ウェニアス王国王立魔法学校の劣等生セービル。入学以前の記憶を失っている彼はどこか空虚な学校生活を送っていた。そんなある日、学長のアルバスから呼び出され、“魔女狩りのある地域で、魔法の有用性を広める”という特別実習への参加を命じられるセービル。自身の目的を果たすため実習先まで“引率の先生”を引き受けた繋明の魔女ロ-・クリスタスと共に旅立つが……。
くデア・イグニス>を退けたセービルたちは旅の仲間にクドーを加えて再び実習先を目指すことに。 道中、ロスから様々なことを学び、身につけていくセービル、ホルト、クドー。 お互いに過去や素性も明かし、皆の間には少しずつ紳が芽生えていく。 さらに旅を続ける一同は大きな町に到着。 町にある大浴場で旅の汗を流すことにしたセービルとクドーの前に思いもよらない人物が現れて……!?
猛獣のような見た目の“獣堕ち”に追われる少年ライオスを助け、実習先の村に辿り着いたセービルたち。村はずれの教会で出会ったのは、両目を眼帯で覆った神父だった。神父の話によると、実習生の監督官となる魔女は既におらず、村は2年前から別の魔女に支配されていると言う。神父に引き返すように言われ、実習を諦めそうになる生徒たちだが、ロスは神父が魔女の手下であることを疑って……。