ななかは男子に人気があり、告白される機会も多い。だが、彼女はなぜかいつも告白を断っていた。ある日、サッカー部で特に女子の人気が高いという林の告白を断ったななかは、翌日から彼のファンである女子たちにあらぬ噂を立てられてしまう。それは、なんと「ななかが林に思わせぶりな態度をとったにもかかわらず、自分から振った」というものだった。その昼休み、女子たちに詰め寄られ、口々に責められるななかを見かねた義之は、間に割って入り、彼女をかばう。義之のおかげでその場はなんとか収まったものの、さらに何者かの陰湿な攻撃が続いた。義之とななかが2人きりで楽しく話しているところを隠し撮りした写真が、小恋の下駄箱に入っていたのだ。どうやら彼女とななかの仲を裂こうとしているらしい。2人のことを信頼している小恋は、いたずらに動じなかったものの、ななかは「親友の小恋にまで迷惑をかけてしまった」と落ち込んでしまう。そんな彼女を励ましたのは、やはり義之だった。彼の言葉を嬉しそうに受け止めたななかは、笑顔で放課後のバンド練習に打ち込んでいく。
ところが練習時、元気を取り戻したはずのななかが、なぜかミスを連発。義之が「調子の悪いときもある」とフォローするも、彼女はミスした部分を克服するため、ひとりで自主トレをすると言って学校に残った。しかしそこで、ななかにある災難が降りかかってしまう。はたして、彼女の身に何が起きたのか……!?