、ある写真を見つけて驚愕する。それは小学生ぐらいの女の子の写真。このマーク、どこかで見たような…? すると背後から何者かに写真を取り上げられ…?  『全てはサザンクロス病院から始まっていた』―互いの情報を持ち寄り、確信した田口と白鳥(仲村トオル)。改めて手術映像を見直したとき、見えてきた衝撃の真実とは―? そして、オペ室では前代未聞の事態が展開しようとしていた―!!

Season 2 - チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋

  • SPECIAL 0x1 ナイチンゲールの沈黙

    • October 9, 2009
    • Fuji TV

    バチスタ事件から9カ月後、東城医大付属病院で脳の腫瘍を取り除く手術を受けた少年・岡部巧(中島健人)が、オペの数時間後に原因不明の脳幹出血を起こし、植物状態となった。執刀医は、数々の難手術を成功させてきた優秀な脳神経外科医・西園寺正也(遠藤憲一)。両親を亡くした巧を引き取って育てている叔母の岡部貴美子(宮地雅子)・幸一(下村彰宏)夫婦は、手術は成功したと聞かされていたにもかかわらず、巧の意識が戻らないことに強い不審を抱き、病院を起訴する構えだ。手術後、謎の植物状態に陥った少年の身に起こった原因は、術中のミスなのか? それとも何者かによる故意の犯行なのか…?

  • S02E01 失神

    • April 6, 2010
    • Fuji TV

     東城大学医学部付属病院・救命救急センターでは、医師の佐藤伸一(木下隆行)ら救命チームが次々と運び込まれる患者の対応に追われていた。そんな中、空港で突然意識を失ったキャビンアテンダント・杉山沙希(田畑智子)を搬送したいとの連絡が入る。佐藤はすでに満床だと断ろうとするが、センター部長の速水晃一(西島秀俊)は強引に受け入れを決めてしまう。速水の指示で病室の確保に急ぐ救命医の和泉遥(加藤あい)と看護師長の花房美和(白石美帆)。速水が救急患者を決して断らず、院内の状況もお構いなしに受け入れてしまうのはいつものことだった。「いつかウチはパンクする」とこぼす救命医の長谷川崇(戸次重幸)をなだめる佐藤…。

  • S02E02 集団過呼吸

    • April 13, 2010
    • Fuji TV

     ミスコンテストの日本代表を目指してレッスンに励む青木恵理(藤井美菜)が過呼吸で倒れた。救急センターに担ぎ込まれて症状は落ち着いたものの、手足に麻痺が残っている様子。  速水(西島秀俊)と田口(伊藤淳史)は検査入院を勧めるが、2週間後に最終予選を控えていた恵理は、レッスンを休めばライバルに差をつけられてしまうと激しく抵抗。 そして再び過呼吸の発作を起こして倒れてしまう。

  • S02E03 人格変貌

    • April 20, 2010
    • Fuji TV

     深夜の繁華街で腹を刺された塚田康史(渡辺哲)が救命救急センターに搬送されてきた。目撃証言によれば、塚田は大声をあげながら若い男に殴りかかり、ナイフで刺されたらしい。警察は酔っぱらい同士のケンカとにらむが、塚田に酒を飲んだ形跡はなく、妻の基子(根本りつ子)もおとなしい性格の夫がケンカなどするわけがないと不審がる。

  • S02E04 心筋梗塞

    • April 27, 2010
    • Fuji TV

     フリージャーナリスト・目黒(嶋田久作)の容態が急変し、救命救急センターの初療室に運び込まれた。妻の光子(広田レオナ)が目黒に離婚を切り出そうとしていた矢先の出来事。速水(西島秀俊)らは懸命に救命処置を行うが、目黒は心停止に陥ってしまう。退院も近いと聞かされていた光子は、回復していたはずの夫の体に何が起こったのかと取り乱す。  急変の原因は心臓の血管の一部が詰まったことによる心筋梗塞だった。一刻も早く血流を再開させ、心臓に血液を送らなければ蘇生の見込みはない。速水は詰まった箇所をカテーテルで拡げる治療を試みようとするが、設備の整ったカテーテル室に空きがない。そこで速水は初療室でカテーテル治療を行うと言い出す。必要な設備もない環境ではリスクが高すぎると佐藤(木下隆行)や長谷川(戸次重幸)らは反対するが、ほかに方法はないと速水に押し切られる。

  • S02E05 劇症型肺炎

    • May 4, 2010
    • Fuji TV

     人気歌手の真山香苗(岩田さゆり)がレコーディング中に倒れた。過密スケジュールをこなす香苗にはここ半年休みがなく、最近は咳や高熱が続くなど体調は悪かったという。だが母親でマネジャーのみどり(森口瑤子)は、1カ月後に全国ツアーを控えた香苗の入院を長引かせるわけにはいかないと速水(西島秀俊)に詰め寄って騒ぎ立て、救命チームの手を焼かせる。  同じ頃、白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)はある高級クラブを訪れていた。店のママは、目黒(嶋田久作)が撮った写真に国会議員の鴨志田一郎(本田博太郎)、メディカル・アソート社の佐々木(堀部圭亮)とともに写っていた斎藤彩子(麻生祐未)。白鳥は2人との関係について探りを入れるが彩子は取り合わず、白鳥と田口をけんもほろろに追い出してしまう。  翌日、香苗が若年層に多いマイコプラズマ病原体が原因の軽い肺炎を起こしていたとわかった。長谷川(戸次重幸)らはマクロライド抗生剤の投与による治療を開始する。速水は、香苗の退院の時期をしつこく聞き回っては病院スタッフを困らせているみどりへの対応を田口に指示。症状が軽いため入院は長引かないと田口が説明すると、みどりは「早くそう言ってよ」とそそくさと去っていく。

  • S02E06 後遺症

    • May 11, 2010
    • Fuji TV

     メディカル・アソート社が大規模な医療施設“MAH”の建設を計画していると知った白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)。計画書にはセンター長として速水(西島秀俊)が名を連ねていた。田口は、速水が心血を注ぐ東城医大の救命救急センターを捨ててほかに移るはずがないと信じられない様子。そこで白鳥は、本人に真相を確かめようと田口を連れて速水の部屋に乗り込む。  部屋では速水と佐々木(堀部圭亮)が密談中だった。白鳥はメディカル・アソート社に浮上している疑惑を佐々木にぶつける。医療機器の認可を早めるために賄賂をばらまき、臨床データの改ざんまで行っているのではないかと詰め寄る白鳥を、佐々木は「根も葉もない噂」と一蹴。一方、速水はMAHのセンター長に就任するつもりだとあっさり認め、田口を驚かせる。  そんな折、自宅の階段から落ちて意識を失った女性・山崎智子(大路恵美)が救命救急センターに運ばれてきた。付き添ってきた車いすの少年は、息子の健人(桜田通)だった。健人が速水に直接電話をかけ、搬送を依頼してきたという。異例のことに病院スタッフは智子が速水の恋人ではないかと詮索。2人の関係に気を揉む和泉(加藤あい)に、健人は速水が「命の恩人」だと話す。  5年前、健人は事故で瀕死の重傷を負ったが、速水の処置で命を救われたというのだ。ホッとした和泉は、健人のようなケガから回復した患者の元気な姿を見るとうれしいと告げる。これにほほえみを返した健人だが、和泉が去った後に笑みが消え、「僕のどこが元気そうにみえるんだろう」とつぶやくのを田口が聞いてしまう。

