ある日突然、庶民の男はハミルトン伯爵家の五男、リアムの体になっていた。リアムとして生活する中で、ハミルトン家は没落寸前であり、五男のリアムはいずれ家を出ることになると知る。貴族としてのしがらみのないリアムは、庶民の頃に憧れていた『魔法』を学ぶことに夢中になっていく!
魔法を使えるようになったリアムに、ハミルトン家長男のアルブレビトは、独立のための仕事としてハンターギルドを紹介する。 ギルドを訪れたリアムは、ハンターの女の子・アスナと出会い、パーティーを組んで依頼に挑むことに。 だが討伐対象は、魔法の効かないモンスターだった……!
順調に功績をあげるリアムに、危機感を抱くアルブレビト。アルブレビトは功を焦るあまり、かつてハミルトン家の先祖が封じた魔竜ラードーンの封印を解き、討伐しようとする。討伐失敗の知らせを聞いたリアムは、魔竜のいる森に急行し、惨状を目の当たりにする。再封印すべく、リアムは魔竜と対峙する……!
体に宿ったラードーンの力により、新たな魔法を覚えたリアム。リアムはラードーンに頼まれ、ラードーンの封印されていた森に向かう。森にはラードーンが保護していたピクシーたちが住んでおり、リアムはラードーンの代わりをすることに。だが、ラードーンの結界が解けた森は、もはや安全ではなく……。
復活した約束の地で、新たな村作りを進めるリアム。約束の地はジャミール王国、キスタドール王国、パルタ公国の三国と隣接しており、どの国もこの地を狙っていることを知る。ある日、ジャミール王国の使者が来て、リアムへの王女スカーレットの輿入れを提案してくる。その真意をはかりかねたリアムは……。