摩周湖の近くに広がる湿原に流れる西別川、幻の魚と呼ばれるイトウを釣りにこの地にやってきた三平は、イトウ釣りの名人、十巻という若者と出会う。彼は以前見かけたという、2メートル以上もあるイトウを求めているという。彼は入院中の恋人を元気付けるため、かつて二人で見つけた超大物の姿を追い求めているというのだが。