  • S02E07 中毒

    • May 18, 2010
    • Fuji TV

     勅使河原聖也という源氏名でホストクラブに勤める鈴木浩(八神蓮)が接客中に意識を失った。血中アルコール濃度が高かったことから、和泉(加藤あい)らは急性アルコール中毒と診断。だが、聖也に付き添ってきた客の下村理沙子(末永遥)は、酔い潰れるほど酒は飲んでいなかったはずだと不審がる。  同じ頃、東城医大に糖尿病で通院中の老人・寺内昭三(でんでん)が搬送されてきた。昭三は腰痛を訴えていたが、自分の足で歩けるほど元気な様子。どうやら、病院に向かうタクシー代わりに救急車を呼びつけたらしい。ICUに入院させろと騒ぎ立てる寺内。田口(伊藤淳史)が断ろうとすると、怒り出した寺内は鴨志田(本田博太郎)と自分の関係をちらつかせ、「先生に頼んだらお前なんか一発でクビだ」と言い放つ。  内科の担当医から寺内の扱いに注意しろと警告を受けた田口は、腑に落ちないながらもICUで寺内の面倒を見ることに。このことを田口から聞かされた白鳥(仲村トオル)は、寺内と鴨志田の関係に興味を抱く。  そんなとき、事務長の三船大介(利重剛)が白鳥に、速水(西島秀俊)の不正を暴く証拠は見つかったのかと声をかけてきた。速水の排除を目論む三船は、応急処置や短期入院では対応できない心筋梗塞などの重篤な患者を扱う“三次救急”を廃止するつもりだと断言。あらゆる患者を受け入れ、検査や薬品に莫大な金を使う速水のやり方では赤字がかさむばかりで、このままでは東城医大の経営が破綻しかねないと速水を疎ましく思っていたのだ。  翌日、佐藤(木下隆行)はこのところ頻繁に速水を訪ねてくる佐々木(

  • S02E08 宣告

    • May 25, 2010
    • Fuji TV

     田口(伊藤淳史)の提案で倫理委員会が招集され、ついに速水(西島秀俊)の収賄疑惑が追及されることに。和泉(加藤あい)は怪文書を書いたのは自分だったことを田口に告白。誰にも見せずに処分したはずの怪文書が、なぜ三船(利重剛)に渡っていたのかわからないと慌てふためき、委員会で速水を守って欲しいと田口に頼み込む。  そんな折、腰痛でICUに入院している寺内(でんでん)が末期ガンに冒されていたことが判明。娘の坂崎裕美子(渋谷琴乃)が病院に駆けつけるが、寺内は金の無心に来たと決めつけて罵倒し、面会を拒む。裕美子は7年前、寺内に結婚を反対されて家出して以来、寺内とは絶縁状態。5歳になる息子が生まれていたことすら知らせていないと聞いた田口は、寺内と孫を引き合わせようと病室へ。初めて孫の顔を見た寺内は、裕美子の面会を受け入れる。  倫理委員会では田口、白鳥(仲村トオル)、三船や心臓血管外科の黒崎教授(榎木孝明)ら東城医大のそうそうたる面々が会議室に顔をそろえた。患者の治療を優先し、定刻に遅れて現れた速水と佐藤(木下隆行)に黒崎はぶ然とし、ルールを守らない男だと非難。そんな中、高階病院長(林隆三)の不在を知り「あの人がいないんじゃ、話にならない」と言い放つ速水を、田口が説得。  ようやく委員会が始まった。議長である田口は三船に送られた怪文書と、救命救急センターでのメディカル・アソート社のカテーテル使用頻度を示した資料をもとに、怪文書に書かれていた不正は事実なのかと速水を追及。すると速水は賄賂を受け取っていたことを平然と認め、一同を騒然と

  • S02E09 医療ミス

    • June 1, 2010
    • Fuji TV

     病棟の廊下で倒れていた寺内(でんでん)の呼吸はすでに停止していた。佐藤(木下隆行)は手を貸そうとする速水(西島秀俊)を遮り、和泉(加藤あい)、長谷川(戸次重幸)ら救命チームのメンバーだけで蘇生させようとする。しかし、懸命な救命処置も空しく、寺内は息を引き取ってしまう。  白鳥(仲村トオル)は寺内の死因に疑問を呈する。末期ガンとはいえ、数時間前まではしっかりと意識もあった寺内の病状が、これほど急激に悪化することは考えられない、と。そんな中、田口(伊藤淳史)が点滴装置に異常を発見。短時間で大量に注入すれば呼吸停止の危険もある鎮痛剤が、規定の10倍もの量で投与されるよう設定されていたのだ。「このチームの誰かが注入量を間違った。寺内さんの死因は医療ミスの可能性がある!」と指摘する白鳥の言葉にショックを受ける一同。

  • S02E10 病巣

    • June 8, 2010
    • Fuji TV

    寺内(でんでん)の死因は医療ミスではなく、事故に見せかけて殺されていたことが発覚。警察による捜査が始まった。白鳥(仲村トオル)は、所轄の武田刑事(山中崇)が顔見知りだったことから捜査に介入。殺害方法から医学の知識がある者の犯行と推理し、東城医大の内部の人間に疑惑を向ける。  犯人が凶行におよんだと思われる時間帯は、弥生(浅見れいな)が寺内から目を離した18時過ぎから、倒れている寺内が発見された19時までの1時間。武田は救命チームに事情聴取を行い、その間のアリバイを調べる。佐藤(木下隆行)、和泉(加藤あい)と研修医らは初療室にいたことを互いに証言。しかし、長谷川(戸次重幸)を目撃したという者は誰もいなかった。  そんな中、速水(西島秀俊)は花房(白石美帆)と一緒にいたと話すが、それを証明する手立てがない。救命センターのスタッフに次々と疑いを向け、追及しようとする白鳥。バチスタ事件の再来を予感させる状況に、田口(伊藤淳史)は「救命チームを疑って、真相を解明していくことが仲間を守ることになる」と疑惑解明へ意欲をみせる。そんな田口に白鳥は、病院の外部にも怪しい人物はいると告げる。白鳥は事件当時、救命センターを訪れていた佐々木(堀部圭亮)の姿を目撃していたのだ。  寺内は、鴨志田(本田博太郎)の秘密を白鳥と田口に明かそうとした矢先に殺害された。鴨志田と繋がりのある佐々木が事件に関する重要な事実を知っている可能性は高い。さっそく田口は佐々木に話を聞こうとするが、出張中で連絡がとれない。事件が発覚したタイミングで姿をくらました佐々

