ある日の放課後、音楽室で歌う少女の声に引き込まれた義之は、その様子を覗いてみた。声の主は、可憐な容姿と明るい性格から学園のアイドルと呼ばれる白河ななか。するとそこへ、ななかとバンドを組む小恋と渉が練習をしにやってきた。小恋がベース、渉がドラムを担当するという彼らの練習を見せてもらうことになった義之は、バンドにギターがいないことに気付く。聞けば先日、遅刻の多いギター担当を渉がクビにしてしまい、次のメンバーが見つからずにいるというのだ。そこで義之は、ちょうど趣味で弾いていたギターの腕を生かし、彼らのバンドを助けることに。
こうして義之は、翌日から早速練習に打ち込んだ。ある日は放課後に、音楽室で小恋たちとともに音を合わせ、ある日は深夜に、自分の部屋でひとり苦手なフレーズを繰り返し弾いてみる。そんな折、いつものように下校して家で練習に励もうとする義之に、小恋も付き合うと言ってきた。義之は彼女の申し出をありがたく受けるものの、いざ小恋を自分の部屋に入れると、照れくさく感じてしまう。そんな気持ちをごまかし、練習を始めようとした義之だったが、足をもつれさせた拍子に小恋を押し倒してしまい……!