天正2年(1574年)5月、兼続(妻夫木聡)は上杉家の使者の一行に加わり織田信長(吉川晃司)のいる岐阜城を訪れる。初音(長澤まさみ)の手助けで、信長に会う兼続。信長に義の精神をぶつけるが、信長は古くさい考えと一蹴、秀吉(笹野高史)に密かに兼続を殺すよう命じる。 その兼続の危機を救ったのは、のちの石田三成こと佐吉(小栗旬)だった。翌年、長篠の戦い。信長は鉄砲を導入した戦法で武田を破り、越後を脅かすように近づく。 上杉家の家臣たちは謙信(阿部寛)に出陣を促すが、戦で多くの人命を失うことを案じる謙信は動こうとしない。そんな折、お船(常盤貴子)が兼続に会いにきて、間もなく婿をとることになると告げる。ショックを受ける兼続。 一方、景勝(北村一輝)は謙信に、今の世に義の精神を貫き、越後のような清く安穏の国を作ることが上杉家の使命と強く説き、ついに謙信は信長を討つ決意を固める。そして、兼続は初陣を迎えるのだった。