  • S02E11 記憶喪失

    • June 15, 2010
    • Fuji TV

    意識不明の状態で発見され、東城医大に運び込まれた速水(西島秀俊)と佐々木(堀部圭亮)に騒然となる救命チーム。まもなく速水は意識を取り戻したが、佐々木はナイフで胸を刺される致命傷を負い、すでに死亡していた。2人に何があったのかを聞き出そうと速水を問い詰める白鳥(仲村トオル)。速水は、佐々木から寺内(でんでん)に大量の鎮痛剤を投与したと告白されたことを明かしたが、それ以外のことは何も覚えていないという。  その夜、速水は佐々木からナイフを奪ったことを思い出し、「佐々木を殺したのは俺かもしれない」とつぶやく。田口(伊藤淳史)らは衝撃を受けるが、その直後、速水はけいれんを起こして再び意識を失った。そんな折、ビルから落下した看板の下敷きになり、頭部を打撲した女性が救命救急センターに搬送されてきた。その患者は、鴨志田(本田博太郎)や佐々木が通っていたクラブのママ・彩子(麻生祐未)だった。  佐藤(木下隆行)や和泉(加藤あい)、長谷川(戸次重幸)ら救命チームは速水の異常に気を揉んでいた。発熱や頻脈が続き、けいれんまで起こす速水の症状は、単なる過労によるものとは思えない。そのうえ、速水の口から佐々木の殺害をほのめかすような言葉が飛び出したことに激しく動揺していた。  そんな一同に白鳥は、速水が佐々木、さらに寺内まで殺害した可能性があると告げる。寺内と佐々木はメディカル・アソート社の療養施設の予定地が土壌汚染された危険な土地だったという秘密を知っていた。療養施設の建設にこだわっていた速水が自らの目的を遂げるため、秘密を守ろうと2人

  • S02E12 危篤

    • June 22, 2010
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    血を吐いて倒れた速水(西島秀俊)は心不全に陥っていた。佐藤(木下隆行)ら救命チームは心筋梗塞とみてその原因を探るが、心臓の血管に異常はなく、心筋の炎症によって心機能が急激に低下していることが判明。速水の悪性リンパ腫が、脳だけではなく心臓までむしばみ始めているとすれば、心不全の進行は止めようがなく、絶望する佐藤ら救命チームのメンバー。  一方、佐々木(堀部圭亮)が殺された事件の真相を追う白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)は、自分が犯人だと主張する速水の証言に不審を抱いていた。速水がかばおうとする人物の犯行だとにらむ白鳥は、花房(白石美帆)に疑惑を。だが田口は、花房が倒れている速水を見捨てて現場を立ち去るはずはないと反論。2人は、速水の嘘を検証しようと犯行現場の城東デパート跡地に向かい事件現場を調べると、そこで意外な事実を知る。  翌日、白鳥と田口は花房を連れて再び現場へ。佐々木が殺された夜、ここで速水が花房の姿を見たと話していると嘘をついてかまをかけると、花房は激しく動揺。やはり花房は、現場で速水が倒れていたことを知らなかったのだ。さらに白鳥は、実は花房が真犯人で、病状の重い速水がその罪を着たまま亡くなってしまえば好都合だと考えているのではないかと追及。すると花房は激怒し、「速水先生を守りたかった」と事件の夜、現場にいた理由を打ち明ける。

Season 3 - チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸

  • SPECIAL 0x2 チーム・バチスタSP2011 〜さらばジェネラル!天才救命医は愛する人を救えるか〜

    • January 2, 2011
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    心療内科医(伊藤淳史)と厚生労働省の役人(仲村トオル)が調査に乗り出す。脚本・後藤法子、演出・今井和久。 東城医大病院の救命医・速水(西島秀俊)宛てに「明日の昼過ぎ、集中治療室(ICU)の患者が急変して死ぬ」という黒い封筒に入った怪文書が届く。心療内科医の田口(伊藤)は不安を覚えるが、速水はいたずらだと言って取り合わない。厚生労働省の役人・白鳥(仲村)も怪文書の存在を知り、差出人が速水を恨む人物か、医大に速水を引き留めたいと願う病院内のスタッフではないかと考える。そして翌日、怪文書の予告通り、骨折でICUに入院していた患者が細菌感染による敗血症を起こし、容体が急変する。そんな中、看護師長の花房(白石美帆)が速水の部屋に不審なものが置かれていたと1通の封筒を見せる。それは、前に届いたものと同じ黒い封筒だった。

  • S03E01 心不全トリックの謎

    • July 12, 2011
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    ある朝、東城医大病院心療内科の特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)は、路上のゴミ置き場で男性の遺体を発見。刑事の玉村誠(中村靖日)とともに現場に駆けつけた警察の嘱託医は、路上生活者とも見える男性の服装から事件性のない“衰弱死”と断定した。  だが前夜、現場で不審な男たちを目撃していた田口は、CTやMRIで撮影して遺体を傷つけずに死因を調べるAi(死亡時画像診断)での検死を提案。まもなく、東城医大のCT室で検査された遺体から不審な点が見つかり、法医学教室の准教授・笹井スミレ(小西真奈美)が司法解剖を行うことになった。その結果、男性は“溺死”と判明。何者かが別の場所で溺死させ、路上に遺棄した殺人事件である可能性が浮上する。  同じ頃、厚生労働省では、白鳥圭輔(仲村トオル)が警察庁情報統括室の室長・斑鳩芳正(高橋克典)、法医学の教授らを前に、東城医大に初の「Aiセンター」を設立する計画を報告していた。白鳥は、死因不明で発見される遺体がほとんど司法解剖されず、死因や事件性の有無が慎重に究明されないまま“心不全”として処理されていると指摘。死因のわからない全ての遺体にAiを行うセンターの必要性を説く。  ところが、斑鳩と教授らは猛烈に反発。Aiで死因が特定されるようになれば、法医学の解剖は存在意義をなくし、警察の捜査も威信を失うのだ。さらに、白鳥がセンター設立のために東城医大放射線科の准教授として招いたAiの第一人者・島津吾郎(安田顕)が「警察が見過ごしてきた犯罪を、我々医療の技術で明るみにしてやれる」と斑鳩を挑発。その傲慢な態度に斑鳩は

