佐古(長塚圭史)と一緒にパリに行くべきか迷う波美(倉科カナ)。勝乃新(大東俊介)との再会も波美の心を乱す。勅使河原(益岡徹)がしばらくNYへ行くため、その欠員で多忙を極める編集部。そんな中、哲也(石黒賢)から、加代(羽田美智子)が倒れたという知らせ。折しも美波町は秋祭りシーズンで宿のきりもりをどうするか…。実家の状況が気になりつつ働く波美だったが、吉野(室井滋)のはからいにより美波町へと向かう…。
編集部の人手が益々足りなくなり佐古に届け物をすることになった勝乃新は、佐古と会話をするうちに、波美と佐古の特別な関係に気づく。一方、はまもと荘では波美と哲也らが慣れない遍路宿の仕事に大奮闘。折しも哲也は、加代が黒磯(青木伸輔)とサーフィンを楽しんでいたといううわさを耳にしてしまい…。
突然、はまもと荘に秋祭りを見に来たという佐古が訪ねて来る。佐古を案内しつつ沸きたつ祭りの模様を取材する波美は、そこにいるはずのない勝乃新の姿を見つける。勝乃進は大学院に合格し、ウミガメ館に資料をもらいに来たというのだ。はまもと荘に泊ることになった勝乃新と二人きりになる波美。「うちのこと好きなんか?」ふと口にした波美の言葉に対し、勝乃新が発した予想外の言葉。「佐古さんと一緒にパリへ行ったらええやん」!?