今日は体育祭。義之と小恋は、そこで思い出に残るような2人きりの時間をつくりたいと考えるが、そのチャンスはなかなか訪れない。義之、小恋、杏の出場する競技・三人四脚では、3人のタイミングが合わず転倒した拍子に、義之が小恋の胸に顔を埋める体勢になってしまうハプニングが発生。また、由夢や美夏たちが出場した借り物競走では、義之が思わぬ形で巻き込まれてしまう。さらに昼食時には、義之と小恋が弁当を食べようとしているところに、いつもの仲間やななかに加え、音姫や由夢、美夏たちまでやってきて大所帯になるなど、2人きりどころかにぎやかになるばかり。
そして彼らのささやかな願いがかなわぬまま、午後の部へ突入し、いよいよ義之の出場する100m走が始まった。彼がトラックに出てスタートに備えていると、小恋がゴールで1位の旗をもって立っているのが見える。彼女の口が「がんばって」と告げているのがわかる。彼氏として、小恋にしてあげられることが少なかった不甲斐なさを返上するためにも、何としても1位を取らなければならない。はたして、義之はその思いを力に変えられるのか。そしてこの体育祭で、小恋との忘れられない思い出をつくることができるのだろうか?