  • S03E02 Aiが見逃した殺意

    • July 19, 2011
    • Fuji TV

    東城医大放射線科のMRI室で、導入したばかりの最新MRIの調整を行っていた友野(矢柴俊博)が遺体となって見つかった。第一発見者の島津(安田顕)によれば、見つけたときにはすでに死後硬直が始まっていたという。白鳥(仲村トオル)は殺人事件の可能性があると考え、警察に通報。ところが、刑事の玉村(中村靖日)とともに駆けつけた検視官は事件性のない心不全と診断する。  この鑑定に田口(伊藤淳史)と白鳥は異議を唱える。徹夜の作業にも耐えられるほど元気だった友野が突然死するとは考えにくい。そしてなにより、新設されるAiセンターには不可欠な最新MRIを調整できる数少ないエンジニアの友野が、調整完了を目前に亡くなったことに白鳥は不審を覚えていた。2人は事件性があると強く訴え、司法解剖で死因を究明するよう主張する。  だが、2人の訴えは聞き入れられず、解剖は却下された。検視官は死亡推定時刻を昨夜9時前後と判断。1日も早くAiセンターを稼働させたい島津に作業を急かされ、徹夜が続いていたことから過労死の疑いをほのめかす。友野の上司から責められた島津はAiによる死因究明を主張。捜査を打ち切るという玉村に「ここからは医師の出番」と挑発的に言い放ち、遺体をCT室に運ぶ。  田口、白鳥が立ち会う中、島津によるCT検査が始まった。そこに、まるで偵察するかのように北山(尾美としのり)と宇佐見(福士誠治)も現れる。「遺体が焼かれたら、二度と情報は得られない」と全身くまなく画像を撮る島津。ところが、不審な点は見つからず、過労死によくある脳出血も見られなかった。白鳥は再び解剖を提案する

  • S03E03 偽りの死亡時刻

    • July 26, 2011
    • Fuji TV

    MRI室で謎の死を遂げた友野(矢柴俊博)の死亡推定時刻の3時間後に、友野の名でパソコンにログインした人物がいたことを突き止めた田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)。まもなく、白鳥はログインしたのが友野自身だったことに気づく。パソコンには高度な技術を要するMRIの磁場調整を行った記録が残っており、その作業ができる人物は友野以外にはいないのだ。  白鳥は友野が死亡推定時刻にはまだ生きていたと推測。検視官が何らかの理由で鑑定を誤ったのではないかと田口に告げる。そして翌日、病院にやって来た宇佐見(福士誠治)に2人はこのことを報告。さらに笹井(小西真奈美)を訪ね、検視官が死亡推定時刻の鑑定を間違えるケースがあるとすれば、どのような理由からなのかを聞き出そうとする。  そのとき、笹井は警察から依頼された遺体の司法解剖を行っていた。遺体は殺害された可能性があったが、解剖で一酸化炭素中毒による事故死と判明。笹井はこの遺体のようなガス中毒死の場合、Aiで画像を見ただけでは死因は診断できないと白鳥に断言する。そして、この言葉をヒントに白鳥にある推測が浮かぶ。友野の死因もガス中毒で、島津(安田顕)がAiで異常を見つけることができなかったのではないか…?  白鳥は田口を連れ、遺体発見現場のMRI室へ。田口は宇佐見を同行させようとするが、白鳥はその必要はないと追い返してしまう。白鳥は警察に情報が伝わることを警戒していたのだ。友野を殺害した犯人が院内にいたとすれば、警察のAi潰しの格好の標的になるという白鳥の言葉に、田口は白鳥が身近な人物を疑っていると知る。

  • S03E04 2人目の不審死

    • August 2, 2011
    • Fuji TV

    友野(矢柴俊博)が謎の死を遂げた夜、斑鳩(高橋克典)が東城医大を訪れ、笹井(小西真奈美)と密かに会っていた。この事実を知った白鳥(仲村トオル)は、警察庁に押しかけて斑鳩を追及。だが、斑鳩は悠然と笑みを浮かべてしらを切り、Aiの推進に躍起になる白鳥に何か裏の思惑があるのではないかと意味深なことを告げて挑発する。  一方、Aiセンターには新たな遺体の鑑定依頼が舞い込んでいた。死亡したのは杉山和夫(竹内宣二)という60歳の男性。東桜宮病院で前立腺がんの手術を受けた翌日、脳梗塞を起こして急死したという。だが、遺族は手術に問題があったのではないかと疑い、司法解剖を要請。医療過誤の疑惑を晴らしたいと、院長の中野貴弘(菅原大吉)が死後に撮ったCT画像の鑑定を島津(安田顕)に依頼してきたのだ。  島津は全身のCT画像をくまなく調べるが、手術にミスのあった痕跡は見当たらず、死因は病院側の主張する脳梗塞に間違いないと診断。田口(伊藤淳史)と島津は遺族にそのことを告げるが納得してもらえず、院長と組んで医療ミスを隠しているのではないかとあらぬ疑いまでかけられてしまう。  遺族に詰め寄られ、困り果てる田口らの前に白鳥が現れた。白鳥は「まだ調べる方法は残っている」と解剖で遺体を徹底的に調べることを遺族に提案。呆気にとられる田口らをよそに笹井に解剖を依頼する。Aiですでに診断結果が出ているにも関わらず、強引に解剖をさせようとする白鳥の意図がわからず戸惑う田口…。  この後、笹井と田口に解剖を託して病院を出た白鳥が向かったのは、杉山が亡くなった東桜宮病院だった。

  • S03E05 20年目の復讐

    • August 9, 2011
    • Fuji TV

    東城医大のMRI室で、左目を撃たれて殺害された北山(尾美としのり)の遺体が発見され、そばに拳銃を手にした島津(安田顕)が倒れていた。第一発見者の宇佐見(福士誠治)は、現場で発砲してきた島津を取り押さえるために気絶させたと証言。北山から賄賂疑惑を追及され、逆上した島津の犯行に違いないと断言する。  友野(矢柴俊博)に続き、Aiセンターにかかわる者がまたMRI室で殺されたことにショックを受ける田口(伊藤淳史)。白鳥(仲村トオル)は、収賄の事実を握りつぶそうとした島津が、秘密を知った友野と北山を殺害した連続殺人の可能性があると告げ、田口をがく然とさせる。医師が院内で連続殺人を起こしたとすれば、東城医大の信頼は失墜し、存続の危機に陥ってしまう…。  そんな折、司法解剖のために運び出された北山の遺体が東城医大に戻ってきた。斑鳩(高橋克典)が笹井(小西真奈美)に解剖を担当させるよう宇佐見に命じたのだ。斑鳩が笹井と手を組んで何かを隠そうとしているとにらんだ白鳥は、解剖前の遺体を密かに運び出してAiを決行。頭部の画像には脳幹部を完全に破壊している銃弾が写り、これが直接の死因になったことは明らかだったが、島津の容疑を晴らすものは見つからなかった。落胆する田口に、白鳥はいずれこの画像が真相を明らかにしてくれるかもしれないと意味ありげにつぶやく。  翌朝、警察庁には斑鳩に激しく詰め寄る宇佐見の姿があった。北山が殺された事件をどのマスコミも報道していないのだ。事件を明るみにし、Aiセンターを潰してやると息巻いていた宇佐見は出鼻をくじかれていた。斑鳩

