魚紳から朗報が届く。なんと、世界規模の釣りコンテストのジュニア部門に三平が日本代表としてエントリーされたというのだ。1年間にわたり、世界30ヶ国で行われるコンテストに参加する自分を思い浮かべ、喜び勇む三平ではあったが、年老いた一平をひとり残さなくてはならないという不安が、三平の心に次第に重くのしかかってくる。