日暮里警察署の刑事である徳之助(小林稔侍)は「定年になったら日本全国駅弁めぐりの旅をする」と亡き妻との果たせなかった妻への思いから駅弁フェアに行ってはフリーライター工藤美奈子(遠藤久美子)と全国の駅弁を奪い合ってい。ある日、IT関連会社の社長が殺される。
日暮里署管内でで起きた殺人事件の被害者の会社へ行った徳之助は東北駅弁大会で「会津福福弁当」を譲ってくれた女性・沙織(鳥居かほり)と出会う。沙織と同僚に犯人らしき人物の似顔絵を見てもらうと見覚えがある顔だとわかった。南会津の名物・シンゴロウを露店で売っていた男だと調査
徳之助の後輩刑事・片桐(菅田俊)が捜査一課に身柄を拘束された。片桐の高校時代の友人が殺人事件で指名手配されている中、真相が知りたく出所したばかりの男に問いただそうとして暴力を加えた容疑らしい。友人の真実を信じ、友人たちと妻の・さやか(朝加真由美)を長年支えていた
ある日、流通グループの戸田山社長(穂積隆信)が殺される。戸田山は食品偽装問題の渦中におりマスコミは大騒ぎである。しかも発見者は徳之助の上司・安達(岡本信人)の息子・孝昭だった。徳之助は孝昭の持っていた弁当に何かを感じ、周辺を調べ始める。
ある日、有名空間デザイナーの高林(山田純大)が殺された。捜査に乗り出した徳之助は現場防犯カメラに映っていた女性を見ていた北村(小林健)が「この女性は捜査一課で探す」と言った。一方、徳之助の駅弁友達でライターの美奈子(遠藤久美子)が揉めていたという目撃情報を得て
駅弁巡りに出た徳之助は日光で、事件に遭遇する。金井稔というフリージャーナリストが崖から落ちて死んでいた。不審な死に疑問を持った徳之助の前にかって警察学校の教官をしていた大泉(平泉成)が現れる。一方、日暮里署管内でもジャーナリストの松永が殺された。
ある日、日暮里署管内で自殺とみられる遺体が発見される。遺体は矢沢といい、5年前、財務省官僚・河原(長谷川朝晴)を殺害し服役していた男である。河原の妻・千鶴(田丸麻紀)と息子の敏春は金融業界と癒着し不正を行っていた男の遺族として肩身の狭い生活をしていた。そんな折、
ある日、日暮里署管内で殺人事件が発生する。被害者は振り込め詐欺グループの一味だった。仲間割れか仕返しか、徳之助は被害者の住む箱根に向かった。一方、北村は課長の澤本(西村雅彦)から捜査二課と共同で捜査するように命じられる。二課の真野あずさ(北川弘美)の父親は警視庁の
徳之助が出署すると同僚の宮本(松尾伴内)が担当した捜査資料を北村(小林健)率いる捜査一課が持ち去ってしまった。その事件とは宮本が目撃した傷害事件・被害者・安西留美子(遊井亮子)を襲っていた犯人らしき男がナイフを落として走り去ったというものだったが、実は10年前に起きた