  • S03E06 完全犯罪のメロディー

    • August 16, 2011
    • Fuji TV

    父親の墓参りに来ていた笹井(小西真奈美)の前に斑鳩(高橋克典)が現れた。斑鳩は解剖した北山(尾美としのり)の遺体に不審な点はなかったかと尋ねるが、笹井は何かを隠すように異常はなかったと口をつぐむ。  この後、田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は、墓地から東城医大に戻って来た笹井と斑鳩に出くわす。白鳥は笹井が解剖中に何かを見つけたかのように一瞬手を止めたことを追及。斑鳩もまたその瞬間を目にし、笹井が見つけたものを聞き出そうとしていたのだ。  さらに白鳥は、20年前の事件で父親を自殺に追い込んだ北山を殺す動機が笹井にはあったと指摘。笹井への疑惑をほのめかし、真犯人にとって不利益になる証拠を解剖中に見つけたのではないかと揺さぶりをかける。笹井は否定するが、島津(安田顕)が北山を撃つところを誰も見ていないと白鳥に聞かされて絶句。このままでは20年前と同じ冤罪を生むことになるという田口の言葉に動揺を見せる。  斑鳩が田口と白鳥に与えた島津逮捕までの猶予はあと2日。島津の容疑を晴らそうと、録音していた事件発生時の音声を聞き直した田口と白鳥は不審なことに気づく。常にクラシックがかかっていたMRI室から事件当時に流れていたのはモーツァルトの曲。だが、ここにCDを持ち込んだ友野(矢柴俊博)は大のモーツァルト嫌いで、モーツァルトのCDなどあるはずがないのだ。  2人はMRI室のCDを調べるが、やはりモーツァルトは1枚もなかった。白鳥はCDを持ち込んだのは犯人だと推理する。犯人がモーツァルトの曲と一緒に銃声を録音したCDをかけ、そのとき北山が撃たれたと田口ら

  • S03E07 真犯人

    • August 23, 2011
    • Fuji TV

    斑鳩(高橋克典)に与えられた島津(安田顕)逮捕までの猶予はあと1日。北山(尾美としのり)を殺害した銃弾が、拳銃から発射されたものではないことを突き止めた田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は桜宮署へ。玉村(中村靖日)に頼み込み、島津が犯行に使ったとされる拳銃と弾丸を調べる。  拳銃は中国製のトカレフだった。同じく中国製の弾丸を見た白鳥はある重要なことに気づく。さらに白鳥は、斑鳩から拳銃と銃弾を急いで警察庁に届けるよう依頼があったことを知り、「大事な証拠の品をまだ向こうに渡したくない」と引き渡しを遅らせるよう玉村に頼む。  田口と白鳥が東城医大に戻ると、最新の縦型MRIを見学に来た大学教授がMRI室を訪れていた。田口は教授が撮った脳の画像が、以前、友野(矢柴俊博)に撮ってもらった自分の画像より不鮮明なことに気づき、ふと不審を抱く。  一方、白鳥はMRI室に転がっていたあるものに着目。これを使い、MRI室でしかあり得ない殺害方法で北山が殺されたこと、その方法は1人では実行できず、犯人に協力した共犯者がいたことに気づくが、それを証明する手立てがない。田口と白鳥に残された時間はあと14時間。白鳥は「一か八か勝負に出てみよう」と真相を確かめる“賭け”を田口に提案する。  その頃、警察庁では軟禁状態で取り調べを受けていた島津がいら立ちを募らせていた。斑鳩が逮捕は明日だと告げると、島津は急に笑い出し、「俺の無実を証明する切り札がある」と挑発的に言い放ち…。  この後、北山の葬儀で宇佐見(福士誠治)と会った斑鳩は、ようやく島津がもらした証言が事

  • S03E08 貫通

    • August 30, 2011
    • Fuji TV

    北山(尾美としのり)の死が覚悟の自殺で、島津(安田顕)を陥れようと仕組まれたものだったことを暴かれた宇佐見(福士誠治)は田口(伊藤淳史)を撃って逃走。肩に銃弾を受け、多量の出血で意識を失った田口は救急救命センターに運び込まれた。白鳥は慌て、救急救命医の佐藤(木下隆行)と和泉(加藤あい)に「死なせるなよ! 絶対に助けてくれ、頼む!」と訴える。  田口は奇跡的に一命を取りとめ、翌朝、意識を取り戻した。田口を見舞った白鳥は、銃弾が肩を貫通していたことを佐藤から聞き、北山の事件に残されたある謎に気づく。  一方、斑鳩(高橋克典)は部下に命じて逃亡した宇佐見を探すが、行方は一向につかめない。銃を所持している宇佐見は危険だという部下に、「最悪の場合は…射殺もやむを得ない」と冷酷に告げる斑鳩…。  この後、斑鳩はようやく開放されることになった島津を東城医大に送り届ける。島津は「警察が無実の人間に頭を下げる日」と、今日が20年前の冤罪事件の再審判決が出る日であることを斑鳩に告げると、「俺にも頭を下げろ」と謝罪を要求。島津のただならぬ気迫から、斑鳩の脳裏にある疑惑が浮かぶ。  まもなく、20年前の事件の判決が出た。犯人として逮捕された松崎行雄(六平直政)は“無罪”。冤罪であることを司法が認め、窮地に陥った警察は記者会見を開く。もはや謝罪は避けられない斑鳩の言動を、田口らは固唾を呑んで見守るが、そのしたたかな対応にあ然となる。  斑鳩はこれまでひた隠しにしてきた北山の自殺を発表したのだった。事件の捜査責任者だった北山が、誤ったDNA鑑定

  • S03E09 20年目の再犯

    • September 6, 2011
    • Fuji TV

    桜宮市内の川原で女子高生・三谷優花(戸井智恵美)の遺体が発見された。ところが目立った外傷が見当たらず、嘱託医の検視では死因が判明しない。そこで所轄の玉村(中村靖日)は再始動したAiセンターに鑑定を依頼する。  仕事に復帰したばかりの島津(安田顕)は意気込んでAiに臨み、CT画像から頭皮下血腫と肋骨骨折を発見。だが、事故か事件かを特定する死因を見つけることはできなかった。  そこで田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は笹井(小西真奈美)に解剖を依頼。ところが「しばらくAiセンターと距離を置きたい」と断られ、代わって教授の山岡(市川勇)が解剖を担当することになった。山岡は優花が意識を失った後、一度停止した心臓を何者かが再鼓動させた痕跡を発見するが、遺体の第一発見者が心臓マッサージを行ったと聞いて事件の可能性を否定する。  結局、解剖でもくわしい死因はわからず、山岡は事件性のない“心不全”と診断。若い女性でも稀に見られる、不整脈による突然死と断定した。この結果を須賀(市川知宏)から知らされた笹井は、遺体の状況からある疑念を抱き、解剖所見を熱心に調べ始める。  その夜、田口は島津に誘われて松崎(六平直政)のアパートを訪ねていた。誤認逮捕から20年ぶりに和解した息子の訪問を喜ぶ松崎と、ふいに咳き込む父親の体調を気遣う島津。互いを思いやる仲睦まじい父子の姿を田口は感慨深げに見つめる。  同じ頃、東城医大の解剖室では、笹井が密かに優花の遺体の再解剖を行っていた。山岡の解剖では発見されず、確認されなかったあることを自分の目で確かめようと

