大学の哲学講師・萬木昭史(京本大我)に心惹かれた千田原一花(藤原さくら)。余命宣告を受けていた一花にとって、萬木は「生きる希望」となっていたのだが、萬木は突然、大学を辞め、一花の前から姿を消してしまう…悲しむ一花は萬木を探すが、連絡先すら知らず、半年の月日が経ってしまった。そんなある日、一花は偶然萬木と再会。喜ぶ一花に萬木は言った。「死ぬんだってさ、俺。くたばり損ないってやつだ」。奇しくも余命宣告をされた同じ境遇のふたりの、束の間の奇跡の物語。