大学の哲学講師・萬木昭史(京本大我)は、構内で迷っていた新入生・千田原一花(藤原さくら)と出会う。自分のために一緒に走ってくれた萬木に心惹かれた一花は、萬木の講義を毎回最前列で聞き、講師室に通い、距離を縮めていく。実は余命宣告を受けていた一花にとって、萬木の授業を聞くために大学へ通うことが「生きる希望」となっていったのだ。何気ない日常をこれまでよりもっと大事に思える…束の間の恋の物語。