  • S03E10 点と線

    • September 13, 2011
    • Fuji TV

    女子高生の優花(戸井智恵美)を殺害した容疑をかけられ、20年前の事件の無実も覆されようとしていた松崎(六平直政)が遺体で発見された。持病の肝不全によると断定された死因に納得できない島津(安田顕)は遺体のAi鑑定を強行。だが、事件性を示す不審な点を見つけることができない。落胆する島津に田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は、松崎に快楽殺人の疑いが浮上していることを打ち明けられずにいた。  そんな折、島津は自宅の留守番電話に残された松崎のメッセージに気づく。松崎は20年前の取り調べで警察に握りつぶされた証言を島津に伝えようとしていたが、真犯人の名前を言い出そうとした矢先、何者かが家を訪ねてきた気配に松崎は電話を切り、その直後に突然死していたのだ。  死の直前、松崎に接触した者がいた。疑惑を深めた島津は笹井(小西真奈美)に解剖を依頼。その結果、首に不審な注射痕が見つかる。痛みや倦怠感を訴える患者が首にブロック注射を打つことはあるが、松崎のような肝不全では出血傾向が強く、医師がブロック注射を選択することはまずない。だとすれば、松崎は何者かに薬物を打たれて殺されたのではないか…?  田口は殺人の可能性があることを警察に連絡。科捜研が薬物の特定に着手し、松崎の死は一転、殺人事件として捜査が進められることに。部下から報告を受けた斑鳩(高橋克典)は、何かを案じるかのように厳しい表情を浮かべ…。そんな中、白鳥はここ20年間に起こった未解決殺人事件の情報を調べ、3年前の事件に着目する。  翌日、白鳥は田口を誘ってとある河川敷へ。そこは、3年前

  • S03E11 さよならバチスタコンビ! 殺人迷宮からの救出

    • September 20, 2011
    • Fuji TV

    笹井(小西真奈美)が宇佐見(福士誠治)に連れ去られたことを知り、騒然となる田口(伊藤淳史)ら。そんな中、法医学教室に笹井から電話が入った。笹井は20年前の真相を自分の手で明らかにするため、自ら望んで宇佐見と行動を共にしていると田口に打ち明け、電話を切ってしまう。  一方、白鳥(仲村トオル)は真犯人の手がかりを見つけ出そうと、殺された松崎(六平直政)のアパートへ。すると、島津(安田顕)から「斑鳩(高橋克典)には気をつけた方がいい。宇佐見なんて男よりずっと危険かもしれない」と忠告される。  まもなく、田口のもとに笹井から連絡があったことを聞きつけた斑鳩が現れた。宇佐見の身柄を確保するため、これまで警察がひた隠しにしてきた田口への発砲事件をあえて公表し、殺人未遂の容疑で逮捕状を出したと話す斑鳩。不信感を抱いた田口は、過去の女子高生殺害事件を見逃したのは、斑鳩こそが“犯人”だったからで、その罪を宇佐見に被せて抹殺しようとしているのではないか? と問いただすが、斑鳩にはぐらかされてしまう。  発砲事件が公表されたことでマスコミが押しかけ、騒然となる東城医大。斑鳩は警察庁に戻る途中の車内で、ある男から電話を受ける。「宇佐見はまずい。余計なことをしゃべられたら我々にまで責任が及ぶ」と暗に宇佐見の抹殺を望むかのようなことを告げる男。その言葉を黙って聞いていた斑鳩は「またご報告します」と電話を切り…。  その頃、笹井と宇佐見は雑居ビルの一室に身を潜め、一連の女子高生殺しの捜査データを調べていた。そんな中、斑鳩が10年前の事件に検死官

Season 4 - チームバチスタ4 螺鈿迷宮

  • S04E01 消えた医師

    • January 7, 2014
    • Fuji TV

    東城医大病院心療内科の特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)は、ある日、病院長の高階権太(林隆三)の命を受け、地方の総合病院「碧翠院」へ派遣される。 碧翠院では、回復の見込みがない患者の痛みを緩和し、積極的延命治療よりQOL(生活の質)を高めることを尊重する“終末期医療”に取り組んでおり、院長の桜宮巌雄(柳葉敏郎)は周辺の死因不明遺体の検死を一手に引き受ける警察医も兼務。患者たちからの信頼も厚く、碧翠院は町の人にとって、なくてはならない病院となっていた。 田口を出迎えたのは、巌雄の長女で緩和ケア医でもある桜宮小百合(水野美紀)と、次女で産婦人科医の桜宮すみれ(栗山千明)。さらに、そこにはなぜか、皮膚科医・白鳥圭輔(仲村トオル)の姿もあった。 ある思惑を抱いて病院に潜入していた白鳥は、院内で、久しぶりに碧翠院を訪れたという放射線科医の立花善次(宅間孝行)に声をかけられる。これから桜宮一族に会いに行くという立花は、「この病院で行われていることは重罪だ」と告げ、2人は後ほど会う約束を交わす。しかし、時間になっても立花は現れず、不思議に思った白鳥が勤務先の長野の病院を訪ねると、立花は数日前から失踪していた。そして、碧翠院に戻った白鳥が巌雄にその事実を告げた次の瞬間、遠くで爆発音が響く。 町では、工場でガス漏れによる爆発事故が発生。現場に駆け付けた巌雄は、設備が整っていない碧翠院では重傷患者の手術ができないと悔しさをにじませる。するとそこへ、白鳥が呼んだドクターヘリが到着。中から降りてきたのは、白鳥の同期で“ジェネラル・ルージ

