“歌”と“愛”に生きた女性、エディット・ピアフ。
フランスで最も愛されている歌手の一人とも言われ、今なおその人気があせることはない。パリのベルヴィル地区という貧しい地区に生またピアフは、路上で歌い始め、やがて国民的歌手へと上り詰めたが、その生涯は波乱に満ちていた。しかしピアフはどんな時でも「愛の歌」を歌い続けた。ピアフの代表曲とも言える「ばら色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)」は、第二次世界大戦のドイツ占領下に書かれた曲。またイヴ・モンタンとの恋で生まれた曲ともいわれている。そして、世界各国語で歌詞がつけられ歌われている曲でもある。番組ではピアフと約1年間の恋人生活を送った歌手、ジョルジュ・ムスタキをはじめ、ピアフ博物館の館長などがピアフの「歌」と「恋」に対する情熱や、「ばら色の人生」が出来た背景などを語る。ゲストは女優の夏木マリ。