冬子(石原さとみ)に連れてこられた歌声喫茶で夏子(上原多香子)の歌を聞いた春男(岸谷五朗)は、シャトーに来ていた斉藤(伊藤正之)らに自分が作った酒種のあんパンを手渡し、夏子をよろしくと頭を深く下げる。昭和39年春。秋子(上野樹里)が志望校に合格し、夏子が東京へ旅立つ前日、岩田家ではみんなでにぎやかにすき焼きを囲む。そして、出発の朝、夏子は家族に見送られ、照子(浅野ゆう子)といっしょに東京に向かう。