  • S04E02 院長一族の過去

    • January 14, 2014
    • Fuji TV

    田口(伊藤淳史)は、碧翠院に「螺鈿の部屋」という、死が迫った患者のみ入れる特別な部屋があることを入院患者たちから聞き出す。巌雄(柳葉敏郎)が家族ぐるみで、その部屋に失踪した立花(宅間孝行)を隠しているのではと考えた白鳥(仲村トオル)は、小百合(水野美紀)に疑心を突き付けて鍵を開けさせ、部屋の中へ。するとそこには、黙々と螺鈿細工を作る小百合の母・華緒(相築あきこ)の姿があった。 やがて、部屋を出た白鳥の携帯電話に一通のメールが届く。差出人は“タチバナ”と名乗る人物。メールには、太股と手のCT画像が添付されており、東城医大放射線科の島津(安田顕)に見てもらうと、画像はおそらく死後に撮影されたもので、男性の可能性が高いという。はたして失踪中の立花からのメールか、それとも誰かが立花になりすまして送ってきているのか…? その頃、碧翠院では入院患者のトク(佐々木すみ江)の容体が悪化。トクは苦しみに耐えながらも、立花と小百合が会っていたのを目撃したことは秘密にすると小百合に告げる。一方、白鳥は長野に出向き、立花の自宅で古い写真を発見。そこには、立花と小百合、すみれ(栗山千明)のほかに、見知らぬ少年が写っていて――。

  • S04E03 CT画像は語る

    • January 21, 2014
    • Fuji TV

    白鳥(仲村トオル)が、再び送られてきたCT画像を島津(安田顕)に見せると、画像の撮影者が専門家ではない“素人”だと判明。さらに、島津から遺体の推定年齢と骨格の特徴を聞いた白鳥は、心当たりで表情を曇らせ、撮影された場所は碧翠院ではないかと田口(伊藤淳史)に告げる。 一方、碧翠院には、すい臓がんを宣告された25歳の中学校教師・菊池日菜(南沢奈央)が転院してくる。死を間近に感じ、自暴自棄になった日菜は、治療や検査、食事までも一切拒否。そんな日菜に対し、田口は「一緒に頑張っていきましょう」と励ましの言葉をかけるが、かえって日菜を怒らせてしまう。母親をがんで亡くした日菜は、治療に伴う苦しみを十分に知っているため、自分は痛みや苦しみを味わうことなく早く楽に死にたいと考えていたのだ。しかし、消灯後の病室には、おえつを漏らしながら、ひそかに涙する日菜の姿があり…。 その頃、白鳥の元には“タチバナ”から3通目のメールが届く。1通目には太股と手、2通目には胸と腹のバラバラのCT画像。そして、今回添付されていたのは頭部の画像。後頭部に皮下出血があることに気付いた白鳥は、島津にCT画像を転送して死因の特定を急ぐ。そして白鳥は「画像の送り主は、そろそろ明かす気になったみたいだね」と、それが誰の遺体なのか、死因は何なのか、特定に思いをめぐらせ…。

  • S04E04 狙われた厚労省

    • January 28, 2014
    • Fuji TV

    白鳥(仲村トオル)は立花(宅間孝行)の死を確信し、巌雄(柳葉敏郎)を追及するが、巌雄は「さっぱり分からない」と答えるのみ。遺体が見つからない以上、警察は動いてはくれず、完全に行く手を阻まれた白鳥は、碧翠院での立花の目撃者を探すことに。しかし、患者たちから「これ以上、碧翠院を調べ回るのはよしな」と忠告を受ける。そこで、立花のAi画像が碧翠院で撮られたのではと疑う白鳥は、放射線技師の戸山(渡部豪太)に揺さぶりをかける。 一方、碧翠院では、入院患者のうめ(丘みつ子)の誕生日に、本人の希望で生前葬を行うことになる。乗り気ではない田口(伊藤淳史)とすみれ(栗山千明)をよそに、死は特別な恐怖ではないと教えるのも医者の仕事だと前向きな巌雄。生前葬の前日、田口はうめに夫の墓参りを頼まれ出向くと、そこで、うめの隣人だった男性と出会う。 数日後、戸山にこっそり呼び出された白鳥は、立花から自分宛てにメールが届いていたと打ち明けられる。勤務先の長野の病院の医療ミスを告発しようとしていた立花は、その患者を巌雄が解剖すると知り、事前にAi画像を送ってきていたのだった。しかし、巌雄は、画像を処分するよう指示したという。そして、問題の画像は、自分のパソコンに内緒で保存してあると明かし…。

  • S04E05 暴かれた解剖ミス

    • February 4, 2014
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    何者かに殴られたショックで白鳥(仲村トオル)が記憶喪失に!?一方、患者の容体急変ですみれ(栗山千明)が薬の過剰投与を疑われる中、田口(伊藤淳史)は意外な原因があることを見抜き――。 CT室ですみれ(栗山千明)を追い詰めている最中に背後から殴られ、意識を失った白鳥(仲村トオル)。階段の下で倒れているところを救助された白鳥は、自分を殴った人物を探すため、記憶を失くしたふりをすることに。 すみれは、消されたはずのCT画像が白鳥の手に渡っていると知り激しく動揺するが、姉の小百合(水野美紀)があくまで落ち着いていることにも苛立ちを覚えていた。 そんな中、患者の美智(左時枝)の容体が急変。原因は薬の過剰投与で、処方したのはすみれだった。白鳥は、美智が何かの秘密を知っているが故に、すみれが処方ミスと見せかけて美智を殺そうとしたのではと追及するが、すみれはいつになく感情を高ぶらせ否定。 そんなすみれの様子を見た田口(伊藤淳史)は、薬の過剰投与の原因が別にあることを見抜き…。 その頃、入手したCT画像を見ていた白鳥は、画像の、ある箇所に違和感を抱く。ついに巌雄(柳葉敏郎)らを呼び集めた白鳥は、「立花先生が訴えたかった真実が分かった」と切り出し…。

  • S04E06 目撃者、消される

    • February 11, 2014
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    白鳥(仲村トオル)の調査で小百合(水野美紀)の過去が明らかに。8年前、桜宮家で連続して起きた悲劇は偶然か、それとも――!? 一方、天馬(上遠野太洸)は桜宮家の重大な秘密を知り、放射線技師の戸山(渡部豪太)はCT室で驚きの光景を目撃してしまい… 巌雄(柳葉敏郎)に立花(宅間孝行)殺害への関与を否定された白鳥(仲村トオル)は、桜宮一族と立花の関係を調べ始める。そんな中、患者の神岡(神保悟志)が「病院から出せ」と暴れ出す。すると、神岡の体を支えきれずに倒れ込んだ小百合(水野美紀)は、突然何かを思い出したようにおびえ出し、動けなくなってしまう。 田口(伊藤淳史)から、その様子が恋人から暴力を受けた女性の症状に似ていると聞いた白鳥は、小百合が過去に何者かに暴力を振るわれたのではないかと推測し、8年前のある事件にたどりつく。 そして、立花殺害は小百合による復讐のための犯行だとして田口やすみれ(栗山千明)の前で小百合を追及するが…。 その晩、白鳥は小百合の事件と葵(山﨑賢人)の死亡事故が、いずれも8年前に起きていることに気付く。同時期に、桜宮家で悲劇が連続して起こったのは偶然なのか?と違和感を覚える田口と白鳥。一方、天馬(上遠野太洸)は桜宮家の重大な秘密を知り、さらに放射線技師の戸山(渡部豪太)は夜、CT室で驚きの光景を目にして……。

