オルフェンの裏路地を歩くライオネルとチェボルグは、広場でヴィエナ教を批判しているシャルロッテと遭遇。魔王を生み出した大魔導ソロモンを信奉し、警備隊すら退けるシャルロッテとその従者・ビャクに対し、「おいたが過ぎる」とチェボルグたちは対峙する。 一方、春告祭が行われているトルネラでベルグリフは、村長からボルドー伯への手紙を送り届けてほしいとの依頼を受け、アンジェリン達とともにボルドーの街へと向かうことに。
ヘルベチカ・サーシャ・セレンの三姉妹がいるボルドーに滞在することになったアンジェリンたち。時を同じくして、シャルロッテたちと手を組んだマルタ伯爵が、ボルドー襲撃を企てる。 墓場から大量に現れたアンデッドがボルドーの街を襲う。住民を守るため最前線で戦うアンジェリンたち冒険者パーティー。アンデッドの群れが三姉妹の籠もる屋敷にも迫る中、アンジェリンは、かつて倒した魔王にも似た黒い影と対決する。
シャルロッテとビャク、そしてマルタ伯爵が計画するボルドー家長女ヘルベチカの殺害計画。それに対し次女サーシャはマルタ伯爵の身柄を取り押さえるため、1人馬を走らせる。そこで遭遇したのは、姉を襲撃しようと目論むシャルロッテとビャクの2人だった。 暗闇の中の戦闘で苦戦を強いられるサーシャは、絶体絶命のピンチを迎える…。
ボルドー襲撃事件が決着し、アンジェリンはオルフェンへ、ベルグリフは故郷のトルネラへと戻っていく。 帰宅したアンジェリンは、「お父さんが寂しい思いをしないよう、お嫁さんを探す」と意気込み、勝手に父の花嫁探しを始め、元・高ランクの女性冒険者や、孤児院のシスターに次々と声をかけていく。 一方、トルネラでは魔獣退治に勤しむベルグリフの前に、老エルフ・グラハムが現れる。
アンジェリンはオルフェンの路地裏でシャルロッテと再会する。泣きながら許しを請うシャルロッテに対し、アンジェリンは「無抵抗のヤツを殺すのは気分が悪い」と言って矛を収めるが、そこにへルクレシア教皇庁の浄罪機関が襲いかってくる。 一方トルネラ近郊の森では、グラハムとマルグリットを追ってきたベルグリフが魔王の気配をまとった謎の子供と遭遇する。
アンジェリンの家に居候することになったシャルロッテとビャク。2人を弟妹のように思うアンジェリンは、偶然出会ったマリアに自衛のための魔法を教授してもらえるようお願いする。その帰り道、正体不明の兵士たちの襲撃を受けることに。 不意を突かれて苦戦を強いられるアンジェリンたち。その戦いはやがてギルドの冒険者も巻き込んでいく。「誰かが兵士たちを操っているのでは?」と疑うアンジェリンの前に、かつて対峙した影が現れる。
大公邸の舞踏会に向けてドレスアップされたアンジェリンに対し、エストガル大公の三男フランソワは「君のために余興を用意した」と不敵に笑う。そしていよいよ始まる式典。大公と皇太子も見守る中、フランソワは地下牢に閉じ込めていた“天蓋砕き”の異名を持つ元Sランク冒険者・カシムを式典へと連れ出す。 大義もなく対峙することになったアンジェリンとカシム。カシムは「お前ならおいらを殺せると思う」と自嘲的に笑うのだった…。