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決意

  試験の当日、教室でいつもと違う出席番号順の席に着いた爽子は、誰にも挨拶をすることなく、千鶴やあやねとも目を合わせなかった。自分が近くにいるだけで、千鶴やあやねたちを傷つけてしまうので離れようと決めた爽子。みんなと過ごせて本当にうれしかった気持ちを思い返し、爽子の目からは、試験中にもかかわらず、ポタポタと涙がこぼれ落ちた。    そんな爽子を、試験の後待っていたのは風早だった。避けるワケを聞きたいという風早の言葉に、爽子の目には再び涙があふれる。そして爽子は、‘自分と一緒にいると風早や千鶴、あやねの株が落ちる’と思い、避けようと一度は思ったが、避けるのが辛く、そばにいたいと泣きながら明かした。    これに対し風早は、自分はそんな噂などに惑わされない、ときっぱり話す。落ち着いた爽子は、千鶴やあやねのことに関しても噂が原因でぎくしゃくしていたことを風早に相談した。風早は、相手の気持ち次第だから自分の気持ち伝えてみたら、と優しくアドバイスする。すっかり晴れやかな表情になった爽子は、風早の「がんばれ!」という声と笑顔に後押しされ、千鶴らにも自分の気持ちを話そうと思った。    一方、あやねと千鶴も、爽子のことを考えてモンモンとしていた。あやねは、爽子が冗談半分のアドバイスを生真面目に信じ、図書館にある怪談の本を読み漁っていると知る。また、千鶴は爽子からもらった手書きのテスト用要点ノートを見て、涙を流すのであった。その夜千鶴とあやねは二人で会い、もっとちゃんと爽子と話をしようと決めた。    翌朝登校した爽子は、同級生の女

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