3日間続いたクリスマスパーティーも終わり、義之たちは初音島を離れ仲間内でスキー旅行に出かけた。 メンバーは、義之、音姫、由夢、小恋、杏、茜、ななか、渉、杉並。 やがてゲレンデに到着した彼らは、初音島では見られない降り積もった雪に歓喜の声を上げる。 早速滑ろうとする義之だったが、由夢がいないことに気付き音姫に尋ねた。 なんでも彼女は、長距離の移動で疲れたため休んでいるという。そこでひとまず由夢以外の全員で、スキーを楽しむことにした。 経験者の義之と音姫は最初から華麗な滑りを見せ、初心者である雪月花の3人はななかに指導を受ける。 そして渉は転びまくり、その傍を杉並がエッジをきかせて滑り降りるのだった。
思い思いにたっぷりと滑ったあと、食事を満喫しながらスキー談義に花を咲かせる。 だが、まだ滑っていない由夢は一人会話から取り残されていた。 そこで義之は、由夢をナイトスキーへ誘おうとするも、なぜか断られてしまう。 ところがその後、風呂上がりにみんなで部屋へ集まろうとしていた際、義之はスキーウェアに着替えた由夢が外へ出て行くところを目撃。 音姫から「由夢が湯当たりした」と聞いていた義之は、体を冷ますために滑りに行ったのだと思い、彼女の後を追うことに。 そして由夢のもとへ姿を見せた彼は、一緒に滑ろうと改めて誘う。だが、由夢はその誘いを振り切り、一人で滑りはじめた。 一体、由夢が自分を何度も避ける理由は何なのか。そう考えながら再び彼女を追う義之。 だがそのとき、彼の目の前で由夢が驚くべき事態に見舞われてしまう!