一年半の月日が経ち、波美(倉科カナ)は編集の仕事も覚え「今どき高校生列伝」という人気コーナーを担当。イラストレーター・佐古(長塚圭史)からのアプローチもあり、果歩(岩佐真悠子)から「仕事も恋も任せる」と言われるほどの充実ぶり。歩くだけの運動部・速歩部に興味を持った波美は、高校生の速歩大会を取材。最下位ながら頑張って完走した弥生を記事にする。
一方、はまもと荘は隣町に新しくホテルができてキャンセル続き。波美は加代(羽田美智子)から苦しい宿の実情を聞き、哲也(石黒賢)に相談するが、当の哲也はライバル黒磯(青木伸輔)がつくったサーフショップのことが気になって…。そして三平(嶋大輔)は、一平(武田航平)に内緒で隣町の娘との見合いを企てる…。そんな時、波美の部屋に赤ん坊を抱いた綾(田中こなつ)が家出してくる。
数日後、編集部に弥生の祖父が乗り込んできた。波美の書いた記事のために弥生の人生が台無しになったというのだ。懸命に取材の経緯を説明する波美だが、「発心」を書店から回収しろと要求され…。初めてのクレーム、そして編集者として初めての大きな挫折。そんな波美に、吉野(室井滋)は「読者のすべてと対話をする覚悟がなかったらあかん」と語りかける。