  • S04E07 迷宮に隠された死者

    • February 18, 2014
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    事故・自殺・他殺――!?CT室である人物を目撃した戸山(渡部豪太)が謎の死を遂げた。桜宮一族に疑いの目が向くなか、碧翠院の(建物の)驚くべき構造が明らかに。さらに、戸山が見たはずのCT画像の特徴から、驚きの真実が浮かび上がり…。 放射線技師・戸山(渡部豪太)が遺体で発見され、白鳥(仲村トオル)は「殺人の可能性が高く、碧翠院の関係者は全員容疑者だ」として、碧翠院と利害関係のない東城医大に解剖を依頼。 さらに、田口(伊藤淳史)や刑事の小幡(池内万作)とともに、小百合(水野美紀)の案内で碧翠院の中を詳しく調べ始める。すると、「螺鈿の部屋」の奥にも部屋が設置されていることや、解剖室や桜宮家の住居、病院棟をつなぐ地下通路など、碧翠院は桜宮家の人々が人目につかず敷地内を自由に移動できる構造になっていた。 白鳥は、早速、巌雄(柳葉敏郎)らに戸山殺害時のアリバイを確認するが、どれも偽装できそうなものばかり。しかし、巌雄に恩義を感じる警察は、必要以上の捜査をしようとしない。 そこで白鳥は、亡くなる2日前の夜、戸山がCT室で密かに遺体を撮影している人物の姿を目撃していたことから、その時に撮影された画像を自ら復元。すると、その特徴が、立花(宅間孝行)の遺体を撮影した人間と同じものだと気付く。 やがて、戸山の死因が溺死だと判明するが、同時に睡眠薬も検出され、桜宮一族への疑いはますます強まる。 一方、戸山が亡くなった晩に、天馬(上遠野太洸)とすみれ(栗山千明)が二人で病院を出て行ったことが明らかに。白鳥が、再び病院を抜け出す二人を見つけ、尾行す

  • S04E08 殺人犯は死者!?

    • February 25, 2014
    • Fuji TV

    採取された指紋が過去の事件データと一致!8年前に起きたレイプ事件と、その容疑者が遂げた謎の死、そして葵(山﨑賢人)の事故死―白鳥(仲村トオル)による執念の調査で、碧翠院の周辺で起きた一連の事件がついにつながる!? すみれ(栗山千明)と天馬(上遠野太洸)が何者かと密会していたコテージから、こっそりティーカップを持ち帰った白鳥(仲村トオル)は、刑事の小幡(池内万作)に指紋を調べてほしいと依頼。すると、8年前に起きた連続レイプ事件の容疑者の死亡現場に残されていた指紋と一致する。 小幡によると、容疑者の遺体発見当初、警察は現場の状況から殺人事件と見立てたが、検死を担当した巌雄(柳葉敏郎)が"病死"と判断したため、それ以上の捜査は行われず、残された指紋の持ち主も分からないままだったという。それを聞いた白鳥は、巌雄が何者かをかばって殺人を隠ぺいしたのでは…と推理する。 一方の田口(伊藤淳史)は、事故から8年経った今も、息子・葵(山﨑賢人)の死を受け入れられずにいる華緒(相築あきこ)の様子が気になっていた。 田口から、華緒が葵のことを話すとき、まるで今も生きているかのように話すと聞いた白鳥は、「葵くんは、本当に生きているのかもしれない」と言い出し――。

  • S04E09 地下迷宮トリック

    • March 4, 2014
    • Fuji TV

    「螺鈿の部屋」に入った患者が、皆あまりにも“理想的”に亡くなっていることに違和感を覚えた白鳥(仲村トオル)は、碧翠院で安楽死が行われているのではないかと田口(伊藤淳史)に告げる。にわかには信じがたい田口は、巌雄(柳葉敏郎)のルーツをたどるべく、かつて同じ病棟で働いていた東城医大の藤原(名取裕子)の元を訪ねる。そこで、20年前に外科医として第一線で活躍しながらも過剰な延命治療に反対し、周囲とぶつかっていた巌雄の話を聞く田口。さらに巌雄のかつての上司だった加賀(山本圭)と出会う。 その頃、姿を消した葵(山崎賢人)と華緒(相築あきこ)の行方を追う白鳥は、小幡(池内万作)とともに碧翠院の地下通路を探索していた。すると、解剖室や桜宮家とは別に、ある所につながっている通路を発見。そこには、車椅子が通ったとみられる車輪の跡と、ボタンがひとつ落ちていて――。

  • S04E10 真犯人は私です

    • March 11, 2014
    • Fuji TV

    加賀(山本圭)が「螺鈿の部屋」に入り、田口(伊藤淳史)は安楽死を疑う白鳥(仲村トオル)の指示で看取りに立ち会うことに。しかし、加賀が息を引き取るその瞬間まで、巌雄(柳葉敏郎)や小百合(水野美紀)に不審な点は一切見当たらない。疑惑を拭えず、さらに加賀の遺体を調べようと東城医大から島津(安田顕)を呼ぶ白鳥。しかし、安らかな最期を看取った田口は、そんな白鳥について行けず2人は衝突する。 そんな中、巌雄の携帯電話に華緒(相築あきこ)からの着信が。電話をかけてきたのは葵(山﨑賢人)で、発作を起こした葵が華緒に重傷を負わせたらしい。 小百合やすみれ(栗山千明)は、密かに碧翠院に戻った華緒を懸命に処置するが、その様子を田口に見られてしまう。 ついに葵と向き合う田口と白鳥。しかし、立花殺害、そして戸山殺害の真相は思いもよらないものだった――。

  • S04E11 その医療は正義か、罪か?最大の謎

    • March 18, 2014
    • Fuji TV

    長野の放射線科医・立花(宅間孝行)と碧翠院の放射線技師・戸山(渡部豪太)を殺害した犯人が明らかになる一方で、碧翠院の患者が皆、不自然なほど穏やかな最期を迎えることに違和感を覚えていた田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)。院長の巌雄(柳葉敏郎)が安楽死を行っているのではと疑いを抱き、田口は看取りに立ち会うが、不審な点は何一つ見つからずにいた。 そんな中、亡くなった患者のAi(死亡時画像診断)画像を見ていた白鳥は、ついに「螺鈿の部屋」で行われている看取りの"からくり"に気付く。証拠を突きつけようと、巌雄を探す2人。 だがその頃、「螺鈿の部屋」では既に美智(左時枝)が最期の時を迎えようとしていた。田口と白鳥の動きに気付いた小百合(水野美紀)は、部屋の内側から鍵をかけてしまう――。 はたして、碧翠院で行われている終末期医療の秘密とは?そして、患者の美智から語られる驚きの真相と、桜宮一族の運命は…!?いよいよ、田口と白鳥の最後の謎解きが始まる!