「未解決事件」の第1弾は、3回シリーズ「グリコ・森永事件」です。江崎グリコ社長を誘拐して現金と金塊を要求した犯人は「かい人21面相」を名のり、企業・メディアに脅迫状や挑戦状を送ります。「グリコ・森永事件」の第1回は、NHKの記者の取材メモや警察の内部資料から初めて事件をドラマ化し、事件発生から「キツネ目の男」の登場までを描きます。
ドラマとドキュメンタリーで「グリコ・森永事件」を検証する第2回。ドラマは、読売新聞や毎日新聞のスクープ競争と大阪府警の極秘捜査により、事件が最大の山場を迎えます。しかし、延べ130万人もの捜査員を投入しますが、2000年2月に時効が成立し、「未解決」となります。ドラマに続くドキュメンタリーでは、NHKが取材を続ける中、専門家による脅迫テープの音声分析の結果、新たな犯人像が浮かび上がりました。
ドラマとドキュメンタリーで「グリコ・森永事件」を検証する第3回。この事件の「未解決」を決定づけた3つの「現場」をドキュメンタリーで追います。犯人たちを一網打尽にするチャンスだった3億円受け渡しの現場、「キツネ目の男」に肉迫した電車の中、知られざる犯人たちとの攻防を繰り広げた高速道路の3つの「現場」を、今も自問自答を続ける元捜査員たちの証言を基に検証し、未来へつながる教訓を探ります。
「未解決事件」の第2弾は、化学兵器で無差別テロを引き起こした「オウム真理教」。オウムはなぜ暴走したのか、無差別テロを止められなかったのか、ドキュメンタリーと実録ドラマで迫ります。2011年12月、逃走中の信者が出頭して事件は再び注目され、番組放送後に特別手配の信者2人が逮捕されました。第1回は、極秘テープや元幹部の新証言を基に、教団崩壊までを実録ドラマで描き、教団が暴走した原点を探ります。
なぜ、オウムは暴走したのでしょうか。「オウム真理教」の第2回は、元古参幹部の新証言や死刑囚からの手紙を基に、オウムが凶暴化・武装化する過程と、地下鉄サリン事件の実行、逮捕、そして、特別手配犯の信者が出頭するまでを実録ドラマで描きます。また、ドキュメンタリーでは、700本の極秘テープを分析して、首謀者の麻原彰晃が極秘裏に語った肉声から日本の破壊をもくろむ真の狙いに迫ります。
2つのサリン事件を止めることはできなかったのでしょうか。「オウム真理教」の第3回は、オウムと警察の知られざる攻防をドキュメンタリーで追います。150人以上の捜査関係者の証言から、極秘捜査の存在が明らかになり、警察がひそかに捜査を進め、あと一歩のところまでオウムに迫っていたことが明らかになりました。悲劇を繰り返さないために何ができるのか。17年目の真実に迫ります。
住宅の床下や海中から次々と遺体が見つかった「尼崎殺人死体遺棄事件」。複数の家族が監禁され、暴力や虐待の果てに少なくとも8人が死亡、3人が行方不明となっている。首謀者とされる角田美代子元被告は逮捕後自殺。事件解明に大きな壁が立ちはだかっている。番組では、事件の原点となったある家族の崩壊を徹底検証。なぜ多くのサインがありながら、命を救うことができなかったのか被害者たちの証言からひもとく。
オウム真理教が起こした「地下鉄サリン事件」から20年。日本の中枢を狙った化学兵器による無差別テロは、世界を震かんさせた。麻原彰晃ら13人の死刑が確定したが、今も多くの謎が残されている。なぜオウムは事件を引き起こしたのか? テロを防ぐことはできなかったのか? 警察とオウムの水面下の攻防や、サリン拡散のシミュレーションなどをもとに「3・20」を立体的に再現。未曽有の事件が突きつける課題を見つめる。
田中角栄元総理大臣が逮捕された「ロッキード事件」。米ロッキード社が自社の民間航空機の売り込みをめぐり、日本の政財界に巨額の賄賂をばらまいた前代未聞の疑惑が浮上。金を受け取った政府高官は誰なのか?事件の背後に潜む「昭和の怪物」と言われた黒幕とは?そして21億円もの金の行方は?今回、捜査の最前線にあった東京地検特捜部の“極秘資料”を入手し、知られざるロッキード事件の舞台裏を「実録ドラマ」で描く前編。
民間航空機の売り込みをめぐり、米ロッキード社が日本の政財界に巨額の金をばらまいたとされる事件。金を受け取った政府高官は誰か?時効のタイムリミットが迫る中、ぎりぎりの攻防を続ける東京地検特捜部は、ついに田中角栄元総理大臣につながる情報をつかむ。一方で吉永祐介主任検事は、もう一つの巨大な闇“軍用機と巨額の金をめぐる疑惑”に迫ろうとするが…。知られざるロッキード事件の舞台裏を「実録ドラマ」で描く後編。
第3部は、ロッキード事件の“知られざる真実”に迫るスクープ・ドキュメント。アメリカの民間航空機の売り込みをめぐり、5億円を受け取ったとして逮捕された田中角栄元総理大臣。しかし、その熱狂の影で21億円もの金の行方や、軍用機をめぐる巨大な闇は明らかにされなかった。事件から40年、取材班は100人以上の関係者や極秘資料を新たに取材。これまで表に出ることのなかった衝撃的な事実が浮かび上がってきた…。
実録ドラマ(前編) ドキュメンタリー
実録ドラマ(後編) ドキュメンタリー
社会派ミステリー「点と線」や「眼の壁」で人気作家となった松本清張(大沢たかお)は、占領期に起きた未解決事件に着目する。白昼の銀行に現れた“謎の男”によって12人が毒殺された「帝銀事件」だ。逮捕された画家・平沢貞通(榎木孝明)は真犯人ではないとにらんだ清張は、文藝春秋編集長の田川博一(要潤)と共に独自に取材を開始。やがて警察が軍関係者を追っていた事実を突き止め、事件の底知れぬ闇へと分け入っていく―。
“占領期の闇”の奥に分け入った作家は何を見たのか!?社会派ミステリー「点と線」や「眼の壁」などヒット作を連発した松本清張は、戦後最大のミステリーともいわれる未解決事件に着目する。白昼の銀行に現れた“謎の男”により12人が毒殺された「帝銀事件」だ。逮捕された画家・平沢貞通は真犯人ではないと睨んだ清張は、警察が軍関係者を追っていた事実を突き止めるが…。巨匠の知られざる魅力や葛藤を3人の識者が読み解く。
誰も解けなかった“戦後史最大の謎”下山事件。捜査の内幕を明かす極秘資料を入手!国鉄総裁は、なぜ“怪死”したのか?巨大な闇に立ち向かった検事の壮絶な闘いをドラマ化
戦後史最大の謎「下山事件」の核心に迫る極秘資料を入手!国鉄総裁は“暗殺”されたのか?秘密工作の実態を明かす「最後の証言」。怪事件の背後でうごめく巨大な謀略とは?
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